Junk Head な奴らラノベ迷い猫オーバーラン感想

ラノベ迷い猫オーバーラン感想

本文中に「カトゆーやアキバBlog」と大手サイトが実名で出てきたことで話題になっていた，迷い猫オーバーラン，大変面白かったです。

迷い猫オーバーラン!―拾ってなんていってないんだからね!! (集英社スーパーダッシュ文庫ま 1-1)
(2008/10/24)
松智洋

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主人公は洋菓子店を経営する姉乙女さんと一緒に暮らしています。

ヒロインはその店を手伝ってくれている幼馴染の文乃，乙女さんが拾ってきた希，学園の理事長の娘の千世。

乙女さんはパティシェールでケーキ製作担当なのですが，人助けのために我を忘れてしまい，店を留守にして飛び回ってしまう人です。
ドジッ娘で弟の主人公を溺愛しています。

文乃は美少女ですが口が悪く凶暴です。「2回死ね」が口癖です。
素直でなく，本心とは逆のことを口にします。

希は乙女さんが悪い人から助け出して連れて来た美少女です。無口キャラで正体不明です。

千世は理事長の娘ということもありわがままで唯我独尊，チビッ子のロリキャラです。

男性キャラの親友2人もも個性的です。
一人はオタで二次に生きる家康，もう一人は体育会系の大吾郎です。

個性的な仲間との友情やツンな美少女たちとの学園生活を描いたラブコメです。
オタネタも多く笑わせてくれます。

サブタイトルが「拾ってなんていってないんだからね!!」なのですが，迷い猫で，拾ったのは希なのに表紙は文乃になっています。
最初はそのわけがわからなかったのですが，終盤にその理由が明かされます。

希と文乃と主人公にはある共通点があり，そのことがタイトルに表われていたのでした。

その辺の描写も上手で，ラブコメに加えて家族の絆，人との繋がりもテーマに入ってきています。

魅力的なキャラが多く，まだまだスポットが当たっていないヒロインたちもいるのでこれからの展開も楽しみです。
今後も注目してゆきます。