Junk Head な奴らソ・ラ・ノ・ヲ・ト　第6話　「彼方ノ休日・髪結イ」

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト　第6話　「彼方ノ休日・髪結イ」

「本日の1121小隊，終了!!」
なんという裏稼業。町の平和を脅かすモノは始末する

カナタが初めてのお給料をもらって町に繰り出す話と小隊の裏の顔が描かれる話なのですが，Aパートを小隊視線，Bパートをカナタ視線で描いていて，最後にシンクロさせるという手法を使っています。

町には市が立ち，怪しげな男たちの姿も。

小隊は最初の一月は研修ということでただ働きでした。ブラック企業です。
でもこの世界の軍では当たり前で，給料が遅れることが普通だと。こんなんで戦えるのでしょうか。

1121小隊は秘密の副業があるので給料を払うことができています。

イルカ屋さんの前にはガラスにへばりつくカナタと，怪しい黒服の男たちが。

上の家はどうやって地下室みたいなものを造ったのでしょうか。
そして，下の家の中では取引が。
裏家業の密売の品を丸ごと奪おうとする悪党に銃弾の嵐が！

「撃っていいのは撃たれる覚悟がある者だけだ！」
その現場を見ていた怪しげな男を脅します。
今回は小林ゆうさんが輝いていましたwノリノリですw

悪党は逃がさないぜ。
とばかりに車の上に岩が振ってきます。
車の中には市で買ったモノがたくさん積まれていましたが，それを残して逃げて行きます。

銃の乱射は悪党を追い出すための演技でした。
中央のマフィアに進出されないために，地元のマフィアと手を組んで一芝居うったわけです。

裏家業でつくっていたのは「カルヴァドス」
フランスのノルマンディー地方で造られるリンゴのブランディーです。
ノルマンディーもモデルになっているのか。

Bパートでは市場にでかけるカナタの場面からスタート。

この町の服のセンスが酷い件について。

イルカは10円25銭。イルカは人間も食べちゃう悪い動物でした。
真剣に悩んでいるカナタにぶつかってくる怪しげな男たち。
裏家業の取引のことをかぎつけて町にやってきています。

Bパートの主役はミシオです。
市場で箱を探しています。お母さんの形見でした。

屋根の上で発砲の音に驚き落ちそうになるミシオ。
銃の音も爆竹でした。
それを助けたのはカナタでした。
この時に岩が崩れ，車を下敷きに。

車を150円で弁償しようとするカナタ。
イルカさん14匹分です。
でもGJと褒められます。
車にはお母さんの形見の箱が残されていました。

箱は箱根の名産の寄せ木細工ですね。
わたしも持っていました。いつ死んでもいいように大事なモノをこの中にしまっておこうかな。

箱の中には髪飾りが。
ミシオのお母さんは病気で髪を結ってあげることができなくなっていました。
それでこれからはミシオのことを一番大事にしてくれる人に結ってもらいなさいと……
「ユミナが結って」
それで髪の毛をきちんとすることに抵抗があったわけですね。最初にユミナが髪を触ろうとしたとき「絶対ダメ」と嫌がっていました。

教会では子供に名前を付けていました。
美穂という漢字の名前が。
それぞれのキャラに漢字名がついているのはこういう仕組みだからなのか。

小隊に戻るとお風呂上がりのリオさんが。
わたしに髪を拭かせてくださいとカナタ。
ユミナとミシオのエピソードを見たからですね。

ユミナとリオは孤児院と小隊それぞれで親的なポジションに。
ミシオの髪飾りとリオのネックレスの鈴は形が似ています。これも形見なのか。

今日のソラノヲトは爆竹でした……ラッパさんの出番は無しです。

色んなことがありましたが，それでもそれぞれにとって素敵な一日でした。

2つの視点から物語をという手法はアイデア的には面白いのです。
小隊の裏の資金源からこの国の軍隊がどのような状態にあるのかがわかります。
ミシオのお母さんの病気のことは伏線なのか。
「見えない死神」とは細菌兵器とか古代から蘇った超兵器なのか。リオの母親もこれのせいで……
演出とか技法とかやっていることは面白いのですが，それがわかりにくいというのが相変わらずの問題点です。

ちなみに逆視点から描くという点で一番印象に残っている作品はtrue tearsの5話です。あの比呂美アングルには痺れました。

■ ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
次回は「蝉時雨・精霊流シ」
お洗濯とお彼岸の話なのか。
大きな動きもなまま6話まできましたが，次回も日常系の話みたいです。