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アニメ true tears 感想

TrueTearsEp13Final_001416458.jpg
積んでいたことを激しく後悔しました。
素晴らしい作品でした。惜しみない賞賛の言葉が必要です。
今まで見たアニメの中でもBest5には確実に入ります。

簡単に言うと耳をすませばとSchoolDaysを足したような話・・・なのか。

最終話のラストカットは涙無しでは見られませんでした。
OP曲,映像も最高です。



まず作画のクオリティの凄さに驚かされます。
わたしの中で,これまでの最高レベルだと思っていた京都アニメーションのAirに全く引けを取らないクオリティーです。細かいところでも手を抜いていません。

それに加えてシナリオ構成,演出が素晴らしいです。
登場人物のそれぞれの視点で物語を見てゆくと,色々な仕掛け,意図していたことが見えてきます。

最後まで見て,もう一度最初から見るとキャラの心情や,カットの意味がわかってきます。
特に前半では比呂美の考えていること,後半では乃絵の考えていることが少し見えにくいので,2週することがお勧めです。

作品のテーマはタイトルにあるように涙,乃絵が流せなくなった涙を取り戻す話なのですが,ストーリーの中で鍵を握るのは「跳ぶこと」です。

メインとなる登場人物,眞一郎,乃絵,比呂美,愛子,三代吉に加えて,純,眞一郎の母にもそのことが描かれています。

跳ぶ前の跳べない状態,跳ぶという行為,行動,そしてその結果,得たもの,失ったものがそれぞれに関係し合い絡み合ってきます。そしてこのテーマは眞一郎が描いていた絵本ともリンクしています。


それでは各キャラについて。
眞一郎:
物事を決断できずに,比呂美との関係や進路などの問題から逃げていた眞一郎ですが,乃絵との関係を通して成長してゆきます。
後半でははっきりしないところも見られましたが,決着をつけるために跳ぶことができます。
その結果,比呂美を選ぶことになりますが,眞一郎は最初から比呂美を選ぼうとしていたことが描かれています。
乃絵から涙を集めるという話を聞いたときも,最初に眞一郎が考えたのは比呂美の涙のことでした。
比呂美を選ぼうとしながらも比呂美から拒絶されることにより,惹かれていた乃絵とつき合うことになります。
結末については色々と賛否が分かれるかもしれませんが,この終わり方だったので名作になったと思います。

乃絵:
最初から眞一郎に行為を寄せていましたが,告白されることによって関係が変化します。
恋をすることによって,眞一郎をめぐる展開に巻き込まれることにより苦しむことになります。
眞一郎のことをどんどん好きになってゆくのに,眞一郎の心の底には比呂美がいることに気付いてしまいます。
それまでは無邪気に振舞うことができた乃絵ですが,後半の苦しむ姿には見ていて胸が痛くなります。
鍵となるのは涙を取り戻すことが,おばあちゃんが言っていたようにとっても大切な人の涙をもらうことであって,好きな人と結ばれることではないことです。
眞一郎が描いた絵本の最後のページを見ようとはいない乃絵。そこに描かれている跳ぶことを見ずに,自分の力で跳ぼうとします。そのことの決意が一人で病院に帰ってゆく姿に描かれていました。
その乃絵に向かって涙を流す眞一郎。
乃絵は確かにとっても大切な人の涙をもらうことができたと思います。
その過程を通して,最後のカットでの涙につながることになったのでは。
乃絵に関してはまだまだ読み取れていないことが多いので,2週目以降の視聴でわかってくることが多くなると思います。

比呂美:
比呂美が仲上の家に来たのはそこに眞一郎がいたからでした。
子供の頃の想い出から眞一郎に深く惹かれていますが,しかし,眞一郎と兄弟であると思っていたため,自分の気持ちを無理に抑えています。
そのため感情,考えていることを内に秘めているので,前半で比呂美が考えていたことは最初は十分に理解できないでいました。
眞一郎に行為を寄せる乃絵の登場,乃絵と付き合いだすことによって,比呂美の心は激しく揺れます。
その結果,兄弟であることを告白するという跳ぶ行為に出ることに。
そのときの「言っちゃった・・・」この場面は比呂美の心境を理解すると涙無しでは見れません。
結果,自暴自棄になりそうになる比呂美ですが,結果としてそれが誤解であったことがわかり,眞一郎を選ぶために家を出るというもう一つの跳ぶ行為を。
ここからの眞一郎に対するデレ全開の比呂美は凄かったです。
そこで魅せてくれる色気にやられました。
1話から見直すと,最初から比呂美にはエロさがあったことに気がつくのですが,担当声優の名塚香織さんの演技によって,それを感じさせないようになっています。
正統派の清純派ヒロインが得意な名塚さんをセレクトしたのはGJです。名塚さんだからこそ前半での思いを秘めている姿を印象付けさせ,視聴者をミスリードさせることに成功することができたと思います。
全編を通しての名塚さんの演技は素晴らしいものがありました。
前半での感情を抑えた表面を取り繕っている姿,内側にためていたものを吐き出す姿,自分を縛っていたものから解放される姿,眞一郎に対するひたむきな思いと感情の動き,内面と表面を見事に演じていました。
乃絵役の高垣さんも乃絵という難しい役柄を,その魅力をうまく引き出す演技を見事に魅せてくれていたのですが,終盤の苦悩する姿のところでは経験不足のせいもあると思うのですが,うまく表現しきれていない,十分に掴みきれていないようなところも見受けられました。それでも十分に合格点の演技でした。それまでが素晴らしすぎたせいで少し粗が見えてしまったのかもしれません。下手をすると痛いキャラになってしまいそうな乃絵なのですが,全くそう感じさせなかったのは高垣さんの演技力の高さでした。これからの活躍が楽しみな声優さんです。

