リトルバスターズ! 攻略日記 4 Refrain
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そしてついに Refrain に。
世界の秘密の核心に迫る展開が。
Refrainを終えることによってこの作品の凄さを理解できるようになります。
というわけでネタバレ注意です
スタートするとバスの事故現場が。
これが鈴ルートで言われていた併設校のグループが旅行先で事故にあったというやつか。
それを悪夢としてリアルに認識する理樹。
両親を亡くした理樹の前に現れたのは「4人の男の子」と。鈴を男の子と認識していたのか。それとももう一人のメンバーがいたのか。
「かつてリトルバスターズというものがあった」と過去形になっています。
これまでと同じように真人と謙吾の喧嘩が始まりますが,仲裁しルールを作ろうとするのは恭介ではなく理樹。
謙吾はこの喧嘩で腕を負傷。
それで何か楽しいことを提案してくれと。理樹が恭介のポジションになります。
鈴は知らない人や暗闇を怖がるように。
鈴エンドのせいですね。
理樹たちの学校には通えず併設校の特殊クラスに。残った猫もレノンだけ。
特殊クラスの生徒は鈴が飼っていた猫ですね。名前が猫の名前から取られています。
バラバラになったリトルバスターズを再結成させるため,恭介の役になろうとする理樹。
まずは鈴とキャッチボールを。
そしてみんなで野球をしようと。
しかし,それから降りようとする謙吾。その理由は言ったとしても理樹には理解できないと。その行動が恭介と被っていると。でも野球のことは覚えていない理樹。
真人も教えてくれず二人は離れてゆくことに。
この世界に感じる違和感,秘密を探ることにする理樹。
何かよくないことが起き,今に至っている。
リトルバスターズが結成されるよりも以前の過去,始まりの場所からやり直す必要が。そして目指すのは「何かが起きた」場所。最初の事故現場が関係してそうです。
恭介と鈴が最初に仲良くなったのは真人。
真人を倒し,悪の道から更正させ友情の契約を。
リトルバスターズ再結成のために鈴を同じ学校に通わせることに。
真人は元の真人に。
リトルバスターズが結成されなかった世界線になってきています。
鈴とリトルバスターズを結成することによって,結成当時の状態の友好関係に戻っているようです。
真人との熱いバトルから Episode:真人へ。
これまでの状況が真人アングルで。
次は謙吾の番ですが,自分の殻に閉じこもっている恭介。
恭介と理樹のポジションが入れ替わっているようです。
「そんな目的は捨てろ,これ以上先を目指すな」と謙吾。
「その先に待つのは……暗闇だ」
「リトルバスターズの結成をここで断念することだ。もしそうしてくれるなら俺は一生お前を守ろう」
いまの楽しい日々ではなく真実を知ろうとする理樹。
Episode::謙吾へ。
恭介と戦う道へ。例の鈴ルートでの野球対決か。
なぜ謙吾が打てなかったのかが明らかに。
ここで古式みゆきの立ち絵が登場!
理樹だけが知らないこの世界の仕組みを使って俺を欺いたと。
今度は理樹と謙吾の野球対決。
負けることによって恭介に救われたときのことを思い出します。
そして,今度は恭介に手を差し伸べることに。
Episode:恭介
「野球をしよう」からの恭介視点。
理樹と鈴を成長させてこの場所から見送るのが目的。それでミッションを。
しかし,そこまで強くなれない鈴。
謙吾が望んだのは二人がこの世界で永遠に子供として遊んでいること。それで恭介を止めようと。
結局,鈴を救うことはできず壊れたままに。
恭介だけが知っているこの世界の抜け道。
どうやら最初の事故現場が現実の世界で,これまで見てきたのは夢の世界。恭介が理樹と鈴を救うために作り出した世界のようです。
そして繋がる理樹が手を差し伸べる世界。
Last Episode:Little Busters
野球を始めることにする理樹。
ここに辿り着くことによって消える真人
そして「何かが起きた世界,本当の世界」に向かう理樹。
この世界は恭介たちが作りだした世界。鈴と理樹を生き残らせるために。
修学旅行のバスが崖から転落。
併設校での事件というのが実際に起きたこと。
真人と謙吾が身を挺して守ったおかげで鈴と理樹だけが助かります。
二人が目覚めと共に絶望させないために作りだしたのがこの世界。
それが「世界の秘密」
恭介,謙吾,真人の思いが重なって作り出した死の世界で意志を通わせることが。
死の淵にいる鈴と理樹もそこに運ばれてきています。
