TARI TARI 第8話 「気にしたり 想いっきり駆け出したり」

「それまでもし誰かを抱きしめたくなったら,わたしを抱きしめてもいいよ!」
Lost Love
今回もアバンでは過去場面は登場しませんでした。
物語が過去ではなく未来,将来に向かっているからですね。
体重制限をオーバーしているために受験をすることができません。
体重を告げた後の志穂さんの反応を見るとダイエットで何とかなる数字ではないようです。
それにしても父の空気の読めなさ。
落ち込んでいる娘に正論を説いても。
沖田家が父子家庭だったら大変なことになってましたね。お互い頑固者だし。志穂さんがいい調整役になっています。
進路希望調査票を返してもらうことにより,競馬学校への入学は諦めることになります。
練習場所は合唱部に取られます。
カチューシャの子が性格悪くて最高です。
声楽部から,合唱部はお遊びだと言われるのですが,それが自分に重なる紗羽。
「まだこれからなのに何で無理って決めつけるの。上手くいくかもしれないじゃない! それなのにチャンスももらえないなんておかしいよ!!」
「友達に忍者っている?」
「いねえな」
「やっぱり忍んでいるんだね」
「それよりお前んちって天井高い?」
男子が下らない会話をしている横で,「何で好きになる人を選べないんだろうね」とシリアスな会話が。
紗羽が失恋したと思い込んでいる来夏は励まそうとしています。
この噛み合わない会話が面白いです。
ウィーンの部屋の暖炉を見て,夏だというのに何かを燃やそうとする和奏……
「必殺チョップ」
イエローで遊ぶ来夏にマジギレするウィーン。
ピンクとイエローは女性隊員のようです。5話を見たらレッドは男性だったので合唱部の五人と戦隊は重ならないのか。
この戦隊ものについてはウィーン編で語られそうです。
ピアノがあると言うことで練習に来たウィーンの家ですが,ピアノは最初のC音から狂っています。調律が必要です。
「けど,それはもう叶わないから」
ここで騎手になることを諦めたら何も残らないとヒステリックになる紗羽ですが,和奏にも諦めている夢があります。
自分の経験から少し離れること,距離を置くことを勧める和奏。
離れることによって騎手だけが馬に関わる仕事ではないことに気がつきそうです。
猫でもわかる作曲の本でもさっぱりわからない和奏。
おまけにぼっち疑惑が。たまたま「お」で始まる友達が少ないせいかもしれませんが……
「本当に綺麗なハーモニーを奏でるにはわたし一人じゃできないの。楽しいでしょ,人がいるっていいよね」
和奏の言葉がまひるの言葉に重なります。7話でも「人がいるっていいね」と言っていました。
それでメインステージでの出場を決める予選会に出られることに。
でもそれが今日。紗羽が休みです。
「落ち込んでいるときは放っておいて欲しいけど,気にしてくれる人たちがいるって嬉しかったな」
和奏を誘うときにプレッシャーにならないように絶妙の誘い方をしていたのが紗羽でした。紗羽のことを気にしてくれる友がいます。
和奏はできる子だった。見事な交渉術を。
娘のために競馬学校に直談判する父の姿を見てしまいます。
父も紗羽のことを気にしてくれています。
「わたし 信じてる 紗羽をずっと待ってるの」(来夏)
「代えられないものを 受け入れる勇気 あなたはまたいつか歩き出す」(和奏)
「躓いても試合に負けても 明日があるさ」(田中)
「いつか輝く希望の光 なぜなら君はヒーローなのだから そうヒーロー……」(ウィーン)
みんなからの歌のメッセージを聞いて学校に向かう紗羽。
だが馬で!
和奏が偽報の計略を使えるとは。
間に合って五人での合唱をスタートするところでエンド。
折木さん……なんで駐輪場に馬が?! わたし,気になります!
次回は「白くなったり 赤くなったり」
「わたし赤がいいな」(紗羽)
「本当にこれ着るの」(和奏)
「みなぎる旨さ,シラスホワイト」(田中)
「エネルギーチャージだ,肉レッド!」(ウィーン)
「カレー嫌だ」(来夏)
次回のストーリーが謎ですが戦隊ものに見立てた飲食関係のイベントをやるのか。ウィーン編になりそうですね。
夢の挫折と青春の疾走が描かれていました。
1~6話で完璧超人な紗羽の姿を描いていただけに,悩みもがき苦しむ紗羽を描くことによって,これまで見えていなかった一面を知ることができました。
6話を単品で見ると馬で暴走して間に合って問題解決というTVドラマ的なチープな展開に見えるのですが,1-6話と逆の構図になっているところが多く,その対比を楽しむことができます。
和奏を励ましていた紗羽ですが,今度は紗羽が和奏に励まされることに。
過去のことで悩んでいた和奏に対し,将来のことで悩んでいる紗羽。
来夏の尻を叩いて気合いを入れた紗羽ですが,今度は来夏からの歌によって立ち直ります。
娘に対して何も言わず動かない和奏の父に対し,言葉が多く行動派の紗羽の父。
間に合わなかった発表会に対し,間に合うオーディション。
といった感じにこれまでの展開を上手に調理しています。
まひると教頭の関係が和奏と来夏の関係に似ていることがはっきりと示されていましたが,紗羽は志穂さんのポジションになるのか。
騎手になるという夢は叶わないことになりそうですが,今回サブレと爆走したことで一つの区切りになったのか。
あの格好で,しかも公道を走るというのは問題ありですが,馬という設定を輝かせるためには疾走して間に合わせるというのは必要な絵だったと思います。
次の紗羽の進路ですが,わたし的には「騎馬警官」を推したいです。セントラルパークの騎馬警官はかっこよかったです。公務員だし。矢の代わりに銃を撃てるかも
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