輪るピングドラム 第9話 「君の恋が嘘でも僕は」

「プロジェクトMは必ず成し遂げる! デステニィー!!」
DESTINY M PROJECT
「これが運命なんだから!」
運命の夜這いを仕掛けますが、多蕗は不在。
新居に引っ越していました。
ということでマリッジブルー作戦は諦めて強攻策で奪うことに。
次失敗したら力尽くで冠葉が奪うと。
ハートブレイクな苹果は池袋の水族館に。
そこにパパの新しい家族が!
これが電話で話題に出ていたアオイちゃんか。
ウツボが好きなのはアオイちゃんでした
ということでウツボな母娘にパパを奪われます。
母はラッコが好きと言っていましたが、ラッコは既に苹果パパの象徴。
苹果にはこの女性がパパのことが好きと言っているように聞こえます。
それで捕食者としてのウツボの姿に。
苹果の願い、家族がずっと一緒にというのもこのままでは叶わなくなりそうです。日記を使って計画を早めないといけません。
ということで苹果の妄想劇場は西部劇に。
荒野での決闘で銃を乱射して多蕗をゆりから奪い返します。その際に苹果を守ったのは運命日記でした。
運命は自分に味方していると信じている苹果。ついでにウツボにも銃を乱射。家族も奪い返します。
いつの間にか母のイメージがカッパからタコになっているのですが。
後ろのサボテンはサボテンダーに見えます。
夏芽もプロジェクトMを実行すると。
苹果は新居に襲撃を。全国ツアーでゆりが留守にする隙を狙います。
新居のマンションは赤坂見附。ここにも入り口に桃のマークが。単に同じ系列のマンションなのか意味があるのか。
作中でも台風が接近中です。
例の箱の中身は特製カレー型モンブラン。
しかし、普通のケーキではなく睡眠薬入りでした。
「妊娠。マタニティーのMよ」
ということでゆりに変装して多蕗を襲います。
この修羅場に台風で欠航ということで帰ってくるゆり。
「わたしが代わりに多蕗さんの子供を産む。そうしないと運命の輪は繋がらない」
「これはすべて家族のため。わたしの義務、生まれてきた意味、わたしの気持ちとは関係ない」
落とした運命日記を拾ったら、奪われてしまいます。
どうやら夏芽のようです。プロジェクトMを実行するとと言っていたので。
裂かれる日記。
後半部分をバイクの人が持っていったので、これから起きる未来のことを手にい入れたのは夏芽ということになりそうです。
ショックで茫然自失状態の苹果を車から守ろうとして撥ねられる晶馬……
ということで衝撃の展開でエンド。
「だってあの時二人は本当に友達だったから。だから今でも心から応援しているよ」
このED後の陽毬の台詞からすると、苹果のことに陽毬がも介入してくるようです。
晶馬が轢かれたことが転機となるのか。
今回は生存戦略がありませんでした。
苹果の作戦は失敗し、それに巻き込まれた晶馬は危険な状態に。
陽毬が熱を出した時と同じく台風の日の出来事というのが興味深いです。
今度は晶馬を助けるために陽毬が動くのか。
夏芽と思われるライダーが日記を手に入れることによってこちらの方のプロジェクトMも進展しそうです。
次回の9話で大きく話が動きそうです。
輪るピングドラム考察ですが、輪廻転生説を。
「輪る」と書いて「まわる」と読ませるところがそれを暗示させています。
Pin:構造力学における支点の形態の一つ。という意味もあり、回転するものを支える役割としても使われます。
一般的な意味としてはピンで固定する。さらには(Personal identification number)暗証番号としても。
Drum:円筒状の容器ということで、輪を描くようにして命が無限に転生する輪廻転生のイメージと繋がります。
ピングドラムは輪廻する際の転生先をを指定させるための装置なのでは。
「僕は運命という言葉が嫌いだ。生まれ、出会い、別れ、成功と失敗、人生の幸不幸、それらが運命によって予め決められているものなら、僕達は何のために生まれてくるのだろう。裕福な家庭に生まれる人、美しい母親から生まれる人、飢餓や戦争のまっただ中に生まれる人。それらがすべて運命だとするなら、神様ってヤツはとても理不尽で残酷だ。あの時から僕達には未来なんて無く、ただきっと何者にもなれないということははっきりしてたんだから」
1話冒頭の晶馬の言葉。人の運命を決めるのがピングドラムなのではないでしょうか。
ピングドラムを手に入れることによって、次の命がどのようなものになるのかを決めることができそうです。
イマジン!! の生存戦略で「きっと何者にもなれないお前たちに告ぐ」と変身陽毬が言っていることは、ピングドラムがなくて、次の転生先を決められない状態のことを言っているのでは。
やたらとGが登場し始末されるのも輪廻転生をさせようとしているようにも見えます。
興味深い点として95が連想させるオウム真理教も輪廻転生を教義の中に取り入れています。冠葉が接触してお金をもらっている組織も、そういう宗教団体である可能性が高いです。
このことを考えるとモモカも死亡後に転生しているという仮説が。
6話の回想シーンから計算するとモモカの命日は1994/3/20ということになります。
3話では2006/3/20が苹果11歳なので1995年生まれになります。
6話での回想シーンを計算すると2005/3/20になるのですが、3話では同じ回想シーンが2006/3/20になっていました。
この1年の違いが謎だったのですが、モモカの命日は1994/3/20。その命が1995/3/20が誕生日の苹果に転生したのではないかと予想してみます。
誕生日と命日が同じなのはそれが理由では。モモカはピングドラムを手に入れていたので次の転生先を指定できたことが考えられます。
大胆な仮説ですが、3話と6話での1年のズレの理由になりそうな感じがします。
次回でいろいろと謎が明かされそうな気がするので楽しみにしています。
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前回のコメで書こうと思って忘れてました。
やはりJunkさんの予想通りでいいようですね。
小説の方で、姉の13回忌という一文が出てくるのですが、そこから年号を逆算すると1994年になります。
姉・死亡の一年後の同じ日に苹果が誕生。
いずれ話の中で出てきそうですね^^
という事で失礼しました~。
モモカ死亡は1994年ということですね。
モモカ&両親サイドからの回想と苹果視点からの回想ということでズレが生じたのでしょうか。
苹果が胎内にいる時間があるので1年のズレが生じたと考えるのが正解のような気がするのですが、誕生日が1995/3/20になったのにも仕掛けがありそうですね。
厳密に考えると1994/3/20の時点では苹果はまだ存在していなかったと思われるので、どうやってどの時点で転生したのかが謎ですが……