輪るピングドラム 第2話 「危険な生存戦略」
輪るピングドラムとリンゴの関係

輪るピングドラムではOPにリンゴが登場し、物語のモチーフになっている感じがします。リンゴが廻っていました。
アップル社は社名にリンゴが使われていますし、Macintoshもリンゴの品種であるMcIntoshからとられています。

これがMcIntoshですが、OPのリンゴと似ている感じがします。


2話ではPCが登場していましたが、これはMacなのか。
リンゴは様々な伝説、神話に登場します。

白雪姫:毒入りリンゴによって死亡します。それを吐き出すことによって蘇生。リンゴが死と蘇生を表しています。
寝ている陽鞠が冒頭に登場していました。1話で病気によって死亡しましたし、本来なら死ぬ病気でした。

しかし、蘇生する陽鞠。
北欧神話に登場する女神イズン:神話ではイズンが摘むリンゴによって永遠の若さを保つことができていました。不死の象徴としてリンゴが用いられていて、今の陽鞠の状況と似ています。

どちらが陽鞠にとっての眠りから起こす王子様になるのか。

ギリシア神話のアタランテー:アタランテーとの競争に勝ったものが結婚できることになったのですが、足が速いアタランテーに勝つために、リンゴを落として気を逸らし勝利します。
OPでは落とされるリンゴが登場していました。


神話、伝説とは関係ありませんが、OPに登場するこのマークは丸ノ内線のマークに似ています。これもリンゴ表しているように見えます。

95の数字と丸ノ内線というと、歴史的な事件になっている1995年の地下鉄サリン事件を思い起こさせます。
黒いペンギンが広がってゆく演出が悪い事件を暗示しているように見えます。

旧約聖書:禁断の木の実がリンゴであると言われています(実際には違うみたいですが)。堕落と誘惑の象徴としてリンゴが。
2話で犯罪的な行為をしている堕落したヒロインが。禁断の木の実を食べたのも女性だったし。

宮沢賢治:作品にリンゴが登場。1話で語られていた銀河鉄道の夜でも登場。家の前で少年たちが話していました。リンゴが賢治ににとって宇宙と異次元を象徴しています。


NY:ニューヨークはビッグ・アップルと呼ばれて。
燃える炎のイメージで眠らない大都会を象徴しています。(リンゴが楽しいことの象徴であり、楽しい時を過ごせる街ということからという説も)
大都市として池袋が登場していますし。学校があるのも新宿です。
その他としては、ギリシア神話のトロイア戦争は女神たちによるリンゴの奪い合いで発生しています(リンゴを一番美しい人が手にすることになったので)。バトル展開が今後あるかもしれません。
さらには、サイダーの語源もシードル(リンゴ酒)から取られているということです。2話ではコーラーが登場していましたが、サイダーは登場するのか。