アニメ Another では赤沢さんも死者説&1話冒頭でのカット

1話:「よろしくね、恒一くん」
原作では未登場の赤沢さんがお見舞いに。

2話:「どこかで会った気がするのよ、どこかで……」
アニメ追加シーンですが、はっきりと思い出せない、恒一との出会い。

3話:「わたしも東京の私立に行こうかな。恒一くんは何ていう学校行くの?」
これも追加シーン。東京で一人暮らししようかなという赤沢さんですが、「だったら僕の家に住めば」と恒一が誘うフラグにしか見えません。

4話:「これはわたしからのお願い。いいえ、3組の総意としてのお願い」
原作ではこのシーンでは赤沢さんは未登場。

5話:「先に謝っておく。ごめんなさい。みんなのためなの。許して」
原作では赤沢さんは謝ったりするような子ではありません。謝罪と賠償を要求してきます。

6話:「手も冷たくなかった。でも……」
過去に恒一との間に何かがあったことが示唆されています。

7話:「でもね、握手……どこかで握手したことあると思う」
体が覚えているという意味深な発言を。原作では赤沢さんは喫茶店には登場しません。

「アニメーション版でどのような仕掛けが繰り出されるか」とありましたし、原作者コメントでも「原作のプロットや世界観をしっかりと踏まえながらも、要所要所で原作を凌駕する面白さを兼ね備えた傑作になるんじゃないか、という期待をよせています」と書かれていたので、アニメ版ならではのオリジナルの仕掛けがありそうです。
8話での水着回がオリジナルになりますが、それ以外にも原作既読者を驚かせるような何かを仕掛けてきそうな気がします。
アニメ版 Another では、原作とは少し違うところがありますが、そのほとんどが赤沢さん絡みです。
赤沢さんがお見舞いに登場。前に出会っていて握手したことがある。東京に行こう発言、勅使河原に問い詰める場面にも登場。恒一に謝ったり、喫茶店で親密に話したりと性格も違っています。
これらを考えると、アニメ版では赤沢さんの設定が変更されていることが考えられます。
以下はネタバレになりそうなので追記で。
アニメでは「赤沢 和馬」が2年前の10/1に事故で死亡しています。
住所が赤沢さんと同じなので兄のようです。
そして、そのときの担任だった三神先生が亡くなったのが秋。
原作では10月に入るなり生徒が一人死んで、その次が三神先生。10月の終わり頃に川が増水したときに溺れてなくなっています。
この三神先生が恒一の母の妹の怜子さんで、その葬式で恒一は1年半前に夜見山を訪れています。
この時に恒一は赤沢さんと会っているという設定がアニメでは追加されているようです。
10月に入るなりに死んだ生徒として設定されたのが「赤沢兄」ということにされています。
赤沢さんと恒一の出会いの機会を作るとするなら、葬儀で会ったというのが自然です。
三神先生の葬儀に赤沢さんが出席したとすると、兄の死によって「災厄」のことに興味を抱き、それを探るために兄の次の死者である三神先生の葬儀に参加したことが予想されます。
そこで親族である恒一に近づき色々と質問したのかも。それで恒一は夜見山滞在中に赤沢さんと一緒に災厄のことを探る赤沢さんを手伝うことになり、何かの機会に赤沢さんの手を掴んで助けるようなことをしているはずです。
「大好きだったお兄ちゃんが死んでしまうなんて……」
兄の死に落胆する泉美。
泉美は学校で奇妙な噂を耳にする。
「今年も始まってしまったんだわ……ついに死者による災厄が……」
死者って何? 災厄って?
噂を調べ始めた泉美は兄のクラスである3年3組で起きていることを知るようになる。
「災厄のせいでお兄ちゃんが死んだっていうの?! 絶対に許せないんだから」
死者の手がかりを探す泉美は次の犠牲者となった担任の先生の葬儀に出席し情報を集めることにした。
そこで泉美は自分と同い年の東京から来た先生の親族である少年と出会う……
または赤沢兄の死と三神先生の死は関連している。そのことで自分を責めていた赤沢さんを恒一が励ましたのかもしれません。
「お兄ちゃんの馬鹿、担任の先生を巻き込んで死ぬなんて。みんなの視線が冷たいわ」
葬儀の席でいたたまれなくなって席を立つ泉美。
「わっ!」
「痛っ!」
外に出て走り出した泉美は誰かとぶつかってしまう。
「ごめん大丈夫かな」
転んでしまったわたしに手を差し伸べてくれる男の子が。やだ、カッコイイ。
優しそうな少年に惹かれた泉美は胸の中に溜まっているものを打ち明ける。
「君は何も悪くないよ」
「うん。でもこんな町嫌い。早く出て行きたいわ」
「だったら僕の所に来る? 一緒に東京の高校に通おうよ」
「うん///」
赤沢さん死亡説ですが、兄と二等親以内ということで災厄の影響を受けて死亡したことが考えられます(名簿ではその後の11月、1月にも死者が出ています)。
それで2年後の3年3組に死者として登場。
災厄や死者のことを探っていたために記憶が改竄されていて思い出せずにいますが、一年半前の恒一との出会いがあったので、原作とは違い、恒一に近づいたり好意を示すようになっていることが考えられます。
この説の問題となるのは原作では4月の時点では机の数には問題がなく、転校生が来ることになった5月初めから鳴をいないものにするという対策がスタートしたことです。
