魔法少女まどか★マギカ 第1話に見られる光と影


リーダーズで配信されてくる記事を見ていると、魔法少女まどか★マギカについて色々なことが語られているので再視聴です。シャフトならではのこだわった演出が考えさせられます。
夢の中で暗闇に向かって走って行くまどか。
まどかが招かれようとしている世界が黒、影によって象徴されています。
そこに向かう時の床の色は白と黒の格子模様でした。二つの世界が交差していることを示しています。
ほむらが初めてまどかに話しかけるところ。
ほむらには顔にかかる影が。この世界の住人ではなく、闇の側の住人であることを示しています。
二人が渡り廊下で対峙するところ。
まどかの側には光が当てられ、ほむらには影が。対照的です。
「あなたはまどかのままでいればいい。今まで通り、これまでも」
ほむらは自分とまどかが違う世界の住民であることを知り、闇の側に来ないように忠告を。
体育の授業の時に登場するキュゥべえ。本編では初登場のところですが、濃い影があてられています。
後ろに影が映っているので光りがあてられているはずなのに、真っ黒なキュゥべえ。
この世界の住民ではないことを示しています。
改装中のフロアに足を踏み入れるまどか。その床は白黒です。
ここではまどかにまだ光りがあてられています。
しかし、もう一つの世界に入り込むことによって光りがあてられなくなるまどか。
「僕と契約して魔法少女になって欲しいんだ」
この時のキュゥべえには光があてられています。
闇の側の住人に見えていましたが、この時だけは光の側に。
これが契約させるための罠なのか、それとも契約することによって何か良いことが待ち構えているのかが謎です。
「僕は君たちの願いを何でも一つ叶えてあげる」
予告でのキュゥべえの言葉ですが、何か裏がありそうな気がします。
キュゥべえが善玉なのか悪玉なのかまだわからないという所が、この物語を面白くしています。
非常口、EXITの表示が今ならまだこの世界に関わることなく元の世界に逃げれる……ということを意味しているような気もするのですが。
ほむらの現実世界での初登場シーン。
ガラスによってまどかと区切られています。自己紹介の文字が可愛いところは萌えポイントでしたが。
向こう側とこちら側に分けられているという構図が繰り返し使われていました。
保健室に向かう途中のシーンでも歩いている二人の間に背景の柱が繰り返し登場していいました。
渡り廊下で対峙する時にも真ん中に柱が。
キュゥべえを保護した時にも真ん中に柱が。
まどかが魔法少女の道を選ぶと多くのものを失うことになることがほむらの言葉によって暗示されています。
ほむらは一人で戦う道を選び、まどかを近づけないようにしていることがわかりますが、まどかが共に戦う道を選ぶことによって、この対立、境界線は消え、共闘するようになるのかもしれません。
まどかが夢の中で扉を開けることによって崩壊する世界。
契約することが世界の滅びに繋がるようなことをうかがわせています。
それともすでに世界は滅んでいるのかもしれません。それを防ぐのがまどかの役割なのか。
舞台が妙に近代的で作り物感がするし。
こういう先が読めないところが、オリジナル作品ならではの面白味です。
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