魔法少女まどか★マギカ 第4話 「奇跡も、魔法も、あるんだよ」

「思えばその時のわたしは、まだ何もわかっていなかった。奇跡を望む意味もその代償も」
魔法剣士さやか★マギカ
上條くんは難病で入院しているだけだと思っていたのですが、事故にあって手が動かない状態に。天才ヴァイオリニストだったのに、復帰は絶望的です。
朝食の目玉焼きの黄色を見て、マミさんのことを思い出して涙するまどか。
マミさんの側にいて一緒に戦いたい、誰かを助けたいというのがまどかの願いでしたが。
戦いで死んで行く魔法少女の現実はまどかには重すぎました。
自分には無理だと、魔法少女への道をあきらめます。
しかし、抜群の素質を持つというまどかをキュウべえがあきらめるわけがありません。
報酬目当てのために魔女を狩る魔法少女を非難できるのは同じ魔法少女の運命を背負ったものだけだと。
撃っていいのは撃たれる覚悟がある奴だけだということですね。
お別れだねと言ってまどかとさやかから去るキュウべえですが、起きていることを知ってしまった身でスルーし続けることはできないだろう、この町を守るためには正義のために戦う魔法少女が必要だということをさやかはわかっていると計算した上での去り方のように見えます。将を射んとせば先ず馬を射よということで、戦う意志の強い、叶えたい願いがあるさやかをまずターゲットにしているようです。一旦引くというのは契約させるための効果的な手段だし。
授業中もまどかのことを心配するほむら。まどかを見守るポジションです。
まどかはマミさんの家に魔法少女の絵を描いたノートを置いてくることによって、魔法少女になることにあきらめをつけていました。
「でも、あなたの運命は変えられた。一人が救われただけでもわたしは嬉しい」
ほむらは数えきれないほど多くの魔法少女が死ぬのを見てきました。
「仕方ないわ。向こう側で死ねば死体だって残らない。こちらの世界では彼女は永遠に行方不明者のまま。魔法少女の最後なんてそういうものよ」
魔法少女の運命、契約の代償を知っているゆえに、もう誰も魔法少女にしたくないと願うほむらですが、まどかに執着するのにはなにか意味がありそうです。
この大きな影が魔法少女が背負うものの大きさを表現していますし、大きな道路なのに通る車も人も描かれていないことに、誰にも気付かれずに戦う魔法少女の孤独さ寂しさが伝わってきます。
「誰のためでもない。自分自身の祈りのために戦い続けるのよ。誰にも気付かれなくても、忘れ去られても……それは仕方がないことだわ」
こんな過酷な運命を少女に負わせるとは。
でも忘れない。わたしは覚えているというまどかに
「あなたは優しすぎる。忘れないで。その優しさがもっと多きな悲しみを呼び寄せることもあるのよ」
意味深な言葉です。まどかが契約したらBAD END直行になりそうな予感が。
でも、優しいゆえにほむらを見捨てることが出来なそうですが。今度ピンチになる魔法少女を目にしたら契約してしまいそうです。
さやかがお見舞いに持っていったCDはマーラーとバッハでした。
バッハはヴァイオリンソナタもたくさん書いていますが、マーラーは交響曲がメインだった気が。
「なんでまだ僕に音楽を聴かせるんだ。嫌がらせのつもりなのか」と上條くん。
演奏はあきらめろと言われた悲しみと怒りをさやかにぶつけます。
棚にたくさんのCDがあったので病室ではなくて自宅なのか。
「あるよ。奇跡も魔法も……あるんだよ」
その姿を見て願い事をすることを決めるさやか。
(計画通り)
その時、窓の外にはキュウべえが!
首に魔女の口づけが。
ダークサイドに堕ちるひとみちゃん。
混ぜては危険で集団自殺しようとする人々。
こんな天井が高い倉庫で大丈夫なのかと思ったのですが、硫化水素は空気より重いから問題ないのか。
魔女のいる空間へと巻き込まれるまどか。
マミさんの姿が映っているし。
今回はテレビとメリーゴーランドの世界でした。
自分が無力なせいで……と自分を責めるまどか。
まどかを助けたのは魔法少女になったさやかでした。
動く上條くんの手。
マミさん退場ということでキュウべえが町に呼んだのは赤い髪の魔法少女でした。ダークなキャラをやるあいぽんって新鮮だ。
でも、良い狩り場だということでさやかを倒して縄張りを奪い取るつもりです。
次回は「後悔なんて、あるわけない」
契約後のさやかの話ですね。魔法少女同士のバトルも加わってきそうです。
ついにさやかが契約を。重くて暗い話でした。
夕焼けの赤く染まるカットが多かったのは赤い髪の少女を出すことと関係していたのか。
その魔法少女の登場シーンが暗闇の中だったので、ダークキャラであることが強調されていました。
さやかとしては願い事で上條くんを助けてあげたい……でも、それを彼はどう思うか。
ありがとうと感謝されるだけなのか。それとも、それ以上のことを言って欲しいのか。
大きな代償を払って助けることになるのですが、魔女退治は人の目には尽きません。
誰にも気がつかれないところで戦い、そして死んでゆく……
自分の身を犠牲にすることになりかねないのに、そのしてあげたことは彼には伝わりません。
奇跡ということで自分の手柄にはならないですし。
最初は自分が助けてあげたということで、好感度大幅アップに繋がることを期待していましたが、それを望む自分に自己嫌悪していました。
恋しているゆえに好きになってもらいたいのですが、それを魔法の力で得ていいのか、それが本当の愛なのかと言うのもあると思うし。
しかし、彼が自分に怒りをぶつけることによって、助けたとしても自分のことを好きになることはない、その資格はないと知ることによって、見返を求めない自己犠牲を払う決心がつき、契約することを決断します。
自分が彼を苦しめていたということに気がついたということもあると思うのですが。
誰かを救うためには魔女を倒さないといけない。
そのためには魔法少女の犠牲が必要。
1話で滅びる世界が出てきていたので、魔法少女側に不利な展開のような気がします。
滅びから救われることとまどかの契約がどのように関係しているのか、まどかの優しさがどのように悲しみを呼び寄せる結果になるのか注目です。
まどかの運命は変えられたとほむらが言っていたので、戦いに巻き込まれない道を選べば平穏な日常を遅れそうですが、魔法少女たちは魔女サイドに全滅させられそうな気がするし。
どちらの選択肢を選んでも BAD END か DEAD END かの違いにしかならないような気が……
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テーマ : 魔法少女まどか★マギカ
ジャンル : アニメ・コミック
もうなんかすでにさやかがかわいそうになってきました。
手が治ったことを恐れているような描写でしたね。
さやかの払った犠牲は無駄になるのか……
新米魔法少女なのに、ほむほむを敵に回している上に新キャラに狙われるわけですから前途多難です。