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トロステに竹宮ゆゆこさんが!!

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「この駄猫!」
死亡フラグでデビューって? 今週の『トロステ』で竹宮ゆゆこ先生が語る!! - 電撃オンライン
どこでもいっしょ.com|週刊トロ・ステーション
トロステで竹宮ゆゆこ先生(以下ゆゆこ 敬称略です)がインタビューを受けるということなので,ゆゆこファンのわたしはとっても楽しみにしていました。
田村くんを読んで衝撃を受け(読んですぐに続きを買いに行った最初のラノベです),とらドラ!にはまり,ブログをはじめたきっかけもアニメとらドラ!について書きたかったからでした。

インタビューでは,デビューの経緯,小説ができるまで,小説家を目指す人にアドバイスが。
ラノベを書きたいと思っている人,ラノベが好きな人にとって作者と編集から興味深いことが語られています。

感想と内容は追記で。



とらドラ!についてクロが熱く語っています。
「ライトノベルの中でもラブコメ度は,超弩級!」
「そして,オレっちにとってとらドラ!は……まさに青春!」
……基本的にはラブコメだけど,感情が高まるシーンは涙なしでは読めないと。クリスマスの巻を読んだ後の二週間はせつなすぎて茫然自失だったと。わかります。

そしてついに,ゆゆこ降臨!!
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これには吹きましたw てっきりたらこで登場だと思っていました。

インタビューですが,まずは小説家にいなったきっかけを。
「高校の卒業アルバムに国語の先生が,文学賞を取りなさいって書いてくれたんです」
大好きな国語の先生からの言葉だったので目指してみようかと。

最初はゲーム関係の仕事に就いていたんだよねとクロが。そのことを知っているクロって……
「新人賞に応募したんですけど,なかなかうまくいかなくて……」
それでシナリオを書くことに。
「このゲームが終わったら,小説の賞に応募するんだ……」って死亡フラグ的なことを言っていたら,たまたまメディアワークスのゲーム担当者の耳に入って,編集の湯浅さんを紹介してもらったと。フラグが立ちました!!

編集の湯浅さんいわく,最初はとらドラ!のようなテイストではなかったので,ファーストインパクトは普通だったと。こういうケースはレアなので,電撃小説大賞に応募しろと。

続いて新作の始まり方。
プロットが面白くないと先に進まないと。
とらドラ!は編集主導でスタートしたと。
田村くんがラブコメでうまくいったので,そのテイストを維持しつつ,長く続けられる作品にしましょうともちかけたと。それでゆゆこがプロットを書いたと。
あらすじはA4一枚で,それを編集に見せ,いいんじゃないということでスタートです。
ゆゆこのプロットにはあらすじだけでなく,人物の台詞も混じっていて,キャラの人となりが読んでいてよくわかり楽しいと。

次は小説ができるまでどれくらい。
プロットが決まるまでに1ヶ月,初稿を書き上げるのに1ヶ月,そこから修正して1ヶ月という感じだと。これが電撃作家の標準だと。早い人は毎月刊行……
プロットは頭の中で組み立て,机に向かうと言うよりも四六時中考えていると。
執筆に入ると一日3-4時間机に向かって,締切が近くなると……本当の地獄が始まると。
打ち合わせ回死から書店に並ぶまでは半年ぐらいだと。

イラストの話が。
誰をイラストにするかですが……
「作家さんに希望を聞いたりはしますけど,やはり市場に求められるものも考慮しますので,最終的には編集者の判断になります」

ヤス先生について。
田村くんが惜しまれつつ終わったので,とらドラも同じコンビで行こうと早い段階で決めていたと。
絵のことは考えずに書いていると。
一般的には編集者が挿絵の一を決めていると。
とらドラはゆゆこに聞かずに決めたと。
口絵に関してはゆゆこがキャラの服やシチュをお願いしていると。あのクリスマスのアレはゆゆこの趣味だったのか……

