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NFL 神の子 ティーボウ NYに行く!

tebow ny

ティム・ティーボウ-wikipedia
Tim Tebow(ティム・ティーボウ) は全米で大人気のアメフト選手。大学時代に素晴らしい活躍をして全米中の注目を集めますが、そのプレイスタイルからプロ向きではないとされ、ドラフトでの評価は低かったのですが、Denver Broncosが1巡25位で指名するというビッグサプライズが。
昨シーズン途中からスターターに昇格しました。
パス能力が低く、プロではほとんど見られないラン中心のオフェンスを展開するのですが、驚異的な集中力と神がかり的としかいえない逆転劇を見せて、チームを地区優勝に導き、プレイオフでも勝利を挙げるという活躍を見せます。

ManningDenver2012.jpg
その活躍ゆえに来期もスターターでゆくと見られていたのですが、今オフの目玉である Peyton Manning の争奪戦にブロンコズは参加し、見事入団までこぎつけました。


ペイトン・マニング-wikipedei
ペイトン・マニングはMVP4回の偉大なQB。現在トップレベルのQBですが、首の故障により昨シーズンは全休。チームはマニングと契約を延長せず、この機会にチームを若手主導に切り替えることに。
そして、マニングはデンバーと契約を結ぶことになります。

これによってデンバーのエースQBはティーボウではなくマニングに決定。
ティーボウの扱いが注目されますが、チームはティーボウを放出することに。
ティーボウはNY Jets にドラフ権と引き替えにトレードされました。

tebow nyjtim tebow jets jersey
ティーボウが来ることで喜んでいるファンたち。

この件でブロンコズとジェッツは全米中の注目を集めることになりそうです。
まさかブロンコズが2年連続で話題の中心になるとは思っていませんでした。



1.なぜデンバーはマニング獲得に動いたのか。
ティーボウは昨シーズンチームを勝利に導き、見事な結果を出しています。しかし、そのプレイスタイルは独特で、ティーボウ専用のシステムを構築する必要があります。
昨年は成果を上げましたが、研究されて対策を練られることによって、今年はそのラン中心のオフェンスが封じ込まれることが考えられます。それに、昨年の勝利も神がかり的なもの、奇跡としかいえないような勝ち方でした。普通なら絶対に負けているような試合内容でした。
ティーボウはパス能力に問題があり、パスが非常に不安定。それゆえにオフェンスを計算できず、心中覚悟でオフェンスを展開せざるを得ず、首脳陣からの信頼を得ていませんでした。

しかし、ファンからは絶大な人気を誇るティーボウなので簡単に切るわけにはゆきません。しかし、マニングが来るとなれば話は別です。彼ほどの偉大な選手が来てくれるなら、ティーボウよりもふさわしいとほとんどの人が考えてくれます。

2.なぜティーボウを放出したのか。
ティーボウはドラフト1巡指名。通常ならチームを背負う選手となることを見込んでの指名です。
それにマニングは来シーズン36歳に。残り少ししか現役でプレイできません。それに首の怪我が完全に治ったのかどうかも疑問符が。ハードなスポーツなので強力なヒットを受けて怪我する可能性も高いので、控えとして活躍する機会が出てくるかもしれません。
また、偉大な選手であるマニングのプレイを身近で見て指導を受けることによってティーボウが成長し、マニング引退後エースになるというシナリオを作ることができます。
また、ティーボウは走力があるので、ラン要員として起用すれば大きな武器になります。

