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リトルバスターズ! 考察 2 能美 クドリャフカ

White Fairy―能美クドリャフカ写真集White Fairy―能美クドリャフカ写真集
(2011/03)
Key、樋上 いたる 他

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クドはキャラは魅力的なのですが,シナリオが難解で初回プレイ時では理解できない部分が多くあるので,それで評価を下げている感じがします。

世界の秘密を知っていることが前提の記事です。
ネタバレ注意です。



LB 77
クドの未練,やり残したことは母のために帰らなかったこと。帰国せずに留まる道を選びました。
その理由となったのが理樹への恋心です。
でも,娘として母のために何もしてやれず,自分の役割を果たさなかったことに対する後悔の念があり,償いたいと思っています。

クドは修学旅行に行く直前に母の死を知りますが,帰国せずに修学旅行に参加します。そして事故に……

クドの両親は仕事で忙しかったので,おじいさまに預けられ,各国を転々と。
おじいさまの出身地はバルト三国とロシアに挟まれたところ。
一番長かったのがテヴア。南の小さな島国で,旧ソ連領でその後独立。

この複雑な背景,祖父がロシア人なのに主に過ごしたのは南国の島。ロシア語は単語しか話せず,英語も発音,文法共にメチャクチャです。そのため,その外見と中身ののギャップから笑いものにされています。

OPでのクドの台詞「ふー・あむ・あーいっ?」 私は誰?
その立場ゆえに,自分のアイデンティティーを確立するのがクドルートのテーマになるように見えるのですが,途中から方向性が変わっていくため,クドルートを理解するのが難しくなっています。


クドルートの柱になっているのが「選択」です。実際にルート分岐する選択肢になっています。

「修学旅行へ行く直前のことです。私は帰ることができたのにしなかったのです」
「あの日,お母さんのせいで島が,世界が壊れちゃって。だから二人が……」

GOODルートの終盤に語られるクドの台詞ですが,母からテヴアに帰ってくるようにお願いされていたのに,手紙で断ります。そして修学旅行の直前に打ち上げ事故が……
帰らないという選択をしたことを悔み未練があったため,修学旅行の事故の際,恭介たちの想いと同調して虚構世界に加わることになります。


クドは母に対する負い目を感じています。
仕事で忙しくなかなか会えない優秀な母。クドも宇宙飛行士になりたいと思っていましたが,スペックが足りていません。それゆえ優秀な母に引け目を感じています。そのことが打ち上げに行くのを断った理由に含まれているはずです。

その帰らなかった理由づけになっているのが理樹に対する想いです。
「私の片思いが実ったのに」,「あなたがいたから」帰らなかった。とクドは語っていました。

本来の優先順位は母>片思いの相手になりますし,打ち上げで事故が起きたこともあって,帰らない選択を選んだクドは負い目を感じています。

そのため終盤では「贖罪」がテーマになってしまい,スーパーナチュラルな現象も起きるので初回プレイ時には理解することが非常に困難になっています。


LB 79
クドは虚構世界で片思いの相手である理樹と親しく過ごすことによって母のことを完全に忘れています。
ルート突入後は終始いちゃいちゃしていました。
理樹は複雑な背景があり外見と内面がアンバランスなクドを最初に会ったときにそのまま受け入れていました。

虚構世界は修学旅行の時までを繰り返すので,ストーリーを進めると,その直前に起きたロケット打ち上げの日がやってきます。

LB 80
紋の儀式の翌日,学食のTVでテヴア共和国航空宇宙局の打ち上げ延期のニュースが。
クドの宇宙飛行士である母親がTVに登場します。画像はクドの母の名前の英語読み。

ペイロードベイに新型実験炉が積まれていると。宇宙で核燃料を使うつもりなのか。今回の打ち上げではたくさんの積み荷を持ってゆくと。
しかし,違和感を感じるクド。それは現実世界では打ち上げ事故に遭っているからです。

でもこの世界にいるクドはそのことを忘れています。
「夢を見ているんです……怖くて,恐ろしくて,辛くて,悲しくて……」
クドは世界の秘密については気がついていないようです。