その世界でみんなとの出会いの日から事故が起きるまでの間を繰り返していました。リフレインです。
止まっていた時間が動き出し,現実の世界へと。
鈴ルート最後で強く生きることを選び,この場所へと辿り着きます。
そして終わる世界。
修学旅行の事故現場へ。
そこでナルコレプシーに襲われる理樹。
世界の秘密を知り,すぐに鈴と逃げなければ炎に巻き込まれることになってしまいました。
あの世界での時間は必要なものだったのです。
学校でみんなとお別れする鈴。
現実世界で鈴と再会。二人で生きてゆくことに。
エンディングの後で
これで「いい」「よくない」の選択肢が。
「いい」を選ぶと幸せに二人で生きろと。
「よくない」を選ぶと,みんながいないことに不服でさらに物語が。
ナルコレプシーを克服し,鈴と協力してみんなを救おうと。
Episode:鈴へ。
学校に戻る鈴。
絵本を通してみんなを見つける鈴。
理樹に手を引いてもらいみんなを助けるために現実の世界へと。
Episode:理樹
みんなのことを思いだし,殻の中に閉じこもるのではなく,過酷な運命に立ち向かおうとする理樹。
ナルコレプシーは失うのを恐れて逃避するために造り出したもの。みんなとの出会いを求めるためにそれを克服します。
ナルコレプシーは現実から目を背け夢の世界に留まり続けるために理樹が選んだ道。発病させていたのは理樹の弱さか。
すぐに逃げるのではなくみんなを助けることに。
担架でクラスメイトを運び出します。
修学旅行のバスに隠れ乗っていた恭介。軽油が流れ出るのを防いでいます。
みんなを助けることによって,目ざめた世界はこれまで通りのみんながいる場所になっています。
葉留佳は違うクラスでしたがノリで同じバスに。佳奈多と仲直りをすることができています。
あの世界で理樹が成し遂げたことが現実世界でも反映されているようです。
美魚は前よりも笑顔を見せるように。
クドには帰る故郷ができています。
来ヶ谷さんのことは何も覚えていない理樹。来ヶ谷も何も語りません。
小鞠と鈴は友達に。
そして,最後の一人が。
冒頭の「恭介が帰ってきたぞ」に繋がります。
もう一度修学旅行へ。
タイトル画面が修学旅行で向かった海に。
これで True End です。
しかし,CG達成率は66% 追加ヒロインが残されています。
感想:
ついに明らかになる世界の秘密。
それは過酷な現実でした。
鈴と理樹が過酷な現実に対応できるように,起きたことを受け止め,逃げて助かることができるように恭介たちは夢の世界を作り出します。
本来なら全員が死んでいるような事故でしたが,真人と謙吾が理樹と鈴を助け,Key作品のテーマでもある「奇跡」が起きて,煉獄のような世界でみんなが一緒になることができます。
(煉獄はカトリックの教義で,次の世における段階,場所,状態であり,そこで罪に対する償いを行うことによって天に行くことができるようになります)
そこでの体験を通して,まだ死んでいない理樹と鈴が強さを得て,現実に立ち向かい生き残ることができるように,みんなは二人を助けていました。
そのおかげで生き残ることができた鈴と理樹でしたが,みんなの思いに重なり,夢の世界に残ったクラスメイトたちとの交流,個別ルートを繰り返すことにより,みんなを助けるための強さを得ることができるようになります。
それで,世界の秘密と向き合いみんなを助けることができ大団円へ。
これによって難解だった個別ルートが理解できるようになります。
リフレイン終盤ですべてが繋がり,この作品が作り出していた素晴らしさに気がつくことができます。
そこで得られるカタルシスは極上です。
リトバスメンバーの想いを理解することができ感動に打ち拉がれます。
共通ルートやヒロインルートで挫折してはいけない作品です。(途中で挫折して長らく積んでいたことを後悔しました)
Air,CLANNADも好きな作品ですが,不幸や悲劇や試練をメインにもって来るのではなく,リトバスは友情が作品を貫くテーマになっていて単なる泣きゲーとは少し違う味付けがされています。(破壊力ではAir終盤やCLANNADアフターの方が上ですが,プレイした達成感はリトバスが上です)
全体の完成度としてはKey作品で一番ではないでしょうか。
Air,CLANNADは重すぎて再プレイする気になれないところがあったのですが,Refrainで世界の秘密を知ることにより,共通ルートヒロインルートを再プレイしたくなってきます。隠されていた秘密を知った上で再プレイするといろいろと発見があり,より深く理解することができそうです。
