アニメ とらドラ 第22話 「君のいる景色」 感想


雪山での衝撃の告白を思い出し,授業中に「大河あああああっっ!!」と絶叫する竜児。
ドリーム&クライ。でも周りは優しいです。でもみのりんはそれを見て複雑な表情。
竜児を心配する北村に,「大河を助けに降りたのはお前だったということにしておいてくれ」
大河は北村が助けに来たと思っているので,口裏を合わせます。
そして,気を失っていて何も言っていないと。あの告白はしていないことにしようと。
竜児を心配して帰りに寄ったラーメン屋ではみのりんがバイトを。
やっちゃんはお金のことは心配いらないから進学しろと。何とかなると楽観的です。
みのりんから大河の母情報が。母とは仲が良いようです。
みのりんは統合されたソフト部の部長に。部活にバイトと忙しい生活です。
しかし,「中途半端にしたくないから頑張る。だってそれは見えているものだから」
そこに通りかかる亜美ですが,みのりんが挨拶をしてもスルーです。
「近づかないで,バカがうつる」。「いいんじゃない,子供がいないところでお父さんが何をしていようと」
竜児とみのりんと大河を家族に例えています。
この辺の会話は原作にはなかった気がするのですが・・・
指定席にいる亜美。
そこにやってきたみのりん。亜美は竜児が来ることを期待していました。
みのりんはそこの隙間には幽霊が出ると。
そこで語られるみのりんの幽霊の話。
「幽霊にだって人格はある。この人には見えて欲しい,理解して欲しいという人の前にしか現われない」。「わたしにも幽霊が見えた気がした。・・・けど,見えないものに憧れて,気をとられて,見えているものを見失うのは嫌だから,だから・・・」
しかし,亜美は話を最後まで聞かず立ち去ります。
「わたしが最後までちゃんと見届けて,余計なことして引っ掻き回さなければ,全部うまくいっていたとでも言いたいわけ」
立ち去る亜美の背中にみのりんは
「わたしはもう迷わない,見えるものだけに突進してゆく」
見えないもの,幽霊に例えていた好きな人のことではなく,バイトや部活といった見えるものに没頭して竜児のことを忘れようとしている,みのりんの悲壮な決意が伝わってきます。
亜美は「・・・うっせぇ」。みのりんとは考え方が噛み合いません。
この亜美とみのりんの会話もオリジナルでは。
ここでアイキャッチ。
亜美が傍観者の位置に。
やっちゃんに呼び出される竜児。竜児は進学しないことを決めています。
家に帰るとやっちゃんからのメッセージが。新しいバイトです。
竜児の進学が何とかなると言っていた理由がこれでした。
竜児はヘアピンをしまいこみます。
「好きだという気持ちは恥ではない」。「でも言えねえ。俺を好きだった奴にそんなことを」
苦悩している竜児の家のドアを叩く音が。
ドアを開けると大河が。
「大河あああ,今までどこにいたんだ」動揺した竜児,大河の首を絞めます。ついに人を殺めてしまうのか。
この大河の登場シーンも原作とは違います。
原作ではラーメン屋からの帰り,大河の家を見上げる竜児に大河が後ろからマフラーを引っ張って首を絞めるのですが・・・
デレる竜児。
そこに迫る大河。ではなく,ママと仲良くしていたのでした。
鍵を忘れたから窓を伝わって家に帰るという大河を竜児は必死に引き止めます。
大河が家にいる景色を守りたいという自分の気持ちに気がつきます。
そして帰り際,箱の中にあるヘアピンを見つけます。
「みのりんの本当の気持ちは聞けた?」「わたしが騒ぎをおこしたせいでそんな話ができなかった?」
「大丈夫,大丈夫だよ。きっと竜児とみのりんはうまくゆくから」
大河は雪山で探してくれたことに感謝を述べます。
気を失っていたんだろという竜児に
「でも,夢は見ていた気がする。北村君がわたしをおんぶしてくれていて,わたしは夢うつつにバカみたいなことをぼろぼろ喋っているの」
「・・・それは,夢・・・だよね」
竜児はあの告白をなかったことにしたいのかと思い
「夢だよ」と答えます。
「北村がお前を背負って上ってきたことは本当のことだ。でも何も言っていない,お前はずっと気を失っている状態だったと聞いた」
「ほんとに!なら,良かった。一瞬,あれ現実かと思ってあせっちゃった」
「大河,お前は本当に・・・ドジだよな」
これは家に帰るさいに着地に失敗したことだけではなく,告白をしてしまったこと,そしてそのことを竜児は知っているのに,それに気づかないことをさしているのではないでしょうか。
今回は原作とはだいぶ違う構成になっていました。
Aパートではみのりんの決意と,悩める亜美が,Bパートでは大河に対する竜児の気持ちと大河との再会が中心に。
こうしてみると亜美とみのりん。大河と竜児の気持ちのすれ違いが目立っていました。
9巻のメインとなる進路の問題,そしてやっちゃんの決意は今回はあまり強調されていませんでした。
次回はどうなるのでしょうか。
予告では春田はスピンオフのお姉さんらしき人と一緒にいるし。
見所は夕暮れの中の亜美との会話ですね。
そしてツインテール大河!!原作のイラストとは違う髪形にしてくれています。
9巻エンドまで進むのでしょうか。
- 関連記事
-
- アニメ とらドラ 第25話(最終回) 「とらドラ!」 感想 (2009/03/26)
- アニメ とらドラ 第24話 「告白」 感想 (2009/03/19)
- アニメ とらドラ 第23話 「進むべき道」 感想 (2009/03/12)
- アニメ とらドラ 第22話 「君のいる景色」 感想 (2009/03/05)
- アニメ とらドラ 第21話 「どうしたって」 感想 (2009/02/26)
- アニメ とらドラ 第20話 「ずっと,このまま」 感想 (2009/02/19)
- アニメ とらドラ 第19話 「聖夜祭」 感想 (2009/02/12)
- アニメ とらドラ 第18話 「もみの木の下で」 感想 (2009/02/05)
- アニメとらドラはどのようなエンドに・・・ (2009/01/29)
- アニメ とらドラ 第17話 「クリスマスに水星は逆行する」 感想 (2009/01/29)
- アニメ とらドラ 第16話 「踏み出す一歩」 感想 (2009/01/23)
- とらドラは原作6巻,アニメ16話でギャルゲでいう共通ルートが終了するのでは (2009/01/16)
- アニメ とらドラ 第15話 「星は,遠く」 感想 (2009/01/15)
- アニメ とらドラ 第14話 「しあわせの手乗りタイガー」 感想 (2009/01/08)
- アニメ とらドラ 第13話 「大橋高校文化祭【後編】」 感想 (2008/12/25)
15発も往復ビンタしましたね!
音だけなら、こう聴こえますね。
・シャナが往復ビンタ。
しかし、この娘なら何をするのでしょうか?
(女の子:高級衣類にキズを付けてくれたわね!)
失礼します。
原作だとまず大河が竜児の首を絞めていました。
強気で暴力的な女の子を演じさせたら,釘宮さんは上手ですね。
来週には助けたのが誰なのか真相に気がつくと思うのですが,その時の大河の表情が楽しみです。