とらドラ10話の原作との比較&アニメでの演出やみのりんのネタなどを解説
とらドラ10話「花火」が素晴らしかったので帰宅後もう一度見直しています。
原作との相違点などをまとめてみます。(画像つきの10話の感想)
まず冒頭のシーンです。
朝,眠れなかった大河と竜児のところに北村がやってきて悪巧みを見抜きます。
原作ではこのシーンは先回の夜中にカレーを食べているときのものです。
夜中にみのりんを明日どう怖がらせるか作戦を立てているときに北村がやってきます。
それで亜美も仲間に入れようとして夜中に起こします。
亜美は起こされたことに文句を言いながらも洞窟について教えてくれます。
作戦会議が終わって部屋に戻ると,ホラー現象が起きていたのでした。
原作ではみのりんは夜に大河たちの作戦に気づき,北村と作戦会議をしていたのでした。
そこで大河たちも作戦会議をしているのに気づき,北村はスパイとして送り込まれたのでした。
原作では朝のシーンはキッチンのテーブルで昼のサンドイッチを作るために買ってきたパンを見つめるシーンでスタートします。サンドイッチを作り始めようとしたところにみのりんがやってきます。
アニメだと卵サンドを作るために卵を煮る鍋を持っているところにみのりんが現れます。
サンドイッチを作るときのみのりんの台詞も変わっています。
原作ではドイッチというクラスメートの物真似をし,たまねぎ越しに竜児を見るときに「見ろ,タマネギが透けラン(透け透けランジェリー)のようだ」。「おっとしみるっ・・・目が,目があ~」とラピュタネタをやってくれます。
代わりの台詞,「はいタマスラ喜んで」これは某飲食店で注文が入ったときに答える台詞ですね。
口調もケロロ風になっていました。
このみのりんと竜児のキッチンでの作業の会話を台所の外で亜美が聞いていましたが,これは原作にはない演出です。
原作ではみのりんのドジッ子発言に竜児が突っ込みを入れて肩をどつき,好きな子への初どつきだと青春するのですが,亜美が外で聞いているシーンになっています。
みのりんよりも亜美にスポットを当てていますし,みのりんとの恋よりも,亜美の気持ちのほうがピックアップされています。
海に行くときのみのりんの台詞「太陽がまぶしいぜ,小町エンジェル」はB'zの曲,「太陽のKomachi Angel」ネタですね。原作にはない台詞です。
アニメでは大河は竜児からクーラーボックスを渡されよろけ,北村が助けてあげますが,これは原作にはないシーンです。大河X北村のペアの方もフォローして竜児とのバランスをとっている感じです。
今回の目玉の一つは亜美が竜児の前で水着を自慢するところです。Nice乳揺れです。
原作だと竜児は亜美の真似をして,「この水着似合うか」「ここも外れるんだぞ」と水着の前ボタンを外そうとするのですが,カットされています。コメディよりもラブの方が強調されています。
亜美のリボン付けて~ 断るですが,原作での竜児の台詞は「やだ!」です。ついでなら「だが断る!!」のJoJoネタをやって欲しかったのですが竜児はネタ要員ではないようです。
そしてビーチへ。ビーチでの大河とみのりんの描写も大幅にカットされています。
原作ではみのりんと大河の水着についての描写があり,大河が海に入るための手伝いを竜児がしています。
ビーチで亜美は北村に協力しないと言う所で,亜美は洞窟の地図を書いてあげたじゃないといいますが,原作では前日の夜中に洞窟へ行くための地図を描いています。
協力しないと言っていた亜美がみのりんを洞窟に誘うところはアニメの演出です。
これは北村が一人で作戦を続行したのを見て,自分が仲間はずれ(竜児と一緒にいられなくなる)になりたくなくての行動だと思われます。
北村がお昼を食べに戻ってくるところも原作にはありません。ここで北村と竜児が洞窟での作戦について話し合うのを亜美が見て,みのりんを洞窟に誘うことになります。ちなみに北村の「俺トイレ」は原作では「俺う○こ」です・・・
