TARI TARI 第5話 「捨てたり 捨てられなかったり」

「言えなかった……行ってきますも……ごめんなさいも……ありがとうも……もう一緒に歌えない」
一緒に歌を作っていたら元気になったのかも
ウィーンの回想が。
ガンバレッドを渡しているのでこの少年がヤンですね。
てっきり,同級生だと思っていました。
「いまからこの力を解放する!!」
いきなり厨二な台詞でスタートしましたが,ガンバレッドが登場するヒーローものの台詞でしょう。歌も主題歌では。
田中はバドミントンの全国大会に。
夢に向かって頑張っている田中に,紗羽は騎手になりたいと。
和奏の店はお土産屋だけでなく喫茶も提供していました。一人で手が足りるのか。
この鍵は恋人の丘の鍵ですね。二人で鍵をかけるとなんちゃら……というやつです。
メモオフ4 それからの妹ルートで登場します。
例の手紙でショックを受けているのかと思ったら,吹っ切れたような感じの和奏。
田中はベスト8。ベスト4なら全日本の試合に出れていました。
あまり練習できていないのにここまで来れるとは。
姉が部活で始めたので真似するように。この学校を選んだのは近かったということと,憧れていた選手がいたから。いずれ登場することでしょう。
志穂さんの家に合唱部の写真が。まひるの一年後輩でした。志穂さんは普通科のような気がするのでまひるの3つ隣か。
教頭は心の旋律の楽譜を持っているのでこの曲を歌ったのか。楽譜にはまひると書いてあります。
当時も音楽科ではない生徒が混ざっていたんですね。
写真を見てお母さんのことを思い出す和奏。
合格通知が届いたのが葬儀の日でした。
お父さんがコーヒーをこぼしたことで病室でのことを思い出します。
きっとこの日に告知されて父は動揺していたのでしょう。
それでも受験が控えている和奏のために元気に振る舞うまひる……
和奏と一緒に曲を作ろうとしていました。それが駄目なら一緒に歌おうと。
残されている時間が少ないからこそ,音楽の楽しさや本質みたいなことを教えようとするまひるですが,受験前の和奏はそんなことよりも受験のテクニックを教えてもらおうと。その行き違いで喧嘩に。和奏としては母と一緒に音楽をするためにまずは音楽科に入りたかったわけですから,目先のことを考えている和奏ともっと先のことを考えているまひるでぶつかり合いが生じてしまいます。
楽譜の曲はまだ登場していないですね。完成させて合唱部で歌うという展開になると思うのですが。
「受験も大事だけど,音楽は続くのよ。音楽がいつも和奏の側にいられるように,音楽のことを大好きな気持ちを……」
ピアノを教えるまひるですが,コール・ユンブンゲンではないと怒る和奏。
Chor Uebungen 合唱の教則本みたいなものです。
娘と一緒に歌っていた思い出を大事にし,音楽の楽しさを教えようとするまひるですが,受験で頭がいっぱいになっている和奏の耳に届きません。
「受験に受からなければ意味ないでしょ!!」
和奏がこんな状態だと告知も難しいですね。
和奏が作った料理は肉じゃが,焼き魚,味噌汁,漬け物か。
おじさんが腰を痛めたということで父は畑を手伝いに行くことに。
部屋のピアノを片付けると言い出す和奏。
いらないものを片付けてベッドでも置こうかと。
このマスコットはくじらだったのか?! 金魚とクジラの間をとってイルカに。
クジラは歌うということでクジラを作ったのか。イルカが歌うというのは記憶にないのですが……
そのクジラを処分するピアノの上に残す和奏。
嵐が近づいていることを示す雲の描写が凝っています。
田中のベスト8を祝うパーティーに誘われても断る和奏。
田中をねぎらう会なのに田中のおごりだとは。紗羽は鬼畜です。
ケーキでつる作戦も成功しません。
部屋に帰るとピアノが無くなっています。畳にピアノの跡が。
畳の上に置くのは畳的にも音響的にもよくないのですが……
無くなってみて喪失感に気がつく和奏。
おまけに猫のドラも行方不明。
餌が手つかずだったので和奏が学校に行ったときからすでに不在です。
降り出す雨を見て受験当日を思い出す和奏。
「こんなのいいのに。濡れるから早く帰って!」
これが母との最後の会話に……。
「これからは娘と和奏と一緒に歩きたいの。その健やかなるときも病めるときも,喜びの時も悲しみの時も,そんな歌が和奏と一緒なら作れる気がする。わたしにとって歌は愛を伝える言葉だから。そして和奏もわたしに大切なことを教えてくれたから。和奏に伝えたい想いが歌になってそれを一緒歌うことができたら。そして,和奏の歌を聴くことができたら,わたしの人生は百点満点です」
外の雨から母との最後の会話を思い出し心中でも嵐が吹き荒れる和奏。
おまけに家には一人で猫も行方不明です。部屋には音楽に関係するものがすべてなくなっているし。
母の喪失と和奏の気持ちを様々なものが象徴しています。
次回は「笑ったり 想ったり」
「和奏!! だめ~!!」(来夏)
「和奏,僕たちに必要なものは何だと思う?」(ウィーン)
「世界?」(田中)
「和奏,これから暇?」(紗羽)
まひると和奏の両方の気持ちがわかるだけに見ていて辛くなります。
いつもは仲が良く音楽の面でも憧れていた母です。
その母に近づきたい。そのためにはまずは母も通った音楽科に……
それゆえに母の気持ちに気がつかず空回りしてしまいます。
母にとって音楽が大切なものであったこと,母娘で歌うことを何よりも大事にしていたことを知ってしまっただけに,いまの自分にはそれをかなえてあげることができない……
それで,音楽からはっきりと背を向ける和奏。
まひると和奏のそれぞれの想いがわかるだけに胸を打ちます。
和奏としてはそれが最善だと思ってやっているのですが,逆に苦しめることになっています。
母とはもう歌えないという和奏の心の傷を解決するのが次回のポイントになりそうです。
ウザくてスペックも低い来夏がいい仕事をしてくれそうです。
予告を見ると様子がおかしい和奏が自殺するとでも思ったのか。
ついに和奏が歌を取り戻す展開になるのか。大きな山場になりそうです。
今回が見ていて辛い回だっただけに次回での感動が大きくなりそうです。
和奏が父に優しくなっていたのは,少し大人になってあのときの父の気持ちも理解できるようになっていたからではないでしょうか。無理に明るく振る舞っている感じです。
父もそれがわかっているのか,寿司を食べなさいと食事代を多めに置いていました。
母の死別は高校入学前だったのに対し,普通科への転科は3年になってからなので,転科を決意させる何かもあったはずです。母のような才能が無いことに気づいたのか。心から音楽を楽しむことができないいまの和奏では母に追いつくことができなそうです。
まひるはその音楽の才能から様々なところから声をかけられていたのではないでしょうか。
それでもまひるが選んだのは和奏でした。
それで音楽を捨てたように見えるので,教頭との間に確執が生じているようです。
「和奏の歌を聴けたら,わたしの人生は百点満点です」
それなのにもう聴かせられないわけですから,和奏の絶望感がよくわかります。
これをどう乗り越えてくれるのか次回を全力で楽しみにしています。タオル持参必須の視聴になりそうです。
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