魔法少女まどか★マギカ 第6話 「こんなのぜったいおかしいよ」

「だから、もし魔女より悪い人間がいたら、私は闘うよ。たとえそれが……魔法少女でも」
心臓の弱い人は見てはいけないアニメ、魔法少女まどか★マギカ
杏子はほむらに「どこかで会ったか?」と尋ねていました。
やはり、まどかも杏子もほむらに会っているようで、ループ&パラレルワード説を裏付ける物になりそうです。
「あなたは関わるべきではないと散々言って聞かせたわよね」
ついにキレるほむら。それでもまどかは「ほむらちゃん、どうして……」と自分がいかに危うい行動をしているのかに気付いていません。
わたしは泣く女が嫌いなので、大人しく家に閉じこもっていろと言いたくなるのですが、中の人が悠木碧たんなので、まだ大目に見ることができています。
「彼女が何かを企んでいるのは確かだ」
誰もが「お前が言うな!」と突っ込んだであろうキュウべえの台詞。
ここに来てようやくほむらが何をしようとしているかということに気がつくキュウべえ。
ソウルジェムの汚れを吸い取るグリーフシード。
Grief Seed:悲痛の種ということで、汚れを吸い取りすぎると魔女が孵化することに。
今回の驚きのシーン。キュウべえがグリーフシードを吸収していました。
こうして汚れを吸ったグリーフシードを摂取しつづけることによって、キュウべえが魔女に……
グリーフシードを集められる魔法少女は勝ち組みたいですが、それ以外にも才能の違いがあると。
魔法少女の世界にも格差が。
杏子がプレイしていたゲーム、Dog Dog Reinforcement 犬を強化するという意味ですが、踊っていたのは女の子なので犬の訓練士なのか。
杏子に2週間後にヴァルプルギスの夜が来ると告げるほむら。未来を知っています。
それさえ倒せればこの町を出て行くと言っているので、それがほむらの戦う目的か。
さやかに杏子と話し合うことを勧めるまどか。
その気持ちは完全にすれ違っています。
守るために魔法少女としての力を使おうとするさやかと魔法少女にならない道を選んだまどかが対照的に描かれています。
そんな苦悩するまどかにアドバイスをする母。
さやかが言っていることが間違ってはいないことは認めているまどか。でも正しいと思うことをするとどんどん酷くなる……
口を突っ込むよりも、綺麗な方法ではないとしても、間違える-ずるい嘘をついたり逃げ出すことが後になって正解だとわかることがあると。
変化球をつかって、卑怯な手を使ってでも助けろということですね。
上條くんが退院したことを聞くさやか。
そのことは本人から伝えられていませんでした。
さやかの希望の拠り所なのですが、上條くんとしてはさやかに助けられたと思っていないし、むしろ弾けないのにCDを聞かせる嫌な奴と思われているところがあるので、その希望を失うことになりそうな予感が。
さやかには幸せになって欲しいという願いがあるのですが、その一方で、上條くんに彼女ができるというNTRを期待してしまっている自分が
まどかがPCに打ち込んでいたのはマザー・グースの詩。ねことヴァイオリン
diddleとfiddleで韻を踏んでいます。
猫がヴァイオリンを弾いていたら牛がジャンプして突きを飛び越え、それを見ていた子犬が笑い、お皿とスプーンが逃げたしたという内容です。
変身させないためにソウルジェムを歩道橋から投げ捨てるまどか。
そんなことをして大丈夫なのか。
さやか死亡…………
「よりによって友達を放り投げるなんてどうかしてるよ……」
ソウルジェムが本体でした。
そこから100メートル以上離れると死亡。
ただの人間の壊れやすい体で魔女と戦わせるわけにはいかない……
元の体は外付けのハードウェアにすぎないと。
本体としての魂としてコンパクトで効率のいい形、ソウルジェムが与えられていると。
契約とは魂を抜き取ってソウルジェムに代えること。
体が壊れても魔力で回復できると。
杏子もそのことを知りませんでした。
ほむらが取り返してくれたおかげで復活。
みんなが魔法少女の冷たい現実に気付かされているのに、当人であるさやかは死んでいたので記憶がありませんでした。
次回は「本当の気持ちと向き合えますか?」
さやかが苦悩することになりそうです。願いを叶えるために契約したけど……という展開になりそうです。
ブログのプロフィール欄をさやかの画像にして「さやか……君は生き延びることができるか?」と書いたのですが、その通りのドキドキな第6話でした。
さやか派としては生きた心地がしませんでした。
あれでさやかが復活しなかったらまどかも自分の手で親友を……ということで半狂乱になったと思うし、鬱ルートまっしぐらになるところでした。とりあえず“今回は”最悪の展開を回避することができました。
これで、まどかが反省して大人しく家に引きこもることになれば、ほむらもさやかも仕事がしやすくなると思うのですが、今回さやかが言っていた最悪の展開、まどかの家族に魔女の手が……ということになりそうです。
「こんなのぜったいおかしいよ」タイトルの台詞を言っている人がその回の主役みたいですね。