昼食のシーンでは大河が自分が作ったカラシサンドイッチを亜美に食べさせるシーンがあるのですがカットです。代わりにみのりんが卵を混ぜたという台詞が追加されています。
そして洞窟へ。
突入時にも北村の「俺はレッド,高須がブラック,櫛枝はブルー,逢坂はピンク,亜美もブラックだ!」もカットです。今回はコメよりもラブ中心の演出です。
みのりんは「暗いよ,狭いよ,怖いよ」。面堂のネタをやってくれます。うる星やつらは原作者が大きな影響を受けているマンガです。インタビュー記事で語っていました。
そして北村の作戦ですが,一つカットされています。
原作では第二の関門は「見知らぬドザエモン」でダッチ○イフ的なドールが出てきます。
青少年に配慮してカットです。
第三の関門は赤ペンキで作られた地味な血の染みだったのですが,アニメではケチャップで書いた血文字になっています。映像的に映えるようにしています。
竜児の手に付いた髪の毛を見て驚くみのりんのシーンはパワーアップしています。
「傷心旅行でこの洞窟に迷い込んで非業の死を遂げた失恋女性の呪いだ~!!」,その後北村と体操するみのりんはアニメ版での追加です。
続いて帰ろうとする亜美を竜児が追いかけるとき原作では「高須君はかわいいみのりんや,気になる大河のお世話があるのでは」の亜美の台詞があるのですがカットです。
竜児を迷ったと騙した亜美を原作では竜児は厚揚げで亜美を叩きます。アニメでは映像的にわかりにくいですが厚揚げのようなもので叩いています。わかりにくいためか亜美のヌルヌルするという台詞を追加しています。
竜児はみのりんの叫び声を聞いて反射的に走り出します。
亜美も後を追いかけますが転びそうになります。しかしその腕を竜児がつかみます。
原作では二人で追いかけるときにライトが点滅し切れそうになるので手をつないで追いかけるのですが,亜美と竜児との今後の関係,亜美にもまだ可能性があることを示しているのではないでしょうか。
不気味な声が聞こえてくるところでは原作では竜児の回想シーンが入り,こんなことになるなら,みのりんに告白しておけばよかったのでは。大河との犬未来の方がましだったのではと回想するのですが
カットです。やはり亜美との関係がメインになっています。
花火のときの亜美と竜児の会話ですが,少し編集されていますが,内容的には原作どおりです。
が最後の「高須君てさぁ,たまにやさしいんだから」の亜美の台詞はオリジナルです。亜美×竜児路線を強調しています。
続くみのりんとの会話もほぼ原作どおりです。
花火を見つけるシーンでは原作ではそこで大河が花火すごい,見ていると竜児の裾をつかもうとして,その裾をつかめずに大河の腕が落ちます。ここで大河は竜児と一緒にいることが心地よいこと,先回言っていた北村とだとドキドキするけど 竜児とは普段どおりでいられるということの意味に気づくようになります。
帰りのシーンではすぐにホームについてしまいますが,原作では帰りの電車の中で大河視点になり,この別荘編で自分が少し変わった事に気づきます。変わった理由は明らかにされてはいないのですが,竜児に対する気持ちだと思われます。そしてその変わった理由を,それはいいことだと大河は受け入れています。結果,お腹が痛いという大河に薬をくれようとする北村を拒む場面があります。
原作4巻はみのりんが表紙で,みのりんのターンのはずなのですが,アニメでは亜美にスポットが当たっています。
竜児とみのりん,大河との関係を描く場面がカットされ,亜美との関係が追加されて描かれていました。
世間では亜美の人気が高いようですが,そのことを配慮したのでしょうか。
原作では大河が竜児に対する気持ちにひそかに気づくという点で重要なターニングポイントになっています。そのことを行動で示すのはもう少し後になるのですが・・・
ブログを書き始めたきっかけになったのが大好きなとらドラのアニメだったので,今回は感動的な回だったので気合を入れて2つ記事を書きました。長文になりましたが読んでくださった方に感謝です。
