Junk Head な奴らアニメ　CANAAN　第9話　「過去花」　感想

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アニメ　CANAAN　第9話　「過去花」　感想

「切り捨てろと言ったはずだ。勘違いするな，切って捨てろ。リャンを殺せと言ったんだよ，カミングズ」

「わたし足す･･姉さまは･･････」

生まれ育った村で最後を迎えようと，ユンユンは故郷の村に向かっていました。
　薬が切れたら死んでしまうことを知っています。

襲撃を受けても，共感覚が使えないため，本来の動きができないカナン。

「殺さないで!!!」と叫ぶハッコー。
　しかし，その声の衝撃で，被っているものを取ってしまい，死んでしまうことに。
被り物をしていたのは村の絨毯職人のおじさんでした。
　「アンブルーム」と呼ばれています。
　決して花を炊かせることがない種，出来損ないです。
1話でも，頭だけ着ぐるみの奴らが登場していました。
　サンタナはそいつらの手助けをしていました。

サンタナの過去が語られます。
　彼はラングレー，CIAにいました。
未知のウイルスを防ぐための消毒剤として撒いたものがUAウイルスだったのです。
　感染した村人に抗ウイルス剤を投与します。
　サンタナはこれが合衆国の国益に繋がると信じていたのです。
しかしそれはウイルスの副作用を利用したクリチャー製造のための実験，フラワー・ガーデン計画でした。ラングレーは蛇と手を組んでいたのです。

ラングレーを離脱したサンタナは村で何が行われたのを知りたくて村に戻ったところ，夏目に出会います。
　NGOに属する夏目はCIAが犯した罪の痕跡を探っていました。利害が一致し手を組むことに。

村の生き残りを連れて行った施設，ファクトリーを作ったのがアルファルドでした。
　ユンユンはアルファルドにあったことがないと。いつも極悪サディストのリャン様にいじめられていたと･･･
　特別な体を持ったものはボナー，アンブルームたちは失敗の原因を探るために未だに飼い殺しに。

戦闘ヘリでカナンを攻撃するリャン様。そのリャンを始末しようとするアルファルド。
「姉さまが･･姉さまがわたしを殺そうとしている・・・」

リャン様を殺そうとするアルファルドに銃口を向けるカミングズ。忠犬の鏡です。
　しかし，銃はアルファルドによってBB弾にすり替えられていました。

逆に銃口を向けられるカミングズ。
「最後に一言だけ許してやろう」

「あ，あ，愛～!!!」
　愛を叫ぶカミングズ。彼を打つ銃弾もまたBB弾でした。
それを見てリャンもカミングズも命をかけて求める正体に興味を抱くアルファルド。

「見せてみろわたしに」
「だって，だって，愛・・なんだろ」

カナンの前に現れるアルファルドに，過去の自分を拾ってくれたシャムとの出会いを重ねるカナン。
　色が見えないことに気がつくアルファルド。

アルファルドの偽の情報に騙されてシャムは命を失います。

「これは家族の証だ，これがある限りシャムの教えを忘れない」
その日，そう語ったカナン。

変な色だ，薄い茶色・・・シャムと同じ色･･･
　カナンにアルファルドはそう見えます。

ファクトリーに向かうアルファルド。
「起きたら伝えておけ，お前の本当の名前は絶望だと」

次の舞台は呪われし花園，ファクトリーです。

次回は「想執」

まさかCANAANのテーマが愛だったとは。
すべては In the Name of Love なのです。
「CANAANとは，だって，だって，愛」

クライマックスに向けての舞台が整いました。

タイトルの「過去花」
サンタナのラングレーの一員として行ったことの過去。夏目との出会い。
ハッコーやユンユンたちが実験体として経験した過去。
カナン，アルファルド，シャムとのあいだの過去
といった過去の話が語られます。
それと同時に花，フラワー・ガーデン計画のことも語られます。

過去に行われたフラワーガーデン計画のことが物語の鍵を握っているようです。

どのように決着を迎えることになるのか，誰か死んでしまうのか（何人かに死亡フラグが立っていますが･･･），愛の名のもとに行われる最終決戦に注目です。愛のお花畑で何が待ち受けているのか。