小説家を目指す人に対するアドバイスが。
ゆゆこ:「やっぱり,原稿を他人に見せられる形に仕上げておくことですね。それで新人賞に出しても良いし,なんかの縁があって,編集の方に見せてって言われたとき,見せる作品があるとないとじゃ大違いですからね」
「とにかく,完結している自分の作品が手元にないと何も始まらないので,思い立ったら,まず書いて,そして完結させてください」
編集:「小説は自分が知っていること以外も,書かなければいけないので,いろいろ経験して,そのあたりをカバーしたり,あるいは徹底的に調べてみたり,妄想力がたくましければ,それで書いてみたりと,とにかく,自分なりのスタイルを見つけることですね」
「それと,その人なりの強味というのが,最終的に必要となってくるので,コメディが巧いとか,ミステリーのように先が気になるような構成を組めるとか,そういう強みを持てるように意識してもらえたら良いかと思います」

最後に今後の話。
ゆゆこ:「新作は2010年に,バリバリ頑張って出したいと思っています」新作宣言がきました。
湯浅さんは電撃大賞の担当をしているので応募してくださいと。
ということで応募する人へのエールが。
ゆゆこ:「よくありがちなのは,最初だけ書いて,ほうり投げちゃんですね。そこは頑張ってちゃんと終わりまで書いてください」
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クロが出だしだけを書いたという小説……どこから突っ込んだらいいのか
「小説家を目指す人は,世に出るかわからない作品を書くことになりますけど,でもそれはデビューした後の作業と,何ら変わらないものなんですよね。だからお金をもらっているとか,いないとか,そういうのは関係なくて,書いている時点で誰もが作家だとわたしは思うのでいつかなるじゃなくて書いているわたしは作家という気持ちで最後まで書き終えて欲しいです!」

ということで大変興味深い内容でした。
ゆゆこはスニーカー大賞で最終選考に残っていたのを見た記憶がありますが,デビューのきっかけは編集者との出会いだったんですね。
とにかく大事なのは,作品を最後まで書くことです。
わたしも書き出したものは何作かあるのですが,完結させたものはないので,クロのようにギクッでした。
まずは書き終える。そうしないと何も始まりません。

番外編ではとらドラ!について。作品の紹介です。
とらドラ!を知らない人向けの説明……なのか。

未収録インタビューも。
ゆゆこのデビュー秘話が。
田村くんの最初のプロットはSF系の切ない話だったと!!
電撃HP増刊の「切ない話特集」に出すために,現代物,ラブコメに生まれ変わった。

とらドラ!こぼれ話。
大河は原稿を書き始めてから出てきたと!
プロットの最終稿ではヒロインの名が「ちはや」だったとwww
ここで,たしかに偽乳パッドが似合いそうな響きだけど……とクロが。アイマスネタですねw
ストーリーはプロット通りで手乗りタイガーみたいなスパイスの部分が原稿になってプラスされてきたと。

シリーズ何巻とか,いつ頃決めるの?
「1巻めが調子よいかどうかで,その後早くたたもうとか,どんどん行こうかとかわかれる感じですね」
☆1巻目が勝負です。
「ある程度売り上げが安定してくると,物語次第で,全何巻という風に決めていけます」
とらドラは全10巻ということを4巻目を書いているときに具体的に計算したと。
終わるなら2年生の終わりか卒業かどっちかだなって思っていたと。
当時,アニメ化の話を頂いたと。
それで何巻まで続けるかの話をしたと。

リテイクの話。
6巻が大きく修正されたというのは,有名な話です。
新キャラが効果的じゃなかったので外すことに。
ちょうど喫茶店で焼きたてのパンを食べようとしたときにリテイクの電話がかかってきたと……

編集さんの意見でキャラが変わる?
「もちろんプロットの段階でそういう話はします。思い切ってこのキャラ女の子にしちゃおうよ,とか。この娘おとなしいから,もっとツンデレとか,派手な感じに……とかですね」
とらドラでは狩野さくらに対して,もっとエロく……無防備エロにしようって,編集の方から提案したと。GJです。
田村くんを眼鏡キャラにしようとしたら,「眼鏡はやめようよ」って言われたと。
眼鏡はメインキャラには相応しくないというのが編集さんの一貫した意見です。

ということで終了です。
作家と編集の関係が語られていました。
市場に出す以上,編集さんのアドバイスは大きな意味を持っています。
どんな感じでラノベが書かれていくのかがわかりました。

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クロ待望の大河とのツーショットです。

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2010-01-16 20:15 : Book : コメント : 0 : トラックバック : 0
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