クドの母から電話がかかってくるのもクドの強い願いによるもの。クドの現実世界での母の記憶に基づいて作り出しています。行けないという手紙にも「気にしていないと」クドの願望が具現化されています。

そして翌日に入ってくる新型ロケット打ち上げ失敗のニュース。
実験炉を積んでいたこともあって大惨事に。

クドもそのニュースを見て現実世界で起きた打ち上げ事故のことを思い出します。


それで,この世界でもテヴアに帰るのか。ここに留まるかの二択が発生します。
その選択肢で理樹がクドを引き留める展開を選ぶとBADENDに。
クドはお母さんからの迎えに来て欲しいというお願いを果たせなくなることで苦悩することになります。

BADルートでは暴動が起きて航空宇宙局関係者や政府関係者が公開処刑に。
クドのは母は災害を招いた宇宙飛行士として処刑されます。

クドは母が処刑されるTV映像を見てすべてを思い出します。

この展開だとクド母はロケットには乗らなかったようです。
乗組員だったら打ち上げ事故を起こしたら助かりません。
でも帰ってくるときに迎えに来て欲しいとクドにお願いしていました。

クドをテヴアに帰らせるGOODルートでは,島に帰ることが母への贖罪として描かれます。

理樹との愛情を優先させる選択ではBADなので,母親関係の方がクドの本当の心残り,優先順位的に上になっています。
とはいっても大災害が起き治安が最悪になっているところに無力な女の子を帰らせるなんて……
贖罪が関係しているわけなのですが,ほとんどの人は無謀な行動だと感じるはずです。「さよなら妖精」を思い出していまいます。

クドの旅立つときの言葉,「ぷらしゃーいちー」は永遠にお別れの意味を含むさようならです。
起きた出来事から,理樹の元には戻れないことを覚悟していた……と思わせるのですが,美魚の話によって何かを強く願うときに,逆のことを願うという文化を知らされます。
それで,クドリャフカという名前も帰って来れないことではなく,必ず(この子の元に)帰ってくるという願いをこめて命名されたのでは。

暴動,空爆が起きているにも関わらず携帯が繋がるのは小鞠ルートでも書いたように,世界の改変が起きているからです。物理的な方法ではなく想いの力,強く願うことで繋がることができています。
クド自身も「メールのやりとりができるのはどうしてだろう。理由は私にはわからない」と言っています。
「リキと繋がりをまだ望んでいる,私のわがまま」と。

見つかるおかあさん。
「お前の母もそれをわかった上で飛んだ」と祖父が語っているので,母は乗組員だったと思うのですが。
でもなぜ無事なのか。会いにいったとメールが。GOODでは反対派の突撃による銃声によってクドはすべてを思い出したようです。

人々は大災害の責任として誰かに罪を着せたがっています。
その象徴となっているのが宇宙計画推進派のクドの母でした。
それでクドは捉えられて生け贄として幽閉されることに。

LB 86
クドは故郷で罪滅ぼしをするつもりでいました。贖罪のために犠牲となることを覚悟しています。
故郷の将来のための犠牲になろうとしています。

遠く離れた場所にいる理樹の声がクドに届くのも強い願いによる世界の改変が起きているから。
繋がるはずのない携帯が繋がるのと同じ現象です。
理樹はクドの姿を見ることができていました。リトルバスターズメンバーとしてこの世界に干渉する権限を恭介によってより多く与えられていたことも考えられます。

LB 87
クドにできるのは生け贄としての役割だけ。

自分が帰らなかったことによって母は飛べず,両親は犠牲になった。
その負い目が自分が生け贄となるようクドを動かしています。

……しかし,現実世界で故郷に戻ることを拒ませた理樹への想いがクドを迷わせます。
理樹と繋がることによって生け贄となることを後悔します。

一方,クドが残していった段ボールを受け取る理樹。
段ボールは,何重にもテープで包囲されています。
入っていたものは宇宙に関する本や天体に関するもの。

帰りたい,帰ってきて欲しいという二人の強い願いが繋がることによって世界に干渉し,焼けた部品をクドに届け,鎖を断ち切ります。
それでクドは無事に帰ってくることができるように。