そして音楽が素晴らしいです。
Airには素晴らしい楽曲が多くあり,Rewriteもレベルが高かったのですが,リトバスが一番自分好みです。
「リグレット」「何も起こらなかった世界」「生まれ落ちる世界」といった楽曲の出来は見事です。PMMKが実に良い仕事をしています。
それでは次は追加ヒロインルートを。
その後で考察をする予定です。
ここで世界の秘密まとめを:
理樹や恭介たちがいる世界は現実の世界ではありません。
そうなってしまったのは修学旅行の時のバス事故のせいです。
事故は全員死亡レベルのもの。
しかし,真人と謙吾が身を挺して理樹と鈴を守り,二人だけは生存可能です。
でも余りにも悲惨な事故現場の状況ゆえに,鈴と理樹は起きた現実に耐えることができない。
そうなれば,事故の後の爆発などに巻き込まれて結局生存できなくなる……
それで,バスに隠れて乗っていた恭介は理樹と鈴を生還できるようにするだけの強さを身につけさせるために,死の世界から実際の世界ではない虚構世界を創り出します。
それに同調したのがリトルバスターズのメンバーである真人と謙吾。彼らはメンバーの中でも弱い存在である理樹と鈴を守ることを第一にしています。
世界を作り出した恭介には管理者として最も強力な権限を持っていますが,同じリトバスメンバーである真人と謙吾にも管理権限が与えられていて,虚構世界を構成するものや,そこにいるクラスメイトなど,NPCに対して干渉することができる権限を持っています。
この3人に同調したのがヒロインたち5人で,彼女たちはこのまま死んで行くことに未練があったので,その未練を叶えるためにこの世界に加わり,支えることになります。
それで,恭介,真人,謙吾,小鞠,クド,葉留佳,来ヶ谷,美魚の8人が虚構世界を支えていて,そこに管理者の意志によって加わった理樹と鈴の10人が虚構世界の住人です。
虚構世界ですが,それを構成しているのはそこの住人の記憶に基づいています。
それで学校などの建造物や学校の生徒はその記憶に基づいて再現されていて,それに基づいた通常の学校生活を送っています。
住人もNPCも外見には変化がなく,佳奈多のように住人と関わることによって自我を持ち,自分の意志で行動することも可能です。
しかし,現実世界の本人がこの世界に参加しているわけではないので,虚構世界で経験したことは現実世界には持ち込まれません。
シナリオの構成ですが,この世界は鈴と理樹に強さを与えるのが目的です。
そのため恭介は様々な試練を二人に与えています。
そして,住人であるヒロインたちと関わり,その未練を解決することによっても成長することができます。
そのことが表れているのが鈴ルートです。初回プレイ時には鈴は恭介が与えた試練(みんなと離れて併設校に行く)ことを拒否します。
しかし,理樹が残りのヒロインを攻略し,鈴もヒロインたちと関わることによって強さを得,全員攻略後は併設校に行くという決断をすることができるようになります。
でも,併設校行きは恭介による強くするための強引な手段過ぎて失敗します。
鈴と理樹はその試練に耐えきれず,二人で逃げ出す道を選んでしまいます。
結果的に鈴は深い心の傷を負うことになり,通常の学校生活を送れなくなってしまいます。
(ちなみにその学校にいる生徒は鈴の側にいた猫たちです。Ex:ひーちゃんはヒットラー)
恭介は自分のプランニングが失敗したので,今度は虚構世界から現実世界に戻ることによって物理的な方法(流れているガソリンを止める)で二人を助けようとします。
しかし,この方法は困難であり,虚構世界に戻るとリセットされてしまいます。また,現実世界では恭介は瀕死状態なので,そこでの行動は恭介を激しく疲弊させるものとなり,虚構世界でも通常の活動を行うことができなくなり,自分の殻に閉じこもることになります。
結果,リトルバスターズはバラバラになり,理樹はみんなを一つにするために,自分が恭介の役になってリトルバスターズを再結成しようとします。
しかし,鈴が心に傷を負うことになったので謙吾は2週目の鈴ルートでは恭介に反発し,虚構世界での永遠,理樹たちと楽しく遊び続けることを求めようとします。
恭介が目指したプランは失敗したので,真人と謙吾は理樹が同じ道を辿らないように,恭介と同じことをしようとする理樹を妨害していました。
その理樹が自分の方法で強さを取り戻し,現実世界に戻って事態に立ち向かうのがリフレインルートでした。
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