放浪息子 第11話 「放浪息子はどこまでも」Wandering son's progress

「やっぱり可愛い」
特別な男の子だった
似合っていたのに髪を切ってしまうよしの。
さおりんとよしのとの間に何かあったみたいですが、先週の放送でカットされていたエピソードなのか。
倒錯劇の練習を。
二鳥の台本よりも土居のアドリブの方が受けています。
この二人の間の微妙な距離感。
台本にダメだしする土居。
それを取り入れたら台本もいい感じに。
いつのまにかさおりんとは違うクラスになっているのか。
土居に脚本を手伝ってとお願いする二鳥。
土居のことは嫌いだけど、才能を認めて協力を求めていました。
さおりんに誘われて家に行くとそこにはドレスがたくさん。
「二鳥くんは私にとってずっと特別な男の子だったわ」
「本当に……特別な男の子……だった」
二鳥のことを男の子と認めながらも、それを過去形で話すさおりん。
よしのにも着ることを強要するさおりん。
「……似合わない」
服の上から着るとは。その残念な姿を見て笑い出すよしのとさおりん。
みんなで着せ替えすることによって元の関係に戻ることができます。
背が伸び成長してもこの関係を保てると思っている二鳥。
土居には脚本の才能が。
土居に教室に戻ることを勧められ、保健室登校から脱出です。
安那ちゃんの棚には二鳥と一緒に動物園に行った時に購入したぬいぐるみがなくなっています。
文化祭にゆくことも拒否しているし。
よしののクラスはプラネタリウム。
流れ星タイム。願いことをする時間です。
「これ以上声変わりするのを止めて下さいとか、僕のことを女の子にして下さいとか、ううん、違う。僕は……僕は……」
結局、願い事は劇が成功しますようにと。
二鳥にコンプレックスを感じていたことを伝えるマコちゃん。
「マコちゃんは可愛いよ」と二鳥。
安那ちゃんは文化祭に来ても逃げるし。
二鳥姉に合わす顔がないのか。
しかし、逃げたところで二鳥と鉢合わせ。
二人で話をすることに。
告白されたのは初めてだったとカミングアウト。
こんなに可愛いのにと驚く二鳥ですが、怖がられ距離を置かれるキャラだったと。
でも二鳥の自分の接し方が男らしかったのでそこに惚れたと。
そのイメージがあったので、二鳥の変化と行動を受け入れることができなかったと。
それでもやっぱり安那ちゃんのことが好きだと。
二鳥の声変わりに気がついていたさおりん。
二鳥は特別でそうはならないと思っていたさおりん。
でも普通の男の子であることを認めるさおりん。
これで「男の子……だった」というさおりんの言葉の意味がわかりました。
二鳥と安那ちゃんが関係を修復できたように、さおりんとよしのもお互いを認めることが。
劇の舞台に向かって歩いて行くところでEDです。
これまで効果的に使っていたブラックアウトを最終回ではEDに使ってくるとは。
放浪息子最高でした!!
青い花を年間ベスト作品に選んだくらい志村さんの作品は大好きなのですが、放浪息子は扱っているテーマがアレなので青い花を超えることはできないのではと勝手にハードルを下げていたのですが、ここまで面白いとは思っていませんでした。思春期の少年少女の微妙な心の動きと成長を見事に描いていました。繊細な描写がたまりません。実家に戻る時には放浪息子の舞台を巡ってみたいと思います。
自分の声変わりを認めることができていた二鳥。
最初の頃は少年から男になることを受け入れることができず、可愛いことを求めていた二鳥でしたが、最終回で自分が歩む道を見つけることができていたように思えます。
Progress:前進する、進歩するという意味がありますが、その可愛いが意見のゆえに迷走していた二鳥が本当の自分を見つけ前に進むことができたのではないでしょうか。
安那ちゃんに見せた男気は見事でした。安那ちゃんがついていてくれれば道を踏み外すこともなさそうです。
その二鳥の変化を受け入れるさおりん。
二鳥が変わってしまうことを知っていた。だから、ドレスを着せていました。
いつも見ていた二鳥だからこそ、その少年から男への変化を見逃すことはありませんでした。
「特別な男の子」という言葉には、このまま変化しないように見える男の子ということに加えて、自分にとって特別な人という意味もこめられていると思うのですが、自分の中での二鳥に対する気持ちにもケリをつけていたように感じます。
とにかく毎回見所満載でした。
終盤の部分なんて2話でやってしまうのがもったいないぐらいです。文化祭を二つやるなら2クールでやって欲しかったのですが、青い花が売れなかったのでそこまでの冒険はできなかったか。
原作ファンによると小学生編が最高みたいなので、こちらも映像化して欲しいです。
今期は放浪息子とまどっちという年間ベストクラスの作品が二つもあったので良いシーズンでした。
素晴らしい作品を見せてくれたスタッフ、キャストの皆さんに心からお礼申し上げます。
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先週告白されたことが原因かと思いますが。
先週の告白のことはすっかり忘れていました。
そういう女の子らしいところもあったんですね。
フラクタルの方ではただでさえ少ない11話という話数でたくさんのイベントと登場人物を出そうとして色々無くしたダイジェストアニメとなってしまったように思いました。脚本を書くのにも苦心したのではないかと思います。
岡田磨里さんは来季はGOSIK継続に花咲くいろはにあの花のオリジナル二作品です。いろはは二クールですしあの花はコンパクトな感じになりそうですから大丈夫と信じています。
そういえば青い花にも劇がありましたね。ロミジュリでしたっけ。
さすがに2話をダイジェストでまとめるのには無理があった感じです。
あの1話でもの凄く季節が流れていたし。
フラクタルは切ってからはその後を見ていません。
続けてみればまた見方が変わってくるとは思うのですが。
いろはは2クールなのですか。
PA初の2クールということで気合いが入っていますね。初のオリジナルだし。
応援している制作会社なので成功させて欲しいです。