放浪息子 第5話 「夏のおわりに」

「そうよ、わたしは暗いのよ! だから友達がいないの!」
ぼっちなさおりんが可愛すぎる
さおりんの家で劇のうち合わせ。
二鳥の動きを目で追うさおりん。
手伝ってくれる人が増えてしまったので、二人での作業ではなくなりましたが、目でコンタクトを取っていました。
「ああ、なるほど……女装好きの二鳥くん」
またKYな男が。さおりんの教会仲間です。
ということでバレてしまいました。
KY男に一番腹を立てていたのはよしのでした。
自分の男装がバレた時のことをどうしても考えてしまうのでしょう。
なるほど、さおりんのことが好きだからああいう行動に出たわけですね。
ちょっと可愛くしてみました
さおりんが二鳥のことを好きなのは可愛いからなのかということで頑張ってみます。
奈々様は安那ちゃんに文化祭の招待状を。
「夏のおわりに僕は……今度こそちゃんとおわりにできると思った」
シナリオの完成祝いとして花火を。
よしのと仲良くしている二鳥を見るさおりんの視線
配役をくじ引きで決めるなんて……
最近の学校はなんでうちの子がこの役に……というのを避けるために公平にくじ引きなのか
くじを引くよしのを見つめるさおりん。
外れて安堵の溜息を。
ロミオをゲットするさおりん!
しかし、ジュリエットは……
「そうね、二鳥くんを中心に世界は回ってないわ。それが嫌なら、いっそ世界の息の根を止めてしまえばいい。そう、殺してやる。みんな死ねばいいわ! 登場人物一人残らず殺してやる!」
二鳥との二人の世界を望むさおりん。
「少々過激で陰惨な方が面白いと、考えを改めたのです」
さおりん、まどか★マギカの影響でも受けたのか。
そんなさおりんの心境変化に注目する二鳥。
二人で造った物語がみんなに台無しにされた。
そんなシナリオでも二鳥がジュリエットなら……と我慢したのに、ジュリエットはマコちゃんに。
マコちゃんがジュリエットを譲るって言っていたよ……とねつ造するし
遠くからだと二鳥を見ることができるさおりんですが、二人で話す時には背を向けています。
本音と自分の願望である嘘をついているせいもありますが。
ジュリエットをやりたいという自分の気持ちを二鳥にぶつけるマコちゃん。
彼も女装仲間でした。ジュリエットに対する憧れがあります。
公園では安那ちゃんの撮影が。
よしのを彼女かと疑っていました。
携帯には二鳥にプレゼントしたのと同じマスコットが。
「わたしはロミオになりきるわ。完璧に本番をやり遂げる。でないとまた惨めな思いをするだけだもの」
自分の作品をやり遂げようとするさおりん。
不完全で満足の行くものとはなりませんでしたが、それを受け入れようとしています。
でも、そこに聞こえてくる二鳥の声。
「あ、ジュリエット……」
それでもさおりんの願いは二鳥との二人の世界。
「あなたはなぜジュリエットなのでしょう」
そんな自分に自己嫌悪して隠れるさおりん。
二鳥と目が合うことはありません。
「ぼくもジュリエットになりきる」
「当たり前よ……そうしてくれなきゃ困るわ」
次回は「文化祭」Dream of butterfly
15分繰り下げ
1週間空いたんで待望の放送でしたが、放浪息子は最高です。
さおりんメイン回でした。
自分の思うように物事が運ばないことに苛立つさおりん。
二鳥と二人で劇のシナリオを作るはずだったのに、そこに割り込んでくる人たちに苛立ち、うち合わせでは台所の掃除を。
二鳥の周りにはたくさんの人がいるのですが、その輪の中に入ることができません。遠くから眺めるだけです。
それでも二鳥くんがジュリエットなら……と耐えてきたのですが、それもくじ引きによって叶わなくなってしまいます。
「二鳥くんにジュリエットを、高槻さんではなく……わたしにロミオを」
前回のさおりんの祈りも届きません。
そんな日陰の女なさおりんですが、その運命を受け入れるようになっていました。
その助けになっていたのがマコちゃんでした。
二鳥のようには可愛くなれないことに僻みを抱いているようでしたが、ヒーロー、ヒロインになれない者同士として通じ合うものがありそうです。
劇の練習で笑われていたマコちゃんを助けたのもさおりんでした。
笑われたら怒ると言っていた二鳥は何もしていなかったし……
「あなたは誰よりも美しい」という台詞はマコちゃんに向けて語っていましたが、二鳥のことを思って言っているような気がしました。
世界は自分の思うようには廻らない。
でもその運命に従い、自分のできることをする。
そんなさおりんの覚悟が伝わってきました。
さおりんから愛されている二鳥ですが、二鳥は守ってくれる存在としてよしののことを好きであるということが語られていました。考え方が女の子です。
タイトルの Long,long shadow にあるように影の中、スポットの当たらない位置にいるさおりんですが、その想いが報われる時は来るのでしょうか。
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まさか安那ちゃんもあのストラップをつけているとは思いませんでした。
最初からおそろいにするのが目的だったとは。
安那ちゃんも二鳥のことを好きだとすると、面白いことになりそうですね。