Junk Head な奴らアニメ続夏目友人帳第4話「雛，孵る」感想

アニメ続夏目友人帳第4話「雛，孵る」感想

タマちゃんかわいいよ，タマちゃん。辰未の雛の成長，そして別れ。

巣に一つだけ残された卵。
夏目はまだ暖かい卵を持ち去り，ニャンコ先生で温めます。

先生は「なんじゃこりゃ～」と驚きますが，雛がうまいかもという夏目の言葉で温める気に。

卵を発見したときから，家の入り口に人間には見えない文字が現われるように。
どうやら卵はアヤカシと関係が。文字は日が経つうちに変化してゆきます。孵るまでのカウントダウンのようです。

藤原家の門の外に立つ男。卵を狙っているようです。
こいつが門に書かれている文字を変えています。
やはり，孵る雛が目当てでした。美味なうえに効能があるので主の命で卵を狙っていました。

この緊急時にニャンコ先生は酒を呑みに行っていて留守でした・・・
酔っ払って帰ってきて，夏目が丸めて捨てたメモを卵だと思って抱いています・・・

夏目は食われないために卵を守る決意をします。
この自分の利益にならないことのために何とかしようとするところが夏目の良いところ，魅力です。

そして卵が孵る時が。
・・・可愛すぎです。あわてて産湯を用意します。父親の心境ですね。

ニャンコ先生いわく，これは辰未というアヤカシの雛だと。龍です。
自分で子育てをしません。最初に見たものの姿になり，誰かに育ててもらうのです。それであの可愛さです。なので先生を先に見ていたら・・・捨てられていたかも。

夏目は服を作ってあげます。
こんな可愛いものを食べるなんて・・・

雛は巣のようなものを作っていました。
夏目は巣の中に入る夢を見ます。
巣の中には何か大切なものが入っていました。

ニャンコ先生は雛にタマちゃんという名前をつけていました。
少しずつ大きくなっていくタマちゃん。しかし何故かそれに伴い衰弱してゆきます。
どうやら雛から本来の姿へと変化する時のようです。

そこに現われるネズミ。主の命で卵を狙っていたアヤカシです。
ニャンコ先生，猫じゃらしで鍛えた右フック，ネコパンチを炸裂させます。
しかし，あっけなく返り討ちに・・・所詮ネコパンチです。ていうかネズミに負けるネコって・・・

タマちゃんを連れて逃げる夏目。
タマちゃんはもっとここにいたい。龍への変化に抵抗しているので弱っているようです。

夏目を守るために覚醒するタマちゃん。

ニャンコ先生も本来の姿に。
夏目に触れられることによって理性を取り戻します。

タマちゃんは夏目と先生を乗せて空を巡回した後，旅立ってゆきます。

結局，巣の中は空でした。

でも見えるものではないものを夏目は見つけることができたのではないでしょうか。
生まれてから一人だったタマちゃんを支えることによって，同じ状況にある自分と姿を重ね，自分も一人ではないこと，支えてきてくれた人がいたことを思い返すことができたのでは。
夢の中で見た巣の中に入っていた大切なもの，夏目もタマちゃんも手に入れることができていたので空になっていたのではないかと解釈してみました。

第4話から感想を書いてゆく予定でいます。

夏目友人帳＆ニャンコ先生は各サイトで話題になっていて見たいと思っていたところ，マンガを貸していただいたので，まず原作を読んでみました。

アヤカシものはちょっと・・・と思っていたのですが読んだら大変面白かったです。
アヤカシを退治する少年漫画的バトル展開ではなく，夏目の抱える複雑な事情，その中でもアヤカシを理解しようとする心，アヤカシを助けようとする姿勢が興味深く印象的でした。
ニャンコ先生はかわいいし。

原作を4巻まで読んでアニメに追いついたので，視聴を開始しました。
マンガではないカットや台詞を上手に使っています。
4話では，なぜタマちゃんが弱っていったのか，夏目のところに残りたいという気持ちをうまく描いていました。タマちゃんも最高に可愛く萌えました。
原作を良くわかっているスタッフにも恵まれているようです。
今後の展開も期待です。