Junk Head な奴らアニメかんなぎ第8話「迷走嵐が丘」感想

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アニメかんなぎ第8話「迷走嵐が丘」感想

今回は大鉄のターンでした。妄想全開です。

大鉄は鍵を忘れ家に入れず，鍵の開いているところを探していたら通報されてしまいます。
それで雨の中，仁の家に転がり込みます。
仁は着替える大鉄の背中を見てそのたくましさに憧れます。

仁の服は着れないので，お父さんの服を探すことに。
ナギは探すのを手伝いますが，あたっています。「･･･あててんのよ」というやつですか。

大鉄はその二人の姿を見て妄想します。

本当の姉弟なのか，一人の女と見ているのでは，これは禁断の恋･･･
妄想の中で二人は結ばれます。リアルで姉属性なのです。
妄想シーンが長いですね。ここまでやってくれるとは。内容がエロいです。

大鉄は仁にナギが本当の姉なのかと詰問します。
仁は少しずつボロを出します。
そこにナギが乱入し作戦会議です。見事な飛び蹴りでした。

大鉄はその内容を聞いてしまいます。
姉というのは嘘で，ナギはこの家を利用している。
つまり仁は悪い女に金を巻き上げられていると妄想します。

仁を心配する大鉄はナギに不審の目を向け，仁を守ることを決意します。

その誤解を解くためにとった作戦がこれです。
いかにも姉弟らしい家族団らんシーンを演出したつもりだったのでした。
仁の頬についたご飯粒をとってあげるのですが，完全にずれています。
当然逆効果でした。TVアニメを見たとおりの作戦だったのです。どんなアニメを見ているのでしょうか。

大鉄は怪しみながらも男女の仲に口を出すのはと自重し，話題をかえてこれを見せます。

すっかり忘れていましたが，1話で仁が造った木彫り像の下書きでした。
ナギは自分の正体がばれていると思い込み，自分が木の精霊であると白状しますが，大鉄はナギがモデルだったんだと解釈します。
大鉄は仁が子供の頃に会った木の精霊を作品にしたいというので，御神木をくすねてきたのでした。

それを聞いてナギは激怒します。
素晴らしいパンチです。鼻フックです。

夜中に大鉄はナギの悪夢にうなされ目が覚めます。停電をたたりと勘違いし，謝罪するために神社に向かいます。
ナギも家にいません。

大鉄が神社に行くと，そこに雷とともにナギにそっくりの姿をしたものが現われます。
これはナギのお母さんというか上位神にあたる人がナギの体を借りているのでしょうか。
1話で仁が会ったのもこの人というかこの神なのでしょうか。

ナギは前に夜の記憶がありません。どうやら昨日の夜に現われたのはナギとは別人格のようです。

次の日，学校で大鉄は仁に「お前の口から聞かせてくれ」と迫ります。
仁は「ごめん大鉄，俺はこたえられない」。「まて俺はお前のことが」。
それを聞いた部長はBL展開だと思い込み，目が輝きます。
大鉄が仁の家に泊まったことをつぐみから聞くとさらに妄想を膨らませます。

真相を聞こうとクラスに行くとナギと大鉄が対峙しています。

「仁はお前には渡さん!!」。「あなたのような男は神が許しません!!」

ED絵は絶叫でした。
漫画版のとらドラの絵を書いている人ですね。漫画版は竜児が男前すぎます。

今回はほとんどが妄想で成り立っていました。
大鉄の妄想と終盤には部長の妄想が。
そのシーンが面白かったです。
神社のシーンでナギや神様に関する謎の部分が扱われていました。
今後のストーリーの鍵となりそうです。
つぐみの出番はほんの少し，ざんげちゃんは出番なしの回でした。
来週は「恥ずかしい学園コメディ」なのでこの二人と美術部メンバーの出番が増えそうです。
前2話がラブコメ回でしたが，今回は少しストーリーが進みました。

タイトルに嵐が丘とありましたが，大鉄が泊まった日が嵐だったのと，エミリー･ブロンテの嵐が丘も関係しているのではないでしょうか。
読んだのはだいぶ前なのですが，主人公は嵐が丘の主人に拾われて嵐が丘で生活するようになります。そしてその家の娘と恋に落ち，愛憎いりまみれる物語が始まるのですが，かんなぎでは転がり込むのはヒロインの側ですが，大鉄は二人の間に激しい愛のドラマが生まれると勘違いしていました。
重苦しいストーリーと台詞回しが多いですが，文章の迫力とそこに込められた想いがすごかったのを記憶しています。