赤沢さんが死者だとすると、始業式の時点で机の数が合っていたことの説明がつかなくなりますが、アニメでは5月から作戦がスタートしたことが明確には触れられていないので、4月から対策がスタートしていた。そして対策係の赤沢さんが「いないもの」となる鳴専用の机を始業式に持ってきた。それで机がプラスワンになり表面上は異常が無いように見えたという仮説を立てておきます。
5月に転校生が来ることになって対策をスタートさせることになり、それであの机を持ってきて恒一の机ができたと考えるのが自然ではあるのですが……
鳴をいないものとしましたが、クラスに紛れ込んでいた死者は三神先生と赤沢さんの二人だとすると、そのせいで対策が機能しなかったという仮説も成り立ちます。
「いないもの」とする対策が効果を上げたのは五分という話ですが、これは紛れ込む死者が一人だとは限らなかったために起きていたのではないでしょうか。
合宿の話が7話の時点で登場していたように、残りの尺に余裕があるので、クライマックスの合宿にオリジナル展開を挟み込む余裕もあります。
原作と死者を変えるという展開はこれまで原作通りの伏線を入れてきているので無さそうです。
なので死者をプラスワンするという形で原作読者を驚かせてくるのではないでしょうか。
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2年前に恒一と赤沢さんの出会いがあったという設定にすると、この0巻の原作でも描かれていないという内容に入れてくることも考えられます。「アニメ本編では描かれなかったミサキメイのこれまで」と書かれていますが、ネタバレになるので赤沢さんとのエピソードのことは伏せてられているのかもしれません。
憶測の部分が多いですが、アニメでの赤沢さんの猛プッシュと改編を考えると赤沢さんに関する設定が原作と変えられている可能性が高いです。アニメで原作既読者を驚かせるとするなら赤沢さんも死者というのが一番インパクトがあります。
どちらにしてもPAならあっと驚かせるような展開をきっと用意しているのではと思います。
1話冒頭でのカット:
ここで挿入されるカットが、アナザーでの災厄による死を示しているようです。
ダムのシーンですが、これが10月の終わり頃に川が増水したときに溺れて亡くなったという三神先生のシーンのようです。
血に濡れた包丁。雨が降っているので久保寺先生ではなく、合宿での事件のシーンでは。
15年前の災厄が止まったという年にお参りに行った夜見山神社。
その時に落雷によって死者が。
傘は桜木さんの死。
この鞄は自殺する久保寺先生のもの。
水野さんが事故死するエレベーター。
Nice boat.
問題となるのがこのクルーザー。
8話での水着回と関連していそうです。
ですが、その前のテープのカットのように死者とは直接関係ないことも考えられます。
鳴ちゃんの家はお金持ちみたいだから、きっと見崎家のものでしょう。
雨の中の車は桜木さんの親の交通事故死を指しているようです。
この炎は26年前の夜見山岬が亡くなった火事ですね。
わからないのがこのカット。
学校内の倉庫的な部屋に見えますが……。ここでも何かが起きたのか。血が飛び散ったような跡が見えます。
クライマックスの舞台の合宿所。
これも謎ですが、恐らく15年前に松永が殺したという死者ではないかと思われます。
OPでのカット:
ここにも今後の展開を示唆させるカットが。
死者らしきシルエットが浮かび上がっています。女の子のように見えますが、誰なのかはわかりません。
藤岡未咲ではないかと思うのですが……
鳴の左目に映っているので、これも「死者」のはずです。誰なのかは不明ですが。
または合宿の時の死者かもしれません。
これも謎のカット。原作では橋からダイブはなかった気が。
橋から飛び込んだみたいです。アニメオリジナル展開だとすると、これが赤沢兄の死ではないかと思っています。
そうだとすると、赤沢兄と三神先生の死は関連があるのかもしれません。
これが三神先生の死亡原因かもしれませんが。
シャンデリアの落下シーン。
合宿での爆発を指していそうです。
TVの映像のように見えるのですが、そんなシーンが原作にあったのか覚えていません。
合宿所のテレビに刃物を持った人物が襲いかかっているシーンがテレビの画面に映り込んでいるのではないでしょうか。
EDのシーンが不明です。
合宿でのシーンのようにも見えますが、原作では合宿には制服で参加しているので。
赤沢さんや勅使河原、望月の私服が7話とは違うものですし、桜木さんが登場しています。
そうだとすると桜木さんが登場している説明がつかなくなりますが……。
恒一のこうあって欲しかった合宿のシーンなのか。
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この予想は他に誰も唱えてないよね
8話も水着回に費やし、赤沢さんのプッシュも多々あったのも感情移入させる意図あるのかもなぁ
そんで「怜子が死者だ!」っとふんぞり返ってる一部の原作既読者を驚愕させようとするのかもね
あと今日の原作者のツイートで続編を書くことが決まったみたい このアニメで完結するのではなく、新たに”Another Stery”を創る意欲があるように、それに繋がる形の大幅な改変、可能性は十分じゃないかな~
>綾辻行人@ayatsujiyukito
>腹を決めて予告してしまいましょうか。次は「Another ~episode S」(仮題)という長編を書く予定です。
Sは榊原のSか?
なるほど、これもありかもですねー。
誰が死者なのか、ドキドキします。
ではー
確かに不気味ですねー。