アニメ とらドラ 第19話 「聖夜祭」 感想

「今夜のイブのパーティー絶対来いよな,きっと楽しいから」。竜児はみのりんにメッセージを吹き込みます。空電話ではありません。
パーティーのために,オールバックにした竜児・・・アップにした大河は可愛いのですが。
パーティーに出ずに不動産購入の説明会に行くゆりちゃん・・・頑張ったんだから報われないとという言葉を竜児にかけてくれます。
そしてはじまるパーティー。北村が上半身裸なことには誰も突っ込みません。
ステージで歌いだしました大河と亜美。竜児にウインクする大河。
その頃,町の中にいるみのりん。
自宅で竜児からの留守電を聞くみのりん。竜児を呼ぶ大河の声もしっかりと入っています。
ステージを終えて竜児の所に来た亜美。胸元がけしからんことに・・・亜美は竜児に大河が帰ったことを伝えます。帰りにみのりんのところに寄ると。みのりんをここに引っ張り出して自分は帰ると。
「何で帰るんだ」
「さぁ,見たくないものでもあるんじゃない。だから忠告したのに」「幼稚なおままごとはやめた方がいいって」
竜児が自分の忠告を聞かなかったことにいらだつ亜美。
その亜美の言葉を聞いて,大河とのことを思い返す竜児。
「・・・それで,一人で,家にいかえって・・・誰がお前を笑顔にしてくれるんだ。それがハッピーな光景の一部か」
そして走り出す竜児。
ここでアイキャッチ。
回る竜児と大河の文字。みのりんを加えた3つの文字が三角関係に。
家に一人で帰った大河はみのりんとのやり取りを思い返します。
「そうなの・・・本当に,本当にそうなの」
「そうだよ,竜児はみのりんが来るのを待ってる。みのりんが来るまで絶対に帰らないって」
大河は誰にもすがらず,一人で強く生きていくことを誓います。
しかし,大河の家の窓に変質者が!!サンタのつもりのようです。
サンタに喜ぶ大河。夢がかなったと。
「本当に,本当にありがとね,竜児」
大河はみのりんがパーティー会場についた頃だから急いで戻れと。
「でも,もうこんな格好だし,お前を一人にさせたくないし・・・」
「サンタを追い出す大河」。「みのりんをパーティーに行かせることが私の本当のあんたへのプレゼントなんだから。だから,お願い,受け取って」
竜児の忘れていったマフラーを拾い,涙する大河。
「・・・あれ,どうして」
「そうか,わたし竜児にすがっていたんだ」。でも竜児は今夜みのりんに告白することに。
「もうわたしは竜児の隣にはいられない」「竜児の側にいるのはわたしじゃない」
「それが・・・いや,なんだ・・・」
そうつぶやき,走り出す大河。
竜児を追いかけ,泣き出す大河。泣きながら竜児の名前を叫びます。
しかし,その姿を見てしまうみのりん。みのりんは大河の真意を聞きだすために,大河のマンションに向かっていたのでした。それを見て,みのりんは自分の推測が間違っていなかったことを理解します。
学校の前で待っているとみのりんがやってきます。
「く,櫛枝・・」
「ごめん,高須くん,ちょっと先に言わせて」
「あのさ,覚えている?夏休みにあーみんの別荘でさ,夜に二人で話したよね。変なこと。UFOがどうとか,幽霊がどうとか」
「あのさ,高須くん。UFOも幽霊も,やっぱり私にはみえなくていい,って思うんだ。・・・見えないほうがいいみたい。最近いろいろ考えてね,そう思うように,なったんだ。・・・私は,それを高須くんに言いたかった。だから来たんだ」
「言いたいことばっか言って,ごめん。・・・櫛枝葉,これで帰ります・・・」
「・・・え,マジで?つまり,なんだ,これは・・・失恋・・・?」
倒れこむ竜児・・・
ED曲は大河と亜美がステージで歌ったクリスマスソングに。
特別なエンディングにするだけの価値がある回でした。
原作の7巻を読んだ時の衝撃を再び味わいました。
エンジェル大河として,竜児とみのりんの恋を応援する大河。
しかし,竜児を失って初めて自分にとっていかに竜児が大切な存在であるかに気がつきます。
一方,竜児も今までは亜美の言うおままごとのような関係,父親役でいたのに,自分が大河を幸せにしたいと願っていることに気づき,みのりんを待つことよりもサンタの格好をして大河のところに向かうことを選びます。この時点で竜児にとって大河はみのりんよりも大切な存在になっています。
でも,大河に追い出されて,みのりんのもとに。まだみのりんに対する好意があり,恋愛関係に関しては大河でなくみのりんに傾いています。
みのりんも竜児のことを好きです。でも大河の本心が竜児にあることを感じていたので,踏み出せないでいます。
なので,大河が北村とくっつくなら,自分も竜児とと思っています。
そのことを亜美は見抜いていたので,みのりんに罪悪感はなくなった?と声をかけたのでした。
亜美としてもこのままの状態が続くと手遅れになることがわかっていたので,大河との関係を見直して,本当の自分の気持ちに気づくように,おままごとをやめるように竜児に忠告したのでした。
竜児たちが見えていないものを亜美は見えているので,見守る立場としてもつらいものがあります。
そうした背景があるので,竜児の元に行くように勧める大河に,そうなの・・・本当に,本当にそうなのと大河の本心を知ろうとしています。
学校に向かう前にもう一度大河の真意を聞きだそうとしたことから,みのりんの罪悪感はなくなってはいないことがわかります。
そして見てしまった大河の涙・・・みのりん大河のために,竜児に告白するチャンスを与えず,自分と高須くんとには恋愛関係は生まれないことを伝えます。
これで竜児は大河とみのりんの間で揺れることになります。スクイズ展開です。
この切なさやるせなさがとらドラの魅力なんですよね。
来週の20話は新学期の話だと思うので,21話が雪山。22,23で原作の9巻をやるとなると最終巻の10巻を最終話の1話のみで扱うことになるのでしょうか。
どうやってエンディングに持っていくのか注目です。
最後は大河エンドですよね?
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まぁ、スクイズ的な展開だったらとっくに亜美も手篭めにされてしまってると思いますがw
今回のホーリーナイト、良かったですね。
10巻の表紙が電撃文庫のHPで公開されましたが大河の表情がもうなんとも言えません。死んできていいですか?(嘘
竹ゆゆ先生がとんな次回作を書くかが既に気になっていたりします。
10巻の表紙がもう公開されているのですね。今度チェックしてみます。
25話構成だと聞いて少し安心しました。今後の展開に期待です。
ゆゆこさんはとらドラがヒットしたので,次は自由に書けるのでは。
とらドラは売れ線を狙った感が最初あったので。
次回作にも注目ですね。