Another 第2話 ｢Blueprint -思惑-」
「気をつけた方がいいよ。もう始まっているかもしれない。」
どうして……大丈夫なの、これ？
「どうして……大丈夫なの、これ？」
学校で見かけた鳴に話しかけるとなんだか変な雰囲気です。
三神先生による美術の授業。
ムンクの叫びのようだと原作で描写されていた望月の絵の詳細が明らかに。
望月は美術部です。今年から美術部は活動を再開しました。
三神先生のことをどう思うか恒一に質問してくる望月。
「どうって聞かれても困るよな……」
確かに。
勅使河原から呪われた三組についての話が。
その話題はタブーっぽい雰囲気です。
そこに見崎鳴の姿が。
ホラーぽい演出がいい味を出しています。
鳴がいたのは図書室みたいな所。
二人は会いに行こうとするのを止めていましたが……
「この子には大きな翼をつけてあげるの」
ついに鳴が描いている絵が登場です。
新キャラ登場。
司書の千曳です。
怜子さんが作っているのはブラッディ･マリーですね。
ウォッカベースにトマトジュースを混ぜるカクテルです。
原作既読者でブラッディ･マリーに関する伝承を知っている人なら、このカクテルのセレクトの素晴らしさがわかるはずです（微妙にネタバレ注意ですが）。
原作では飲んでいたのはビールでしたがGJな改変です。
怜子さんが言うには千曳さんは図書室の主だと。
あの鳴がいた場所は第二図書室でした。
夜の病院に水野さんを訪ねに行く恒一。
ミステリーマニアという共通点が二人にはあります。
原作では普通に肺の確認の検査で病院を訪れているのですが、夜の病院といおうシチュがホラー感を演出していました。
先週の月曜日に亡くなった女の子がいるかどうかを尋ねる恒一。
続いて病院で見かけた鳴のことを尋ねます。
若い女の子の患者が亡くなったことを思い出す水野さん。
その人の名前を調べておいてあげると。
授業中ですが鳴の席は空席。
そのことを気にしていることに気がつく赤沢泉美。
放課後に呼び出されます。
ここも原作とは違うところ。追加シーンですね。序盤から赤沢の出番が増えています。
どこかであった気がすると赤沢さん。
対策係とはクラスを守るために作戦を立案して執行する係。
恒一に三組の実情を理解してもらおうとする赤沢ですが桜木と望月が止めます。
そのことを話しているときに通りかかる鳴。
話している内容を暗示している素晴らしい演出です。
その話を聞いてぶち切れる赤沢さん。
昨日一日休んだことによって物事が悪い方向に。
アニメでは赤沢さんは一日休んだだけという設定に。
鳴の後をつける恒一。ストーカーしています。
何かが見えたような気がするのは気のせいか……
鳴を見失った後で見つける工房。凄く厨二臭がします。
そこにはOPに登場しているような人形が。
そこに水野さんからの電話が。
例の亡くなった女の子は一人娘で親御さんが取り乱していたと。
「亡くなった子の名前はミサキだかマサキだか、そんな名前で……」
1話の冒頭の台詞と繋がります。
鳴にそっくりな人形を見つけます。人形からは鳴の声が！
どこからか鳴が登場。
どこから現れたのか……
鳴にそっくりということですが、それほど似ているようには見えないのですが……
鳴は人形の中でこの子たちが一番好きだと。
繋がっているのが安心と。
1話での「わたしの半身……」を連想させます。
（この台詞のせいで一部では鳴が阪神ファンという設定にされているそうですが……）
「見せてあげようか、この眼帯の下」アニメで追加された台詞ですが、この台詞を言う鳴がたまりません。（原作を確認してみたらしっかりと載っていました。記憶違いでした）
もっといろんなものが見たくなりそうですｗ
ミステリアスな雰囲気、学校で浮いている、厨二な台詞、眼帯、その下にあるものと見事なまでの組み合わせです。
次回は「Bone work -骨組-」
キャッチコピーとなっている「気をつけた方が……」ですが
2話の冒頭にこの台詞が来るのが実にいいですね。
アニメだと12話に分割されるので、各話ごとの冒頭と終わりの演出が生きてきます。
今日も実に良い終わり方でした。
Blueprint：青写真、設計図ということで前回のRough Sketchよりは全体像が見えてきます。
ギャラリーのシーンがいかにも怪しげでいい感じでした。
夜の病院のシーンといい、ホラー感を演出しています。こういう所は初見で見ていたらもっと楽しめたと思います。
この雰囲気を上手に作り出しているP.A.Worksは流石です。
脚本や演出にも原作をよく分かっていることが随所に現れていました。
内野フライを捕れないというAngel Beats!ネタには吹きましたｗ
今日のポイント：
今年から美術部が活動を再開した。
三神先生のことを恒一に尋ねる望月。
病院のエレベーターからは怪しげな音が……
桜木と望月は赤沢に何を告げたのか。休んでいた一日に起きたこととは。なぜそのことによって恒一に事情を話すことを控えたのか。
他にお客さんはいないという受付の人の言葉。
眼帯の下にあるもの。
追記：
怜子さんのカクテルがレッドアイではないかという指摘がありましたので、確認してみました。
確かにベースとなる飲み物にはビールのような色がついていますし、泡立っています。
ウオッカは無色なのでレッドアイの方が正しそうですね。
原作ではビールを飲んでいたので、ビールベースのカクテルにしたのでしょうか。
トマトジュースの方に反応してしまったので、ブラディーマリーだと思い込んでしまいました。
ネタ的にはブラッディマリーの方が面白いのですが、血の色を連想させるトマトジュースを選んだという所にセンスを感じます。
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2012年5月に発売予定の コミック版 Another 第0巻 には、 テレビ未放映かつ原作でも描かれていないアニメDVD「エピソード0」が同梱される予定に。
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同じく放送前に原作を読むか迷ったのですが、読まない方向で。
ネタバレページが激しく気になりますが、最終回までは事前情報なしで見てみます。
あと、水野さんと恒一はミステリマニアじゃなくて厳密にはホラーマニアだね。まぁホラーもミステリの一部ではあるけど。
