Anime/Book/Game/Music/Sports/のMixture系Blog

ラノベ 狼と香辛料Ⅲ 感想

狼と香辛料〈3〉 (電撃文庫)狼と香辛料〈3〉 (電撃文庫)
(2006/10)
支倉 凍砂

商品詳細を見る

1,2巻を読んだ後,積んだままになっていました。新刊が出るたびに購入はしているのですが・・・
アニメ2期の始まる前に読もうと決意し,読んだのですが・・面白いです。積んでいたことを公開しました。



ホロの故郷を目指して北に進むロレンスたちですが,3巻の舞台はクメルスンです。
町では祭りが開催されている時期です。

3巻の特徴ですが,クメルスンの町の中だけで物語が進みます。
1,2巻では派手な展開もありましたが,3巻では商売,恋愛ともに心理戦がメインです。

アマーティという若手でやり手の商人が登場し,彼はホロにヒトメボレします。

ロレンスはホロの故郷のヨイチの情報を町で集めますが,アマーティからホロを巡る勝負を受けることに。

ホロを身請けするために莫大なお金を払おうとするアマーティ。
ロレンスはホロとの間に築いた関係を信じているので,アマーティがホロの借金を肩代わりしたとしても,彼になびくことはないだろうと余裕です。

しかし,ただ故郷を見つけるだけの関係なのか,それともそれ以上の関係なのか,うまく気持ちを伝えることができないロレンスとホロとの間にギャップが生まれてきます。

町で情報を集めるロレンスは,年代記作家のディアナと出会い,ヨイチが滅びたという伝説を聞きます。その事実を上手くホロに伝えることができなかったため,ホロとの間に亀裂が生じることに。

そこでホロとの関係を見つめなおすロレンス。
ここからの展開がクライマックスでした。

ホロは渡さない,商人として,一人の男としてアマーティに勝負を挑みます。
1,2巻では危機の時にホロの介入があって助けられたロレンスですが,今回は自分の力でアマーティに勝負します。

1度は心がくじけそうになりますが,立ち直り商売でもアマーティに勝ち,ホロを取り戻すロレンス。
ここでのロレンスの心の動きの描写が見事でした。

派手な展開はないのですが,相場の仕組み,売りと買い,信用買いのテクニックや作戦と商取引物としてみても見所が多かったです。

他の新しい登場人物である行商人から町の商人となったマルク,錬金術師のディアナと魅力的な登場人物も良い味を出していました。

ホロとロレンスの絆の強さを見せてくれました。
最後の挿絵の入るタイミングと内容が素晴らしかったです。

アニメではアマーティが千葉紗子さん ,マルクが小山力也さん,ディアナが渡辺明乃 さんが声を。
マルクはイメージ通りですが ,千葉さんの青年役は記憶にないです。明乃 さんはコードギアスのヴィレッタさん風にやってくれるのではと期待しています。

続きも読みたくなりました。

関連記事
スポンサーサイト



テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

2009-06-09 23:23 : Book : コメント : 0 : トラックバック : 0
Pagetop
コメントの投稿
非公開コメント

Pagetop
« next  ホーム  prev »

Profile

ジュンク

Author:ジュンク
「放置したり 忘れられたり あとは時々更新したり」

Calendar

08 | 2023/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Search

Counter