2016 NFL Draft

久しぶりのブログ更新です……
今年もNFLドラフトの時期が来ました。
今年はドラフト前に大きな動きがあり,当日も波乱の楽しいドラフトでした。
都合により最初の3人と24位以降しかリアルタイム映像で見れなかったので,今年は詳しくリポートすることはできません。
今年のドラフトですが豊作です。
QBとWRは不作ですが,全体的に充実しています。DLはハイレベルです。
1巡半ばから3巡ぐらいまでの選手がレベル高いので効果的な補強がしやすいです。
今年の話題をさらったのは,LAに移転するRamsが15位から全体1位に大きくトレードアップしたこと。
これによりLAが全体1位でQBを指名することが確実になります。
今年の1巡レベルのQBはNDSUのウェンツとCALのゴフです。
ウェンツはFCSですがフィジカルが強いし,走りながら正確に投げることができます。
若干判断が遅いのでNFLではディフェンスを読むのに最初は苦労しそうですが,伸び代があります。
ゴフはパスのタッチ,コントロールが優れています。クイックリリースです。
すぐに先発できるだけのパス能力を持っていますが,細いのでフィジカル面に不安があります。
将来性を考えるとウェンツですが,地元カリフォルニアで1年目から活躍が見込めるゴフを取るのか意見が分かれていました。
前評判的にはウェンツの方が評価が上ですし,システム的にもマッチしています。
そこにPHIが全体2位にトレードアップしてきて,この2人のQBが最初に消えることが確定します。
この動きですが,LAは最初はウェンツ指名予定だったはずです。ゴフ狙いなら全体1位までアップする必要がありません。
恐らく移籍1年目の話題作りとファンをつかむためにゴフを指名しろという動きになったのでは。
それをPHIを知り,ウェンツを取るために全体2位まで上げてきたことが考えられます。
PHIとしてはブラッドフォードがいるのでウェンツを育成することもできます。
もしLAがウェンツを取ったとしても,システム的にはゴフ向けのオフェンスをしていたので十分に対応できます。
全体1,2位でQBが指名されるという結果になりましたが,実力的にはそこまでのレベルでは無いです。
1巡中位ぐらいが妥当です。しかし,ニーズのためまず消えることになりました。
チームの命運をかけたこの指名がどうなるかに注目です。
そしてDENですが,狙っていたパクストン・リンチの指名に成功します!
フィジカルが強く強肩でサイズがあり,結果を出す勝負強さもあります。
しかし,スプレッドオフェンスだったのでプロスタイルになれるには時間がかかりそうなので,1巡下位から2巡の評価でした。
それでも,QB2人が早い段階で消えるため,QBニーズによって早ければ7位のSF,遅くても20位のNYJで指名されると言われていました。
ところが,NYJもスルーします。それで31位から26位にトレードアップしての指名に成功します。
NYJ以降QBニーズのチームはないので31位まで残る可能性もありましたが,2巡からアップして取りに来る可能性があること,素材型なので将来のために指名してくることも考えられました。
最初から31位では取れないと覚悟していたので,ドラフト開始からずっとトレード交渉を掛けていたのではないでしょうか。
トレードアップのために3巡を出しましたが,他のチームのQBをトレード獲得するにもそれくらいの代償が必要だったので,ドラフトで安く取れたのは大きいです。
サンチェスがいるので1,2年育成することができます。
タイプ的にはオズワイラーに似ていますが,オズよりもアームが強く,将来性が高いです。上手に育成することを期待しています。
http://www.nfl.com/draft/2016/tracker/by-round
追記では1巡の指名結果を見ながらの感想を:
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