「とあるブログ管理人の一日」 -Junk Head な奴ら 1周年記念テキスト
「とあるブログ管理人の一日」
「この物語はフィクションであり,実在する人物,団体,事件,その他の固有名詞や現象などとはなんの関係もありません。嘘っぱちです。どっか似ていたとしてもそれはたまたま偶然です。他人のそら似です。え?もう一度いうの?この物語はフィクションであり実在する人物,団体…………ねえ,何でこんなことを言わないといけないのよ。当たり前じゃないの」
ブログ管理人の朝は早い。
「朝~朝だよ~朝ご飯食べて学校へ行くよ~」
管理人を起こしてくれるのは嫁の声である。
決して劣化しないその甘い声が優しく目覚めさせてくれる。
管理人は学生ではなく社会人だが,それでも学校へ行こうと毎日誘ってくれるその健気さが素晴らしい。
朝日が昇るころには起きだすが,まずすることはPCを立ち上げることである。
昨夜のアニメの放送をチェックしながら,ブログの管理画面を開いて,アニメの感想を書く準備をしながら,トラックバックを送るためにリーダーズに登録されているリンクさんの感想記事も開いてゆく。
Gmailでメールチェックもするが,届いているのは仕事関係のメールばかりである。
友達や恋人からのメールは違うアドレスなのか管理人に尋ねてみた。
「いやこれがメインアドレスですよ」
「リアルの女共はメールを返さないと怒るし,返信するとまた送ってくるし,相手していられないから放置していたら誰も送ってこなくなりましたよ。コレって俺の完全勝利ですよね」
その表情は誇らしげであった。どうやら二次元以外の女性はどうでもいいみたいである。
友達とかはいないのかも尋ねてみた。
「ブログを始めてから友達づきあいをほとんど断るようになっていったら,あいつらようやく空気を読めるようになりましたよ」
どうやらPCモニターの前にいるのが一番幸せなようである。
管理人はアニメを見ながらキーボードを叩いている。
視聴して感じたことをリアルタイムで文章にしているようだ。
「あーたんカワユス。天使ユス」
管理人はこのセーラー服を着た小柄な女の子がお気に入りのようである。
OPでは,この子が好きなのは長身の眼鏡の女の子のように感じたのだがこれは気のせいだろう。管理人のささやかな幸せを些細なことで壊してはいけない。
「いやー神回だった」
管理人は満足げである。
キャプチャー保存したお気に入りの場面をアップロードしている。
その画像を記事に挿入しながら,感想記事を仕上げてゆく。
「いい感想記事を書くには褒めるだけでも叩くだけでもダメなんですよ。基本的には絶賛しながらも,所々に突っ込みを入れたり,解説を入れたりする。そうやってアニメ通であることをさりげなくアピールするのがポイントなんですよ」
さすが週にアニメを20本ほど見ている生活を長年続けているだけのことはある。その言葉には重みを感じてしまった。
「そして最後に見所やまとめを書いておく。多くの人が賛同するであろうと思われる点を取り上げながらも,自分ならではの切り込みを入れておくのがポイントなんですよ。でもやりすぎると反感を買うからキャラに萌えてみたり,お色気シーンに過剰に反応したりして同じ仲間意識をアピールするのも大事なんです」
こうなると感想記事というよりも論評,解説記事である。アニメ界のオピニオンリーダーとも言えるのではないだろうか。
管理人は視聴を始めてから1時間ほどで記事をまとめてアップする。
「この記事を書くスピードも大事なんですよ。時間をかけすぎると1日に2つ3つの感想を書くことが苦痛になってくるし,ほかのやりたいことができなくなりますからね。アクセス数をあげるためには多くの記事を書くことも必要だし。まあ慣れてくると自分のスタイルというものができるので,自然に書けるようになるのですが」
もうこれは作家といってよいレベルではないだろうか。
管理人は記事を再編集してTBを送りまくったり,ブログ村に登録したりしている。
「これも面倒な作業なんですがアクセスアップのためには欠かせないことですし,アニメ感想ブログのしきたりですから。大手サイトの記事などには感想を書いたりして好感度を上げておくのもポイントです」
仁義を尊ぶ管理人の姿勢は実に素晴らしいのではないだろうか。