愛子と三代吉:
立ち位置ではヒロインの一人になっている愛子ですが,登場シーン,存在感ではどうしても乃絵と比呂美に負けてしまうポジションなのですが,愛子と三代吉が見せてくれる友情がtrue tearsの魅力を増幅してくれていました。
好きな人の近くにいたいという気持ちから三代吉とつき合うことになった愛子。真一朗のことが好きでありながらも,比呂美も自分と同じことをしようとしているのを見て,眞一郎と比呂美との仲を協力しようとします。
三代吉も愛子が眞一郎のことを好きなことに気付いていながらも,眞一郎に対する友情,愛子への変わらぬ愛を示すその姿は非常にかっこよかったです。それによって愛子も救われます。
あの状況で「俺たち親友だろ」。この台詞を言える三代吉はかっこよすぎです。痺れました。三枚目的なポジションにいながらもいい奴,器が大きいことを魅せてくれました。
愛子は井口裕香さんだったんですね。いのくちゆかさんと混同してしまうことが多いのですがインデックスさんの人だと気がついて驚きました。

眞一郎の母:
眞一郎を溺愛しながらも比呂美に対して冷たいので印象が悪かったです。
抱いているわだかまりが,切り取られた写真に表われています。
比呂美と父と眞一郎の父は親友同士でその結果,比呂美を引き取ることになりますが,眞一郎の母と比呂美の母とは同じグループに属していたので,わだかまりを感じていました。
眞一郎をめぐる乃絵と比呂美のような関係が親たちの代でも起きていたことが示唆されています。
母に似ている比呂美を見ることによって,昔の自分と重ね合わせてしまうことにより,比呂美に対して壁を作り,冷たく当たっていたことが明かされてゆきます。
仲上の家に来た比呂美に対して,眞一郎と兄弟であることを告げている場面がありました。それによって比呂美は心を閉ざすようになり,眞一郎の母も見方が歪められてゆくことになります。
しかし,比呂美が取った行動によって,そして真相が明かされることによって比呂美と向かい合うことができるようになり,関係を修復することができるように。
それ以降の表情の違い,比呂美を眞一郎の嫁候補としてあからさまに扱うようになるなど,可愛いところがある人なのかもしれません。
比呂美の引越しによって物理的な距離ができることによって,お互いを客観的に見ることができるようになり,良い関係を築くことができるようになります。
この眞一郎が兄弟かもしれないということが比呂美の心を縛るものとなっています。
好きでありながらもそれが叶わぬ恋であることを悟りますが,それでも眞一郎の側にいたい,その想いが仲上の家に留まること,乃絵と友達になろうとしたこと,昔のことを忘れたということ,無理して純と付き合うことに表われていました。
このように様々な想いが絡み合う人間関係,心の動きがtrue tearsの大きな魅力になっています。

純:
純の行動は最初から妹を持つ兄の行動として違和感がありました。
妹と眞一郎をくっつけようとし,好きでもないのに比呂美との恋人関係を続けようとします。
その理由が終盤に明かされることに。
押さえていた自分の気持ちを明らかにすることによって跳ぶ純。
そのことによって失うものも大きかったですが,それによって前に進むことができるようになります。


正ヒロインは誰なのか。
タイトルを考えると,これは乃絵ということになります。
EDタイトルでも比呂美よりも上にいつも名前が上がっています。

この作品の興味深いこととして正ヒロインと結ばれないことをあげることができます。
乃絵と眞一郎は恋人同士にはなれなかったですが,お互いにとって大切な人,大きな影響を与えた人物になっています。
恋人<大切な人という構図に。
この展開がtrue tearsを魅力あるものにしています。
テーマとなる涙,跳ぶことは乃絵とリンクしています。


true tearsは登場人物それぞれの視点で見てゆくと,色々と見えてくるものがあります。
なので2週することをお勧めします。

いま2週目の5話を見ているところなのですが,色々と新たな発見がありました。
5-7は神回ですね。5話でのリバースカット,6話での言っちゃった・・・7話での告白・・・
序盤でも素晴らしい作品であることを感じさせていたのですが,5話を見て特別な作品になったような気がします。
それ以降もクオリティが下がることはないですし,ターニングポイントとなる10話以降の展開も素晴らしかったです。

本当に素晴らしい作品なのでもっと多くの人に見てもらい,高い評価を受けてもらいたいと思います。
アニメ=萌えだと考えている人にこそ見てもらいたいです。
2時間の映画三部作で描けるような内容が詰まっています。





true tears PA WORKS関連の動画です。

【舞台訪問】true tears その1(富山県 氷見・高岡・福光) - 抹茶味chips
【舞台訪問】true tears その2(富山県 城端) - 抹茶味chips
リンクさんの舞台訪問リポートです。

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(2008/08/27)
別冊アニメディア編集部

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リフレクティアリフレクティア
(2008/01/23)
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注文してしまいました。
OPのリフレクティアいい曲です。OPだけを何度もリピートしてしまいます。

TVアニメ「true tears」公式サイト |スペシャル|
公式サイトです。
壁紙やインタビューなど興味深い内容が載っています。
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2009-06-17 23:48 : Anime : コメント : 0 : トラックバック : 0
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