帰国後に母から送られていたDVDを二人で見ます。。
帰ってきたら……お土産に火星の意志は無理……隕石ぐらいなら
ということなので,現実世界では母はロケットで飛んでいるはずです。
「あなたさえ良ければ……隣は空けておくわ……いつか,いっしょに見に行こうね」
DVDでは母と父が離婚していること,Tolyaが父の名前だと思われますが,父は飛ばないと。

LB 82
13頭はテヴアの象徴。
ソ連のスプートニク計画では13頭の犬が打ち上げられています。
帰らなかった犬がクドリャフカでストレルカとヴェルカは無事帰還した犬です。

母がクドのことを深く想っていたことを知ってクドは救われます。そしてエンディングに。



こうして二つのエンディングを見ても謎が残ります。

何で遠く離れたクドの元にドッグタグと部品が届き,鎖が切れたのかという疑問はリフレインをクリアすることによって理解できるのですが,それでもまだ残る疑問があります。

◇段ボールに入っていたドッグタグは誰のもので,機械の部品は何だったのか。
◇クドの母はロケットに搭乗したのか。現実世界ではどうだったのか。


まずはドッグタグについて考察:
LB 83
クドの段ボールに入っていた「個人認識票(ドッグタグ)」
Ч…рну…ка

LB 90
Стру……цк……я
「最初がCで次が小さなT。小文字のp…y」
書かれているのはクドゆかりの誰かの名前と考える理樹。
それと一緒に入っていたのが高熱であぶられたかのような機械部品。

これが誰の名前なのかというのが大きな謎になります。
ではこれは誰の名前なのか。

LB 84
Чернушка・Ивановна・Стругацкия
これがTVで表記されたクドの母の名前。

LB 80
これが英語読み。

ドッグタグの Ч…рну…ка と母の名前の Чернушка が重なります。
Стру……цк……я は Стругацкия と重なります。

それで,ドッグタグは母親のものであると考えることができるのですが……疑問が。
これが母のロケット事故の残骸だとするなら,母はロケットに搭乗し事故死したことになります。事故の際でも身元を判明できるようにタグを身につけます。
しかし,事故の後の混乱状態,様々な事故検証や調査を考えると,そんなにすぐにクドの元に送られてくるとは考えられません。
-事故が起きたのは修学旅行の直前-とクドは語っていました。
世界がループする修学旅行に出かける時までにそれが届くとは思えませんし,段ボールに封印していたことは届いた後で気持ちを整理するだけの時間が必要だったはずです。

それでドッグタグがクドの母の名前である以上,今回の事故とは切り離して考える必要がありそうです。
焼けたのは機械の部品であり,ドッグタグについては焼けたとは表記されていません。
……が入るのは焼けていて読めないのではなく,ロシア語なので単に理樹が読めないというだけと理解できます。

それで,一緒に段ボールに入っていた宇宙関係の本やグッズと同じく,事故よりもずっと以前に母からもらったものではないでしょうか。


LB 85
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E9%80%A3%E3%81%AE%E5%AE%87%E5%AE%99%E7%8A%AC
この点での理解の助けになるのがロシアの宇宙犬。
この犬の名前,チェルヌーシュカ(Чернушка)
母の名前と同じです。(だから娘にも宇宙犬から名前を取ったのか)
焼けた機械部品はチェルヌーシュカが乗っていたスプートニク9号の残骸ではないでしょうか。
母と宇宙を繋ぐ特別なものとして母のタグと一緒に娘に託されたのだと思います。


続いて,クドの母はロケットに搭乗したのか。現実世界では何が起きたのか。

BADルートでは母は捕まり処刑されます。
ロケットに乗っていたなら生きてはいないはずです。
クドの母は宇宙飛行士ですが,「軍の技官,物理の博士号保持者」とも描写されていて今回の打ち上げ計画の責任者的な立場でした。
DVDでは「父は飛ばない」となっていたので,母も同じ道を選んだのでは。または何らかの事情,反対派の圧力で乗れなくなったのか。