原作との相違点などをまとめてみます。(画像つきの10話の感想)
まず冒頭のシーンです。
朝,眠れなかった大河と竜児のところに北村がやってきて悪巧みを見抜きます。
原作ではこのシーンは先回の夜中にカレーを食べているときのものです。
夜中にみのりんを明日どう怖がらせるか作戦を立てているときに北村がやってきます。
それで亜美も仲間に入れようとして夜中に起こします。
亜美は起こされたことに文句を言いながらも洞窟について教えてくれます。
作戦会議が終わって部屋に戻ると,ホラー現象が起きていたのでした。
原作ではみのりんは夜に大河たちの作戦に気づき,北村と作戦会議をしていたのでした。
そこで大河たちも作戦会議をしているのに気づき,北村はスパイとして送り込まれたのでした。
原作では朝のシーンはキッチンのテーブルで昼のサンドイッチを作るために買ってきたパンを見つめるシーンでスタートします。サンドイッチを作り始めようとしたところにみのりんがやってきます。
アニメだと卵サンドを作るために卵を煮る鍋を持っているところにみのりんが現れます。
サンドイッチを作るときのみのりんの台詞も変わっています。
原作ではドイッチというクラスメートの物真似をし,たまねぎ越しに竜児を見るときに「見ろ,タマネギが透けラン(透け透けランジェリー)のようだ」。「おっとしみるっ・・・目が,目があ~」とラピュタネタをやってくれます。
代わりの台詞,「はいタマスラ喜んで」これは某飲食店で注文が入ったときに答える台詞ですね。
口調もケロロ風になっていました。
このみのりんと竜児のキッチンでの作業の会話を台所の外で亜美が聞いていましたが,これは原作にはない演出です。
原作ではみのりんのドジッ子発言に竜児が突っ込みを入れて肩をどつき,好きな子への初どつきだと青春するのですが,亜美が外で聞いているシーンになっています。
みのりんよりも亜美にスポットを当てていますし,みのりんとの恋よりも,亜美の気持ちのほうがピックアップされています。
海に行くときのみのりんの台詞「太陽がまぶしいぜ,小町エンジェル」はB'zの曲,「太陽のKomachi Angel」ネタですね。原作にはない台詞です。
アニメでは大河は竜児からクーラーボックスを渡されよろけ,北村が助けてあげますが,これは原作にはないシーンです。大河X北村のペアの方もフォローして竜児とのバランスをとっている感じです。
今回の目玉の一つは亜美が竜児の前で水着を自慢するところです。Nice乳揺れです。
原作だと竜児は亜美の真似をして,「この水着似合うか」「ここも外れるんだぞ」と水着の前ボタンを外そうとするのですが,カットされています。コメディよりもラブの方が強調されています。
亜美のリボン付けて~ 断るですが,原作での竜児の台詞は「やだ!」です。ついでなら「だが断る!!」のJoJoネタをやって欲しかったのですが竜児はネタ要員ではないようです。
そしてビーチへ。ビーチでの大河とみのりんの描写も大幅にカットされています。
原作ではみのりんと大河の水着についての描写があり,大河が海に入るための手伝いを竜児がしています。
ビーチで亜美は北村に協力しないと言う所で,亜美は洞窟の地図を書いてあげたじゃないといいますが,原作では前日の夜中に洞窟へ行くための地図を描いています。
協力しないと言っていた亜美がみのりんを洞窟に誘うところはアニメの演出です。
これは北村が一人で作戦を続行したのを見て,自分が仲間はずれ(竜児と一緒にいられなくなる)になりたくなくての行動だと思われます。
北村がお昼を食べに戻ってくるところも原作にはありません。ここで北村と竜児が洞窟での作戦について話し合うのを亜美が見て,みのりんを洞窟に誘うことになります。ちなみに北村の「俺トイレ」は原作では「俺う○こ」です・・・
昼食のシーンでは大河が自分が作ったカラシサンドイッチを亜美に食べさせるシーンがあるのですがカットです。代わりにみのりんが卵を混ぜたという台詞が追加されています。
