バカとテストと召喚獣 4巻 感想
![]() | バカとテストと召喚獣4 (ファミ通文庫) (2008/05/30) 井上 堅二 商品詳細を見る |
大人買いした時,この表紙は誰なんだと思ったのですが,美春ですね。
4巻で重要なポジションにいます。
4巻はラブストーリーです。ラブコメ展開です。
美波がデレます。
わたしは美波派なので最高でした。萌えました。
以降ネタバレ感想です。
4巻のテーマになるのは美波の揺れるペッタンコ・・・というか想いです。
3巻で明久の間違いメールを告白と受け取った美波は,もともと好意を寄せていたこともあって告白を受け入れる決意をします。
そして3巻のエンドで突然のキス。
デレ全開の美波を見てクラスの男子たちは処刑の準備をし,瑞希は恋のライバルの大胆な行動に動揺します。
美波と明久がくっついたことは他のクラスにも影響が。
そうです,4巻の表紙の美春です。
美春は美波お姉さまが大好き。二人の子供の名前は美来にすると決めているぐらいです。
それで制裁を加えるために召喚戦争を申し込もうとする動きが。
Fクラスは先回の合宿で点数を使い果たし,なおかつ停学のため点数の補充ができていないので,戦争を回避するために策を練ります。
美波と明久が別れれば美春は動かないはずなので,何で美波がデレたのか真相を探ります。
結果,告白が誤解であったことが明らかになります。
美波はつらいですね。気持ちが通じたと思ったら誤解だったわけですから・・・
ここで美波が帰国子女という設定が生きています。
良くメールを読めば,間違いメールだということがわかるはずなのに,美波は漢字が苦手。設定が生かされていました。
しかし美春のDクラスの脅威が去っても今度はBクラスがFクラスを狙っていることが明らかに。
Fクラスを討つことによってBクラスの代表はクラスでの威信を取り戻そうとしています。
Bクラスには勝てる見込みが全くありません。
それでルールをうまく利用してBに攻め込まれる前にDクラスに攻め込んでもらうように画策します。
相手がDクラスなら勝てなくても引き分けに持ち込むことならできます。
そうなると再び美春を挑発することが必要になります。
なので美波に明久と付き合っている振りをしてもらうことに。
美波の心境を考えるとこれは辛い作戦です。
ここで見せる二人の演技,秀吉の模範演技が最高でした。
圧倒的な不利な状況を策略をつくして回避してゆくところも見ごたえがあります。
今回は実際のバトルというよりも頭脳戦,心理戦で勝負しています。
そのかいもあってDクラスから宣戦布告が。
そして今回のクライマックス,明久と美春との一騎打ちです。
明久が美春に対して語った言葉によって,美春は開戦を決意したのでした。
そしてその言葉がムッツリーニの盗聴テープによって明らかになります。
明久は美波に対する素直な好意を正直な気持ちを直球で美春にぶつけていたのでした。
そしてその言葉を教室の外で聞いていた美波・・・
明久が本当は自分のことを好きであるということを聞いて,再びデレ全開に・・・というところでエンドです。
メインヒロインは瑞希だと思われていたのですが,この感じだと美波ルートに突入しそうです。
明久の鈍さ,女心のわからなさは,すべてバカだからという一言で片付けることができるというのも斬新です。ギャルゲの主人公だったらヘタレ,アホということでユーザーの支持を失うところですが,明久はバカだからということですべてOK,むしろそこを楽しむことができます。
ということで次は5巻ですが,3.5巻の感想を書くのを忘れていたので,近いうちに書きたいと思います。
- 関連記事
-
- ラノベ さよならピアノソナタ 3巻 感想 (2009/02/28)
- ラノベ さよならピアノソナタ 2巻 感想 (2009/02/21)
- さよならピアノソナタ に出てくる音楽 (2009/02/18)
- ラノベ さよならピアノソナタ 感想 (2009/02/18)
- ラノベ 生徒会の二心&生徒会の三振 感想 (2009/02/11)
- ラノベ バカとテストと召喚獣 5 感想 (2009/02/11)
- ラノベ 灼眼のシャナ 18 感想 (2009/02/11)
- バカとテストと召喚獣 4巻 感想 (2009/01/24)
- ラノベ 生徒会の一存 感想 (2009/01/21)
- バカとテストと召喚獣 3巻 感想 (2009/01/14)
- とらドラ・スピンオフ2 虎,肥ゆる秋 感想 (2009/01/14)
- バカとテストと召喚獣 2巻 感想 (2009/01/07)
- ラノベ 迷い猫オーバーラン!2 拾わせてあげてもいいわよ 感想 (2009/01/07)
- バカとテストと召喚獣 感想 (2009/01/03)
- 2008 Junk Head な Book of the Year (2009/01/03)