それでも放出しました。これはもうティーボウがチームの構想に入っていないことを示しています。
マニング獲得によってチームのオフェンスをマニング仕様に完全に切り替えることが決定事項となっています。
しかし、ティーボウを控えQBとして使う場合、マニング用のオフェンスではティーボウは使えないので、ティーボウ用のオフェンスを準備する必要があります。全くスタイルが違うオフェンスになるので、それに対応させるのに多くの時間が取られることになりますし、プレイヤーにも負担がかかります。その無駄を省くために放出を。
そして、ティーボウは絶大な人気があります。
控えとして置いておくと、起用しろというファンの声が大きくなります。
実際昨シーズンも開幕当初はティーボウは控えだったので、チームの負けが込んだ時に、ティーボウを起用するようにという看板を町中に掲げようとして有志が立ち上がり、大きな話題になりました。そういう外野の雑音を防ぐ目的もあります。
さらに、ティーボウのパス能力が改善されるのは厳しいと首脳陣は見ていると思います。
昨シーズンもディフェンスの動きを読む点でかなりの問題を見せていました。フィールド全体を見回してフリーになっているレシーバーを捜す点でも問題がありました。フォームやコントロールは改善することができても、こういうパスを投げる点での才能はなかなか教えて身につくものではありません。パサーとしての大化けはないと判断したはずです。

3.新天地であるジェッツでティーボウは活躍できるのか。
ジェッツには2009年のドラフトで1巡5位指名したマーク・サンチェスがいるのですが、不安定なところがあり、フィールド全体を見る点で問題を抱えていて、そのパス能力に疑問を持たれるようになっています。
ティーボウが来ることによってライバルの存在によりサンチェスが奮起することが期待されています。
ジェッツはヘッドコーチがラン主体のオフェンスを得意にしていたこともあって、ティーボウの走力を生かせるシステムも起用してくることが考えられます。
昨年結果を残しているだけにティーボウはエースQBとしての起用を望んでいると思いますが、限定的な起用方法では大きな戦力になるはずです。
昨年、ジェッツはチーム内のゴタゴタがあり、チームが一つにまとまることがなく、成績を落としました。
ティーボウが来ることによって、かなりの注目を集めることになります。NYのチームだけにマスコミの注目度が高く、引っ張りだこになるはずです。このことが吉とでるのか凶となるのかが難しいところです。ティーボウだけに目が当たることによってチームの問題が目立たなくなることも考えられますが、ティーボウにチームメイトが拒否反応を起こし、さらに人間関係がゴタゴタするかもしれません。敬虔なキリスト教徒としてのキャラクタ-を全面に出しているだけに、熱狂的な支持を受けながらも拒否反応を示す人もいます。
ティーボウは練習熱心で、品行方正で、強力なリーダーシップを持っているのでチームを一つにまとめ上げてくれるかもしれません。


個人的にはペイトン・マニングは好きなタイプの選手ではありません。オーディブル多様のオフェンスが好きでないし、ポケットパサーも好みではありません。
ティーボウのエキサイティングな常識外れのプレイスタイルは大好きです。人間的にも素晴らしいですし。
昨年もシーズン中で1度あるかないかというような大逆転ゲームを何度も見せてくれました。
長年ブロンコズを応援している者として昨年は最高のシーズンでした。それゆえもっとティーボウを見ていたいという気持ちはあるのですが、チームとしては来年も結果を出すことが求められています。そのため時には冷徹な判断もする必要があるのがNFLです。
ブロンコズは来年のスケジュールが厳しいのでマニングが来たからといって地区優勝確実とはいかないと思っています。マニングのコンディションも心配だし。
ティーボウ放出によって控えQBがいないので、FAの選手を獲得する必要があります。恐らくドラフトでオクラホマ州立大のブランドン・ウィーデンを獲得すると思うのですが。

ブロンコズのマニング獲得、ティーボウ放出、ジェッツのティーボウ獲得が正解だったのかどうかはこれから明らかになって行くと思うので楽しみです。


Playing with Purpose: Inside the Lives and Faith of the NFL's Top New Quarterbacks--Sam Bradford, Colt McCoy, and Tim TebowPlaying with Purpose: Inside the Lives and Faith of the NFL's Top New Quarterbacks--Sam Bradford, Colt McCoy, and Tim Tebow
(2013/04/26)
Mike Yorkey

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2012-03-23 23:54 : Sports : コメント : 0 : トラックバック : 0
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