でも、こんなのぜったいおかしいということでやったことが完全に裏目に出ます。
考えてみればこれまでのサブタイトルにもそのことが共通しています。「もう何も怖くない」と言ったマミさんが……
問題なのはまどかがなにをおかしいと思っているかということです。
まどか:魔法少女たちが仲良く協力しあうことを望んでいます。放送前の版権絵で描かれていたような状況を望んでいます。でも、それを話し合うだけで成し遂げることができないのが現状です。策も力も無いのに現場を混乱させています。
でも、現実はグリーフシードの奪い合い。そうやってグリーフシードを手に入れていかないと魔力を回復することができなくなってしまいます。それに、今回で魔法少女になってしまったら元の普通の人間には戻れなくなってしまったことが明らかに。戦い続ける道しか残されていません。
争いをおかしいとおもっているまどかですが、その思いはこの魔法少女の背負った運命に向けられていくのではないでしょうか。
さやか:人を助けるというのがその行動理由になっています。契約も上條くんを助けることでした。
使い魔や魔女に襲われる人、すべてを助けたい。それを妨害するなら魔法少女でも容赦しないという考えです。
そのため、マミさんを助けなかったほむらを許せないでいますが、ほむらを足止めしたのはマミさんなのに。
杏子:グリーフシードハンター。魔女を狩ってアイテムをゲットすることに楽しみを。それによって膨大な魔力を使うことができています。魔法少女として最適と言われていたわけがわかります。何も考えずにハンティングしていましたが、今回キュウべえから魔法少女の真実の姿を聞いたことで考え方が変わる可能性があります。
ほむら:前回言っていたように、わたしの戦いを続けることが目的。それがすべての行動理由になっています。まどかを魔法少女にさせないためなら何でもしそうです。1話でキュウべえを攻撃していたのも契約できなくするためでした。
それを台無しにしたのがまどかでしたが。今回でもさやかのソウルジェムを投げ捨てていましたし、泣き叫んだりと完全に物事をややこしくしています。ある意味一番中学生らしい反応なのですが、ほむらを振り回してばかりです。さやかのソウルジェム回収のために相当の魔力を使ったはずだし。ほむらのまどかへの愛と忍耐力がタメされることになりそうです。
マミさん:マミさんはキュウべえに言われるがままに戦っていた感じが。素直な性格みたいだし、他の魔法少女も知らなかったので疑いを抱くこともなかったのでは。
キュウべえ:契約して魔法少女を産み出して魔女を狩ることが目的です。戦うことだけを考えているので、魔法少女になって戦闘に特化されることも当然、感謝してというスタンスです。人間の考え方感情を全く理解していないで契約して戦わせることだけを考えています。キュウべえとしては魔女を退治することが正義みたいなので、なぜ少女が悩んだりするのかがわかっていません。悪気はなく、正し事をしているだけと思っているようです。人間の心をわからないゆえのすれ違いが生じている感じです。我々とキュウべえはわかり合うことができない相手なのです。
前回でほむらが言っていた台詞
「一度魔法少女になってしまったら、もう救われる望みなんてない。あの契約はたった一つの希望と引き替えにすべてを諦めるということだから」
この言葉からするとほむらは魔法少女になることの意味を理解していることがわかります。
今回でも瞬間移動を見せていたことを考えると、ほむらが未来、または並行世界から来ていて、その世界でキュウべえから既に聞いていたはずです。
わたしはよく登場する鏡合わせのシーンから、鏡の向こう側にあるもう一つの世界、並行世界、パラレルワールド説を支持しているのですが。ほむらの能力からすると時空をジャンプすることができそうだし。
ほむらはヴァルプルギスの夜について杏子と語っていました。
これはドイツ語で「魔女の夜」という意味があります。
北欧神話にも基づいた行事で、魔女が大規模な祭りをして春の到来を待つという言い伝えがあり、かがり火を焚きます。
1話の冒頭に登場していた魔女が炎の姿をしていたので、ほむらはそれのことを言っていると思います。
1話冒頭ではほむら一人では勝てないでいました。その魔女に勝つことがほむらの戦いなのでは。
ほむら(炎、焔)ということなので、ほむらとあの炎の魔女は関係があるのかもしれません。
キュウべえの中身が赤かったことからすると、グリーフシードを体内に吸収し続けることによってキュウべえが強力な炎の魔女となり、ワルプルギスの夜が発生するという可能性があります。
勝つための条件にまどかが契約しないことがあると思うのですが、二人がかりなら勝てるかもと杏子は言っていたので、別のプランを考えるかもしれません。
今回出てきた唯一の救いは、魔法少女の本体がソウルジェムだということです。
前回、さやかが契約した時、キュウべえの触手が刺さった後、さやかから青い光が取り出されていました。それによって魂を取り去りソウルジェムに移されています。
このED絵がソウルジェムのある場所を指しているようです。
