ラノベ アクセル・ワールド 1 感想
![]() | アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫) (2009/02) 川原 礫 商品詳細を見る |
電撃大賞受賞作品です。
各サイトで絶賛されていたので探したのですが,売り切れていてなかなか手に入らないほどでした。
内容的にはデブでいじめられっこの主人公が学園一の美少女から誘われてゲームで戦うという,ジャンプ的バトルもの,JOJO+HUNTER+男塾みたいなのですが,加速世界,近未来の脳と直接ネットワークするシステムなどを織り交ぜています。
バトルものはシャナしか読んだことがない,わたしがはまるほど面白いです。
アクセル・ワールドの世界ではニューロリンカーという端末を身につけることによって,脳と直接ネットワークにつなぐことができます。情報や映像をモニターにではなく,直接脳に送り込むことができます。
そのシステムを使ってグローバルネットワークや学校や病院内のネットワークに直接コンタクトすることができます。
そしてネットワークの中ではアバター,仮想世界での自分を操作してゲームをしたりすることができます。
そのシステムを利用して造られたのがブレイン・バーストというソフトで,これを適正者にインストールすると,意識を加速させることができます。
よく事故の瞬間にアドレナリンによってスローモーションに見えるという現象がありますが,あれをさらに拡大させたようなものです。現実時間の千倍に加速させます。つまり1秒を16分40秒として体感します。
時間が止まったかのような状況の中で,アバターを操作して色々なことができるわけです。
ハルユキは学園一の美少女である黒雪姫と出会うことによって,ブレイン・バーストを知り,アクセル・ワールドに足を踏み入れることになります。
しかし,ブレイン・ブースとは加速することができる回数をかけて戦われる対戦ゲームの世界でもあるのです。止まった世界の中でアバター同士で戦い,勝ったほうが加速回数を相手から奪うことができ,それによってレベルアップしてゆきます。負け続ければ加速回数を失い,ブレイン・ブーストが亜任ストールされてしまいます。
一度加速することを体験してしまったものは,加速できない世界には戻れなくなります。
そのため戦い,勝利しようと必死になるわけです。
その世界に足を踏み入れたハルユキですが,彼は自分に自信を持てません。
外見への僻みといじめられていたことの劣等感があります。
でも自分をこの世界に引き入れてくれた黒雪姫のために戦いたいと願います。
しかし,ハルユキはゲームだけには自信があり,反射神経を競うものなら無敵でした。
その力がブレイン・ブーストの中でもいかされるはずなのですが,卑屈な心のゆえに自分や黒雪姫を心から信じることができません。
しかし戦いを通して,そして黒雪姫と幼馴染のチユリと向き合い,信じることによって変化,成長してゆくことができます。
とにかく,ブレイン・ブーストに目覚めてからは話に引き込まれます。
わたしは一気に読んでしまいました。
そして,続きが早く読みたいです。
1巻は序章という感じです。これから本格的に戦いが始まってゆきます。
見つけたなら読んでみることをお勧めします。
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