放浪息子 第6話 「文化祭 ~Dream of butterfly~」

「あなたってすべてにおいてそうなのね。花に罪はないからもらっておくけど、一言多くて無神経で、反吐が出るわ」
千葉さん、カッコイイカッコイイカッコイイ!
ついに始まる文化祭。
緊張して何も食べれないマコちゃんと二鳥、文化祭を思いっきり楽しんでいる佐々とよしの。いつもと同じさおりんという対比が面白いです。
「あ、掃除用具入れ! これにも閉じ込められた」
……涙。暗い想い出ばかりです
招待された学園祭で母校に戻り、二人の過去が語られてゆきます。
これまでも所々で過去と関連したことが出てきましたが、こういう形で説明させてくるとはいい演出です。
「ドキドキでドキドキを消す」
マコちゃんと二鳥はお化け屋敷に。
チープなお化け屋敷でしたが、みんながここにいることを知って大声を出して楽しむマコちゃん。絶叫屋敷です。
力と勇気を与えるのが仲間の存在ということですね。
ちーちゃんもまいこちゃんラブだったのか。
寿キャラのこのシーンでこれを思い出してしまったわたしは重傷です……
二鳥に「頑張って」「カッコイイ」と言われて喜ぶさおりん。
他の人からカッコイイと言われても無反応なのに。
ついに始まる舞台。
でも、ジュリエットのイメージじゃないと散々言われてきたことが頭に引っかかり台詞を語れないマコちゃん。
舞台袖から見つめるさおりん。
その目だけですべてを語ってくれます。他の三人とは全く表情が違うのがいいですね
前回のあの台詞がここで生きてきます。
開き直って「ごめんなさい、もう一回」これで笑いもとれました。
「わたしのジュリエットという名はあなたにこそふさわしい」
ロミオさおりんがカッコイイ
この台詞の時によしのを見るさおりん
4話の「わたしの名前をあげる」を思い起こさせます。
女の子として見てもらい気持ちと笑われたくないという気持ち……その二つの気持ちの葛藤で揺れていたマコちゃん。
「これをジュリエットにって。名のらなかったから知らないわ」
「少なくてもあなたがジュリエットだと認めた人がいるってこと」
そんなマコちゃんに例の花束を。さおりんはマコちゃんを認めたわけです。
次回は「薔薇色の頬」~Growing Pains
文化祭も終わり、人間関係に変化が起きそうです。安那ちゃんのターンなのか。
Growing Pains なのでほろ苦い展開になりそうなのですが。
今回も面白かった。
さおりんとマコちゃんの関係がメインになっていました。
二鳥くんがジュリエットなら……という思いで劇を作ってきたさおりんでしたが、まさかのくじ引きで選ばれたジュリエットはマコちゃん。その苛立ちをマコちゃんにぶつけていましたが、頑張るその姿を見て次第に認めるようになっていました。
先回は完璧にやり遂げないと自分が惨めだという考えのさおりんでしたが、そういう思いを吹っ切っていたように感じました。ロミオになりきり、ただ純粋に劇を成功させたいというように見えました。
キーポイントになるのが「わたしのジュリエットという名はあなたにこそふさわしい」というこの劇のテーマになっていた言葉ですが、本当はこの台詞を二鳥に言いたかったものですが、二鳥ではなくよしのを見ていました。
名前を交換するという子供っぽい疑似体験からさらに一歩進んでいたように感じられました。よしのに正々堂々と勝負することを示したと思うのですが、このことが今後にどのように影響してくるのかが楽しみです。
次回ではまた人間関係に動きがありそうなので。
Dream of butterfly というタイトル、夢の蝶ということですがいまひとつ意味がよくわかりません。
蝶がなにを表しているのか、なぜ夢の蝶なのか。ググったらペルソナのOPが Dream of butterfly でしたが、関係ないか……倒錯劇ということで違う仮面をつけてはいましたが
■ かたくりかたこりかたつむり Dream Of Butterfly 和訳
ここに歌詞が載せられていました。
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Wikipediaに項目があるくらい有名な話。
「物の変化とは表面に現れた現象面での変化に過ぎない。
いずれをも肯定して受け容れ、それぞれの場で満足して生きればよいのである。」
と言うことを説いた話らしい。
「胡蝶の夢」ググって調べてみました。情報ありがとうございます。
荘子による逸話だったんですね。
荘子が蝶になった夢を見た時、自分が夢で蝶となったのか、蝶が夢見て自分になっているのかという問いかけ。
放浪息子でいうとそれを性別に当てはめているわけですね。
夢のようなものである演劇の中での性別と夢から覚めて現実に戻った時の性別になぞらえて、登場人物達がその狭間で放浪しているのでしょうか。
てっきり捨てると思っていたのですが、自分への花束ではなくマコちゃんへの花束にするところはファインプレイでした。さおりんにもいいところがありますね。この二人の関係にも注目です。