同じような感じで次のアニメの感想も書き始める。
「このアニメは野球ものなので,野球通に見せるのがポイントなんです」
管理人には野球経験があるのかを尋ねてみた。
「野球なんていうのは実際にプレイしなくても,野球マンガを読んで,大手掲示板の野球スレに行っていれば誰でも野球通になれるものなんですよ。それをいかにも野球部にいたかのように演出して,スポーツマンであることをアピールする技術に才能があらわれるというものです」
なるほど,実際に戦わなくてもその知識で敵を圧倒する軍師みたいなものなのか。管理人の知識の深さとその適応力には驚かされるばかりである。
「仕事に行く時間だ」
管理人は素早く身支度を整え,車で出かけていった。
仕事と趣味を両立させる管理人がまぶしいです。
ここに来たとき下にある車は痛車ではなかった。この辺にも管理人が常識人であることが表れている。
ここでこの記録をまとめている僕について少し話そう。
僕はオンラインマガジンの会社に勤めている。
そこで人気のブロガーさんを密着取材して記事を書く企画をいま行っているところである。
今日はアニメ感想サイトの管理人さんを訪問しているが,このサイトは僕のお気に入りサイトであり,自分が抱いた感想といつも比較することをしているのだが,管理人の鋭い切り口や解説にはいつも感心していたので,Web拍手で身分を明かし,取材を申し出たところ,快く応じてくださり,今日こうしてやってきたわけである。
管理人は仕事で留守にする間も僕を快く部屋に残してくださった。実に大きな器の持ち主である。
部屋を見回してみると独身一人暮らしの部屋としては実によく片付いている。
アニメのポスターやフィギアや抱き枕といった,いかにもというものは見あたらない。この辺りが管理人の知性と教養を反映しているのではないだろうか。
よく見ると,ラノベの山やアニメのDVD,大量のギャルゲが棚を占領してあるのだが,よく整理されているので違和感は全く感じない。いかにも紳士が住んでいるという感じの部屋である。
ここまでの記事をまとめ,管理人の帰宅を待っている間,僕はアマガミというゲームを借りてプレイしてみることにした。
管理人はなぜか「伊藤誠」という名前でプレイをしていた。もちろん管理人の本名ではない。何か意味があるのだろうか。僕はデフォルトの橘さんでプレイを始めた。はるか先輩の膝裏にキスをして感動していたころに管理人は部屋に戻ってきた。時計を見るともうお昼である。
管理人を出迎え,落ち着いたところでどんなお仕事をされていたのか尋ねてみる。
「ミーティングだけ出て後は外のネカフェに行ってたよ。俺なら本気出せば2時間もあれば1日分の仕事を終えられるから」
管理人は外でもできる奴であった。
ネカフェでブログ巡りをして,巨大掲示板でいくつものスレに参加していたと。
「今日も愚かな愚民や情弱共の考えを色々と正してやったぜ。日本を正しい方向に導くのも選ばれしものとしての務めだしな」
さすがは管理人,スケールが実にでかい。まるでノブレス携帯を持っている救世主となる者の発言のようである。日本の未来は安泰です。マスコミ主導ではなくネットが世論を引っ張ってゆく転換点というものを見たような気がした。
お昼に管理人が買ってきてくれたタコスを食べながらブログを開いてみると,アクセスカウンターが跳ね上がっている。
さすが人気ブログだけある。コメント欄を見ると10件近くのコメントがすでに寄せられている。やはりあれだけの内容だけあって反響が大きい。
コメントを読んでゆくと,管理人の文体,言葉遣いに近いようなものがものが幾つか見受けられる。ネガティブなコメントの後にそのような管理人を擁護するコメントが付いているが,熱心なブログのファンになると文章まで真似て反論するようである。このあたりにも管理人のカリスマ性が表れている。
コメントに返信はしないのかと尋ねてみた。僕も訪問して何度もコメントを残していたが,レスがつくことはなかった。
「書きたいことはすでに記事に中で書いているからな。訪問者とは一定の距離を置いて接するのが俺の主義だし」
あえて孤独の縁に独り身を置く管理人。彼がネット界でローンウルフと呼ばれているのがわかるような気がした。
「むぅ,Junk Head か。こいつまだまだ新米のくせに最近調子のっているんだよな」
