氷菓 第13話 「夕べには骸に」

「いえ,やっぱり……気になりません」
いえ,なんでもないです。
新OPに。
十文字かほさんですね。里志のクラスメートで,一目置かれています。
沢木口先輩が一緒にいるのは天文部メンバーですね。
「遠まわりする雛」が楽しみです。
新OPのテーマとしては,奉太郎がもう灰色の学園生活では満足できなくなってきていることを示しているようです。
灰色から引っ張り出すことになったのが千反田です。奉太郎の夢オチでしたが,灰色を変えるきっかけになったのが千反田であると奉太郎は認識しているようですね。
摩耶花は漫研ではぼっちと印象があったのですが,友達はいるみたいです。
里志のクイズパートでは谷くんが登場。
クラスメートで囲碁部です。
里志が回転したときに遠心力で顔の穴の位置がずれたり,土星の輪が司会者のぴかしゃに当たったりと細かいところの描写が凝っています。
千反田のコスプレ写真の絶対領域の部分が見えています。灰色でも興味を示していまいます。
今度は壁新聞部に取り上げてもらおうと,遠垣内先輩に交渉。
「古典部を取り上げてください」といきなり結論に当たる自分の要求から入る交渉です。
まっすぐ辿り着いたみたいなので少しは成長していますが。
「エロ本の隠し場所変えても無駄だからね」と揺さぶりをかけないと。
十文字かほさんが登場。千反田の友達で占い研究会,神社の娘です。
テントの中で20分もかほさんとふたりきりになれるというのに行列ができていないのはおかしい。
「占い研究会から 運命の輪は既に失われた 十文字」
タロットカードが盗まれたのでタロット占いはできないと。
一緒に文化祭が終わったら返しますというカードと文化祭のしおりのページが開いて置いてありました。
姉さん,事件です。
クイズの最終問題は生徒会長の名前。「陸山宗芳(くがやまむねよし)」です。
谷くんからは囲碁部から碁石が盗まれたと。犯行声明付きです。
奉太郎がもらった被服研のバッチは園芸部へ。
代わりにもらったのが水鉄砲。グロック17。園芸部がメインで使っているのはAK。
マンガのレビューなんて無駄と摩耶花を煽る河内先輩。
摩耶花が受けて立ったら,席を立つ湯浅部長。
河内先輩はマンガの面白いとかつまらないというのは読み手の主観によって決まるもの,読み手次第で名作にも駄作にもなるのでレビューなんかしたって意味がない,マンガの面白さ自体はみんな一緒だと。読み手の面白さを感じ取るためのアンテナが大事というのがその主張です。
でも摩耶花はマンガはどれも同じではない,時間と観察者のふるいにかけられる前から名作として世に出てくるものがある。時間の淘汰を受ける前から描き手の才能や技術の差は存在すると。
「先輩,去年この学校の文化祭で売られた,『夕べには骸に』ってマンガ,読みましたか?」
最初からの名作として摩耶花があげた作品に反応する河内先輩。
しかし,これは仕組まれた戦い。
客を呼び寄せるための本音のマンガトークをさせるためのもの。摩耶花の性格を知っているので上手に煽っていました。巫女vs両性体ということでコスプレの元ネタが。
文化祭の一日目が終了。
これが夕べには骸にか。
イメージしていたものより少女マンガしています。表紙の女の子が来ているのは神山高校のセーラー服に見えます。
こっちは「ボディートーク」
すぎ恵美子のボディートークが元ネタだと思っていましたが,表紙からするとギャグマンガか。
これが摩耶花の部屋か……
夕べには骸には見つからず。
次回は「ワイルド・ファイア」
待望のお料理対決が!! 沢木口先輩の活躍が楽しみです。
摩耶花のコスプレの元ネタがわからないです。
原作ではエスパー魔美だったのですが,変えてきています。
権利関係の問題があると思うのですが,河内先輩を格闘ゲーム繋がりでナコルルにしたように,摩耶花も魔法少女だとは思うのですが。
文化祭1日目が終了。文化祭は6話構成か。
今回も伏線の出し方が巧妙です。
文集を売り切るというのがメインの目標なので,そのための交渉に奔走する千反田,PRしながら文化祭を楽しむ里志,自分の責任でもあるのに文集の件では貢献できずに漫研で孤立してゆく摩耶花,のんびりとわらしべ長者しながら店番する奉太郎という4人の視点で物語が進んでゆくのですが,徐々に事件が見えてきていました。
千反田は十文字さんから失われたカードのことを,里志は谷くんから囲碁部から消えた碁石のことを,奉太郎もアカペラ部からアップルジュース(原作ではアクエリアスでしたが,商品名は使えなかったのか)が無くなった事件を見ていました。
摩耶花も論破の根拠になる「夕べには骸に」が消失しています。
「夕べには骸に」の元ネタは「朝には紅顔ありて夕べには白骨となる」人の生死は予測できないという意味です。
孔子の「朝に道を聞かば,夕死すとも可なり」も関係していそうです。朝に道,人生の意味,真理について知ることができれば,その日の夕方に死んでも悔いはない(人生の目的を果たしたので)という意味です。
オリジナルの千反田のコスプレ写真のネタは面白かったです。
摩耶花の部屋も見れたし,十文字さんの外見がわかったのも大きな収穫です。
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雪の荒楠神社を見て「あきましておめでとう」
天文部員を見て「手作りチョコレート事件」
桜と傘を見て「遠まわりする雛」
を期待しています^^
荒楠神社もOPで写っていましたね。
十文字かほさんがとても魅力的なキャラであることがわかったので,このお正月回が楽しみになってきました。
沢木口さんのあのカットは文化祭のものかと思ったのですが,バレンタインの時のものかもしれませんね。
「遠回りする雛」の後半のエピソードはどれも大好きなものなのでアニメでどのように描いてくれるのかが楽しみです。
原作では摩耶花の1日目のコスプレがフロルだったのですが,2日目は原作と違うものになっていました。
秘密のアッコちゃんのようです。
河内先輩も1日目のコスプレが原作と違っていました。
映像化となると許可が必要になると思うので,アニメでどういうコスプレになるのかが楽しみです。