「花咲くいろは」 の企画成立までの道のり

P.A.WORKSの創立者である堀川さんがブログの中で書いていたものです。
・地方都市の小さな宅配企業で働くヒロインが、宅配用特殊小型飛行機に乗って、誰かのために色んなモノを運ぶ話にしたい。
・毎回アクションシーンの見せ場が欲しい。厳寒吹雪の黒部ダムにモノを届けたり、 訳あり弁当を届けたり、日本海上空で小松基地の戦闘機に助けられたり。
・提案した各話のテーマは全部P.A.の制作現場で見てきたこと、感じたこと。
・ヒロインは腰かけのつもりで始めた宅配の仕事だけれど、その中に見つけるものがある。やりたい仕事と人から喜ばれる仕事。
・描いて欲しいのは、働くことを通して未来と向き合う前向きなヒロインと、周りのスタッフとのチームワーク。
・深夜に見終わった後、『明日も頑張ろう』って気分になる作品。
これらの点をシリーズ構成を担当する岡田麿里さんに聞いてもらったところ次のようなものになったわけです。

「舞台を温泉旅館に変えたいんですけど」
「!!」
岡田麿里さんが得意とするフィールドで活き活きと描かれた方が、結果的には魅力的なヒロインになるに違いありません。
「僕のやりたいテーマは全部入れられますか?」
「入ります」
「じゃ、温泉旅館で」
ヒロインが運ぶものはお膳になり、握るのは操縦桿から雑巾になりました。
ということです。
最初のアイデアから温泉旅館ものになるという発想が凄いです。
ちなみに岡田さんは、ローゼン・メイデンの水銀燈の有名な台詞「乳酸菌摂ってるぅ?」を発案した人です。true tears、とらドラ!おとめ妖怪ざくろと私の大好きな作品のシリーズ構成をされているので、いろはも超期待です。
■ 花咲く舞台袖・Q&Aその② | P.A.WORKS Blog
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