管理人が巡回先の一つのブログに目を留めた。
「わかったようなことを書いているが俺様から見ればまだまだだな」
管理人は匿名でメッセージを送ることができるWeb拍手でなにやら書き込んでいる。
「ふぅ~いろいろとダメだししてやったぜ。これで上には上がいることがわかるだろう」
獅子はウサギをしとめるのにも全力を尽くすというアレですね。まさに王者です。
「そろそろ仕事をしないとまずいな」
昼食後,アニメを見直しながらサイトを巡回していた管理人はそう言い,再び戦場へと旅立っていった。
僕も色々と一仕事した後で,アマガミの世界に戻ることにしよう。
はるか先輩とファミレスでかくれんぼをしていたら,管理人が帰ってきた。
まだ5時前である。もう仕事は終わったのか尋ねてみる。
「明日は関西に出張になったのでな。もう少ししたら出発するし。出張を理由に早く帰らせてもらったよ。これでブログも更新できるし」
僕も付いていって良いとのことだ。密着取材はまだまだ続く。
管理人はリーダーズを開き,配信されてくる記事を物凄い勢いでチェックしている。
どうやらニュース系の記事を書こうとしているようだ。管理人はアニメの感想だけでなくニュース系サイトとしても活動している。アニメやゲームに関する情報を集め,まとめているのだ。まさにマルチプレイヤーである。
毎日どのくらいの記事をチェックしているのか質問してみる。
「だいたい配信されてくるのが1,000前後かな。俺は超速読のスキルを持っているので,このくらいの量なら1時間もあれば全部読んで理解できるのだが」
そんな高度なスキルを持っているとは。1分当たり16から17の記事を読んでいる計算になるが,管理人ほどの人ならこのくらいのことは簡単にできるのだろう。
どのような基準で取り上げる記事を選んでいるのかを尋ねてみる。
「基本的には自分がとりあげていることに関して扱っている記事かな。面白いものでもうちのサイトとは関係ないものはカットしている。社会的,政治的なネタはうちでは取り上げないことにしているし。基本的には鮮度を大事にしているかな。他の大手ニュースサイトが取り上げるよりも先にうちで扱うのが俺のジャスティス」
大手ニュースサイトよりも質の高いものを提供しているとは。とてもアニメ感想の合間にやっているとは思えないクオリティーである。
ほかにもこだわっていることはないか聞いてみる。
「一般マスコミが取り上げそうなものはすべてカットかな。ゴシップ系のネタは人気あるんだが,あいつらとは同じ土俵には立ちたくないし」
ネットで発信していることの誇りが伝わってくる。マスゴミとは矜持がが違うということですね。
「あとはエロ関係も扱わないようにしている。エロを扱うとアクセス数が一気に伸びるんだが,うちは健全サイトなので」
紳士です。変態とイコールの紳士ではなく,ジェントルマンです。アクセス乞食に身を落とすことはしないのですね。
管理人はリーダーズから取り上げる記事を開いてゆき,オートアンカーという,リンク先へのアドレスを自動的に作ってくれるソフトを使って,リンク先を貼り付けていく。
そのリンクアドレスの下には短いコメントをつけてゆく。
コメントをつける点でこだわっていることはないのか質問してみた。
「以前は長めのコメントをつけていたけど,メインはリンク先の記事なので短めにするようにしているかな。記事に対して一言発言するのが目的なので,コメントはできるだけつけるようにしているし。中には記事をタイトルだけで選んで本当に読んでいるのかどうか怪しいようなニュースサイトもあるが,まぁ超速読のスキルは誰もが持っているわけではないし」
手を抜こうと思えばそうできるのに,あえてそうせず毎日大量の記事を読みコメントをつける管理人の姿勢に僕は感動を覚えた。管理人のコメントは素材に味付けをするスパイスのようなものと言えるのではないか。優れた読者であるゆえに,優れた発信者にもなれるわけですね。
「そろそろ出発しないと」
管理人はニュース系の記事をアップし,出張の準備を始めた。
新幹線で関西方面に向かう。
駅で買ったお弁当を食べながら,管理人と雑談する。
明日の出張は,管理人が行かなければならなかったのか尋ねてみる。ただでさえ多忙の身である。