そして洞窟へ。
突入時にも北村の「俺はレッド,高須がブラック,櫛枝はブルー,逢坂はピンク,亜美もブラックだ!」もカットです。今回はコメよりもラブ中心の演出です。
みのりんは「暗いよ,狭いよ,怖いよ」。面堂のネタをやってくれます。うる星やつらは原作者が大きな影響を受けているマンガです。インタビュー記事で語っていました。
そして北村の作戦ですが,一つカットされています。
原作では第二の関門は「見知らぬドザエモン」でダッチ○イフ的なドールが出てきます。
青少年に配慮してカットです。
第三の関門は赤ペンキで作られた地味な血の染みだったのですが,アニメではケチャップで書いた血文字になっています。映像的に映えるようにしています。
竜児の手に付いた髪の毛を見て驚くみのりんのシーンはパワーアップしています。
「傷心旅行でこの洞窟に迷い込んで非業の死を遂げた失恋女性の呪いだ~!!」,その後北村と体操するみのりんはアニメ版での追加です。
続いて帰ろうとする亜美を竜児が追いかけるとき原作では「高須君はかわいいみのりんや,気になる大河のお世話があるのでは」の亜美の台詞があるのですがカットです。
竜児を迷ったと騙した亜美を原作では竜児は厚揚げで亜美を叩きます。アニメでは映像的にわかりにくいですが厚揚げのようなもので叩いています。わかりにくいためか亜美のヌルヌルするという台詞を追加しています。
竜児はみのりんの叫び声を聞いて反射的に走り出します。
亜美も後を追いかけますが転びそうになります。しかしその腕を竜児がつかみます。
原作では二人で追いかけるときにライトが点滅し切れそうになるので手をつないで追いかけるのですが,亜美と竜児との今後の関係,亜美にもまだ可能性があることを示しているのではないでしょうか。
不気味な声が聞こえてくるところでは原作では竜児の回想シーンが入り,こんなことになるなら,みのりんに告白しておけばよかったのでは。大河との犬未来の方がましだったのではと回想するのですが
カットです。やはり亜美との関係がメインになっています。
花火のときの亜美と竜児の会話ですが,少し編集されていますが,内容的には原作どおりです。
が最後の「高須君てさぁ,たまにやさしいんだから」の亜美の台詞はオリジナルです。亜美×竜児路線を強調しています。
続くみのりんとの会話もほぼ原作どおりです。
花火を見つけるシーンでは原作ではそこで大河が花火すごい,見ていると竜児の裾をつかもうとして,その裾をつかめずに大河の腕が落ちます。ここで大河は竜児と一緒にいることが心地よいこと,先回言っていた北村とだとドキドキするけど 竜児とは普段どおりでいられるということの意味に気づくようになります。
帰りのシーンではすぐにホームについてしまいますが,原作では帰りの電車の中で大河視点になり,この別荘編で自分が少し変わった事に気づきます。変わった理由は明らかにされてはいないのですが,竜児に対する気持ちだと思われます。そしてその変わった理由を,それはいいことだと大河は受け入れています。結果,お腹が痛いという大河に薬をくれようとする北村を拒む場面があります。
原作4巻はみのりんが表紙で,みのりんのターンのはずなのですが,アニメでは亜美にスポットが当たっています。
竜児とみのりん,大河との関係を描く場面がカットされ,亜美との関係が追加されて描かれていました。
世間では亜美の人気が高いようですが,そのことを配慮したのでしょうか。
原作では大河が竜児に対する気持ちにひそかに気づくという点で重要なターニングポイントになっています。そのことを行動で示すのはもう少し後になるのですが・・・
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2008-12-05 04:57 :
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