お腹のCマークがソウルジェムだったんですね。
杏子は胸の上部に。
マミさんも胸から銃を取りだしていました。
服を脱がせば、胸に何かが(左胸に星形のほくろがあるのかもしれませんw)あるのでは。脱がして確かめられないのが残念です。
なので、ソウルジェムは無事→復活の可能性があります。
でも、首の後にも体を食べていたような描写があったし
ここで落ちてきた物が何かが気になります。
ソウルジェムではなくグリーフシードに見えるのですが、この時倒した魔女のグリーフシードはほむらが回収していたし。
ED絵に登場しているので復活はあると信じることにします。
追記:
2chのまどかスレに行ってみたら、戦闘後に落ちてきたのがグリーフシード、ほむらが拾ったのがソウルジェムという情報が。確証はありませんが、画像を見るとソウルジェムに見えなくないことも。ほむらがマミさんをかくまっているのでしょうか。
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テーマ : 魔法少女まどか★マギカ
ジャンル : アニメ・コミック
こんなエグい設定よく思いつくなと感心してしまいます。それでもコミックスは売れまくりですし人の心をつかんでいるのはキャラに感情移入できやすいからなのかもしれないですね。僕は売り切れにあって買えませんでした。BDもアルバイトがあったら買いたいのですけど。これからも関西のネタばれを見ないように頑張っていきたいです。そしてまどかがどういう風に魔法少女になる決意をするかが気になります。後画像もらっていいですか?
リンク先などを巡回していると、他作品と比べている方が多いのですが、わたしの知らない作品ばかりでよくわからないのですが、その分先入観なしで楽しめている感じがします。
まどか★マギカは視聴者の心を掴むのが上手ですね。先が凄く気になるのですが、見るのが怖い気持ちも半分あります。
わたしも関西のネタバレは出来るだけ回避するようにしています。真っ白な状態で視聴したいので。感想を書くまでは2chやブログを見ないようにしています。
画像ですがご自由にどうぞ。軽くするために画質を落としてあるので綺麗ではありませんが……
うめさんがキャラデザということで、さらに一段とおもしろい!
この顔でこんなこと言っちゃうのか!
この顔にこれ言わせちゃうのか! という感じで。
いやぁやっぱり意外性に関しては、エンタテイメント関連クリエイターがものすごい勢いで
増え続ける昨今、限界があるとは思いますが、
その辺りのフォローという意味でも、うめさんの起用は正解ではないかと。
あんまりネット用語とかは使えないんですが、
ぼくの『神作品』(?)の予感は当たっていたかも知れません。
なんだかついでに言及したみたいになって申し訳ないですが、
記事は初見でも、ついでに読解に苦手意識のある人でもすんなり作品をわかることが
できるもので、なかなかいいと思いました。
初めて見に来たのに、偉そうなもの言いになっちゃいました、すいません。
これからも楽しみにしてます。
わたしはニトロはシュタゲしかプレイしていないので、シャフトとうめ先生ということで注目していたのですが、ニトロの虚淵さんのカラーが強く出ているみたいですね。
絵とシナリオのギャップが強烈な印象を与えてくれます。
ここまで面白くなること、多くの反響があるとは思っていませんでした。
記事を評価してくださりありがとうございます。
とりとめのないブログですが、またの訪問をお待ちしています。
>今回で魔法少女になってしまったら元の普通の人間には戻れなくなってしまったことが明らかに。
人間に戻れるかどうかはQBは説明していないような。
>さやかのソウルジェム回収のために相当の魔力を使ったはずだし。
ほむらの特殊能力であり魔力を消費しない可能性も。たださやかは魔法を使わず3か月分のダメージ回復だけでソウルジェムに汚れがついていたので、特殊能力でも魔力は消費するのかもしれませんね。
>この言葉からするとほむらは魔法少女になることの意味を理解していることがわかります。
>今回でも瞬間移動を見せていたことを考えると、ほむらが未来、または並行世界から来ていて、その世界でキュウべえから既に聞いていたはずです
しかしそのほむらが全てを知っていて、しかも正しいとは限らないわけで・・・。
>キュウべえが強力な炎の魔女となり、ワルプルギスの夜が発生するという可能性があります。
1話のほむらが木のようなものに捕らえられているシーンでは、QBはまどかのそばにいるので、違うような気も。
う~ん。うろ覚えなので、もう一度1話を見直す必要がありそうです。
>このED絵がソウルジェムのある場所を指しているようです。
自分には、さやか以外、光っているのは手の甲の部分に思えます。
いろいろと考察できるのがオリジナルアニメの楽しさですね。
まだ魔法少女についてもほむらについても語られてない部分が多いので、どのように明らかにされていくのかが楽しみです。
7話がどうなるのか楽しみです。
いまネタバレ回避中です