身元を確認するためのドッグダグと焼けた部品ということで,母がロケットに乗り打ち上げ事故に遭ったように見えますが,それらがもっと前にクドに渡されたと考えると,飛んではいなかったという仮説が成り立ちます。

GOODルートでも「母が見つかりました! 研究所の人たちと会いにいってきます」とクドはメールしているので飛んでいないはずです。
それで,虚構世界では母は飛ぶつもりでいましたが,何らかの事情で飛べなかったはずです。


では現実世界ではどうだったのか。母はロケットに乗ったのか。

LB 91
出発が近くて忙しいのに,電話をかけてきます。そして「帰ってくるまで基地で待っていて欲しい」と。
これを見ると母はロケットに搭乗することになっていました。
その後もクドがすぐにテヴアに行こうとしなかったのは,宇宙での滞在時間が長いので帰還予定の少し前に向こうに行けばよいと考えていたはずです。

しかし,クドは今回の打ち上げ計画のことを忘れていて,この時もまだ記憶が不完全な状態です。
それで,この電話はクドの願望が作り出したものだと思いますが,母が飛ぶことはクドの記憶の中で確定していることのように見えます。
クドは理樹に励まされて母に電話をかけたので,現実世界では母とは手紙以外に連絡を取っていなかったのでは。

クドは事故のニュースを見て起きたことを思い出したので,現実世界でもロケットの打ち上げで事故は発せしていました。

「修学旅行へ行く直前のことです。私は帰ることができたのにしなかったのです」
「あの日,お母さんのせいで島が,世界が壊れちゃって。だから二人が……」

でもこの台詞からだと搭乗者として壊したのか,責任者として壊したことに責任があるのかがはっきりしていません。

DVDはよじれて歪み火であぶられたようなケースに入っていました。
それで恐らく発見されたというセーフティーボックスにこのDVDが入っていたはずです。
これを考えると母は宇宙に飛び事故にあったというのが実際に起きたことのようです。

それで,現実世界では母はロケットに乗って帰らぬ人となる。
虚構世界では,母は飛ぶことができなくなり,失敗の責任を取らされることになる。
飛んでいないのでGOODでは会うことができたが,クドが理樹によって救われることによって,この世界の秘密のことを理解し,現実世界の記憶を完全に取り戻し,現実世界での母の死を受け入れる……
といったことではないかと考えています。それで,ED後にDVDが登場したのではないでしょうか。
このことを考えるとDVDを見たのは現実世界に帰還後なのでは。現実世界に戻ったクドのもとに送られてきたのだとと思います。


このように難解でわかりやすくまとめきれていないところにライターの力量不足を感じてしまいます。
途中でテーマもアイデンティティーから贖罪へとぶれてしまうし。
クドが現実世界で行った選択と虚構世界で行う選択がクドルートの柱になっているのですが上手に整理することができていません。

おまけに宇宙開発を絡めてくるのですが,多額の予算が必要な宇宙開発をそんな小国が行えるのかという疑問が。米露が協力していたみたいですが。(NASAの年間予算は176億ドル。これはカナダやスペインのGNPよりも上です。JAXAの予算も2099億円)
おまけに最大の島に打ち上げ基地がありました。事故が起きたときのことを考えていません。


クドルートで登場する「鳥さん村と獣さん村のお話」の絵本はどっちについたらいいのかわからないコウモリの話。同じ気持ちのかものはしと暗い洞窟に隠れます。
クドルートの行く先を暗示しています。コウモリはアクセサリーからしてクドのことですね。

LB 78
嫌われながらも犠牲となるコウモリ。クドがみんなのために犠牲になることが示唆されています。
クドの居場所がはっきりしないということと,テヴアでの生け贄を示すものになっています。

例のノートは小鞠が凄く大切なものと。この世界に干渉する力を持っているのかもしれません。(要検証)




リフレインクリア後には「クド自身はどうしたいか聞こう」の選択肢が追加されます。これがTRUEということですね。
このままでは難解すぎるのでEXで追加されたのか


答えを決めることができないクドと理樹。
クドは悩んだ末に故郷に行かない道を選ぶことになります。
それでBADと同じような公開処刑が!
恭介は「また繰り返すのか」と言っているので,BADと同じくクドの母は処刑された人たちに含まれていたはずです。
しかし,恭介がクドに何かを呟くことによって,その記憶を消去あるいは操作したようです。
それで虚構世界で起きた事故後のことではなく,現実世界で起きた事故の方(母は飛んで事故死),本来持っていた記憶が呼び起こされたのでは。

ストレルカには子供が。
鈴はココナッツとペリメニという名前を既につけています。ペリメニはロシア料理です。

「……わかりません。それがいいことなのか,わからないんです」
「能美のしたいことは変わってしまったのか?」
「……それは変わってないはずです」
「能美がどういう選択をしようが,理樹もそして俺たちも責めることはないだろう」

この恭介とクドの会話が謎です。
恐らくクドはこの世界の秘密に気がつくようになったのでは。そして,この世界を支える気力をなくしてしまったのでは。
それで,例の残されていた段ボールを捨てることに。もう必要のないものと言っていました。


真人のアドバイスでドッグタグと機会片のことを小鞠と鈴に相談。
ドッグダグの文字がストレルカに似ていることがわかります。

LB 07
クドのもう一つの名字が ストルガツカヤ
ストレルカの文字に似ています。

それで辞書を調べることに。
ロシア語講座が。
調べたらチェルヌーシュカ(Чернушка)には「黒髪の娘」という意味が。
なるほど,こういう形でクドの母の名前のヒントを出してくるわけですね。
しかし,理樹はドッグタグとクド母の名前を結びつけることができません。

そしてついにこの世界でも修学旅行の時が近づきます。

LB 88
GOODで帰還したときのクドの服装は,お母さんの使い古しであることが明らかに。
クドは例の段ボールに入ったもの,ドッグタグと機械部品と宇宙関係の本を捨てようとしたことについて語ります。

「それは,私の気持ちの残骸で……持っている資格もありません……」
お母さんたちとのことも宇宙への夢も捨てようとするクド。
「機械部品は……お母さんのロケット……そのテストモデルの欠片なんです」
「私の夢を知ったお母さんが……くれたもので……夢の欠片で……わがままな私の……後悔の塊で」

これにより,クドが母から受け取ったのが事故の後ではなくずっと以前であったことが正式に明らかになります。
テストモデルというのはチェルヌーシュカが乗っていたものではないでしょうか。


しかし,クドが諦めたというのは本心ではないと見る理樹。
日本に留まり家族と会うという選択肢を捨てることと宇宙に関するものを手放すことはイコールでないと考えます。

LB 89
それで,クドルートのテーマになると思われていたクドの複雑な背景ゆえにどことも繋がりがない孤独や居場所の話がここで登場してくることに。

宇宙のことを捨てるとによって家族ではなく理樹を選んだことを納得させようとしていたクド。
でも,それでは本当に僕を選んだことにはならないと考える理樹。
「それを捨てる,と決めたことは選んだ,ということじゃないと思う」

クドはそれを捨てることによって以前の自分,後悔を繰り返してきたこれまでの自分も捨てることができるとも考えています。

「気持ちは捨てられない……」
捨てたものを理樹から受け取ることによって,理樹と繋がることができます。

「帰ったら……見なくちゃいけないものがあるんです。一緒に見てくれますか?」
「それはですね-」

この見なくちゃいけないものが例のDVDではないでしょうか。


この追加エンドによって少しはわかりやすくなっていますが,それでもまだ不満が残る部分が。
キャラが魅力的なだけあって残念です。

考察をして少しすっきりしたのですが,リフレイン後に再プレイし,それなりの時間をかけて考察しないと理解できない部分が多くあります。
構成上仕方のないことなのですが,それゆえに個別ルートの評価を下げてしまうことになっています。
それでも再プレイしたくなるだけの魅力がクドにはありました。

次はクリア順に従って葉留佳ルート考察の予定なのですが,内容的にあまり乗り気がしません。簡潔にしたいと思います。



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