「実を言うと今晩の新作深夜アニメが最速で見れるからなんだ。最速で更新するとアクセス数も違うし。木曜の夜なら出張に行けると上司に言ってあるのさ」
その行動力には驚かされた。深夜アニメを最速で見るために,関西にまで行くとは。
電車の中ではアニメやゲームのことなどを話し合った。
管理人の知識量は半端ないものであった。
雑談の中で,本当は小説を書きたいと語る管理人。ブログに忙しくて書く時間がないとも。
作家になって仕事を辞めて印税生活で毎日アニメ見てゲームしての日々を送るのが俺の夢なんだと。
管理人は新幹線の窓から遠くを見つめていた。大人になっても夢を持ち続ける少年のようなヒトミに僕は心は打たれた。
でもブログを続けていたらその夢に向かって進めないのではと僕は思ってしまった。
新幹線は目的地に到着し,駅からタクシーに乗りホテルへと向かう。
ホテルの部屋についてまずすることは持参したノートPCを立ち上げることだった。
時計を見るとまだ放送まで時間がある。それまでの間どうするのか尋ねてみる。
放送前からスレに張り付いて同士と雑談するとのことである。
それをしながら,ブログを巡回したり,TBの返信をしている。
どうやら外に飲みに行ったりする気はないみたいである。僕もそんな管理人に付き合うことにする。
管理人はTVをつけ,野球の延長などで開始が遅れないことを確認する。
野球やスポーツニュースを見ながら時々野球スレにも移動し,今日好投したというTDNを褒め称えていた。そんな外国人ピッチャーいたかな。な,なかじは打ったの…とか,わんわんおとか,アーッ!!とか僕にはよくわからない書き込みをしている。さすが野球アニメの感想を書いているだけある。
放送時間が近づいてくると,スレの進みが速くなる。
「アンチが沸いてきやがったぜ」
こういう奴らには全力で行くのが礼儀であると。管理人はAAを保存しているファイルを開き,それを次々とコピペして投入してゆく。
森へお帰り,ここはお前の住む世界じゃないと,優しく導く姿は青き衣をまとう者かのようである。
こうした地道な努力によってスレの平和が保たれているのであった。
「もうすぐ放送が始まるな」
「この最速で実況に参加できる優越感は他のものに代えがたいものがあるぜ」
管理人は実況のスレの方に移動する。
放送が始まると登場人物の服装や水着や浴衣に管理人は驚喜していた。
「まさかの3話構成か。これは3話セットで神回になること間違い無しだな」
「原作の熱心なファンである俺の予想の斜め上を行く構成をしてくるとはさすが京アニだぜ」
「リアルタイムで伝説に立ち会うことができるとはな」
「このループ展開で長門の心境をアピールして消失に繋げるわけだな」
管理人は感動に震えている。普段は寡黙だがアニメの神回によって饒舌になっている。こうした感受性の強さがあの素晴らしい文章に繋がっているのだろうか。
本スレには戻らず,ブログの管理画面を立ち上げる管理人。
放送後の祭りには参加しないのか尋ねてみる。超展開であるなら放送後のスレが盛り上がるはずである。
「人の感想や意見には左右されない記事を書くのが俺の主義だからな」
オンリーワンであり続けようとする,そして,人と同じものは書かないようにする管理人の姿勢に僕は心を打たれた。
とりあえずはテキストのみということで感想記事を更新する管理人。
画像は後日キャプチャーしてアップするとのことだ。アフターケアもしっかりしている。
この後はどうするのか尋ねてみる。もう遅い時間である。
「これからが自分の時間だからな。積んであるゲームも進めないと」
管理人がプレイし始めたのはあるギャルゲの体験版だった。DLしたけどプレイする時間がなかったと。
「ぽんこつさんキターーー!!」
どうやら管理人はこのキャラの声優さんが好きなようである。この声の人はさっきまで見ていたアニメにも登場していたような気がする。
ゲームをしながらも,プレイ日記をつける管理人。そのマメさには驚くばかりである。
「さすがにそろそろ寝ないと明日に影響するな」
管理人は寝る準備をする。
僕も自分の部屋に戻ることにする。
今日は管理人の一日に密着してきたが,多くのことを学ぶことができたような気がする。
これを記事にすれば反響がありそうだ。
しかし,と僕は思う。こういう毎日で管理人は幸せなのだろうかと。
趣味と仕事を両立させているその姿勢は見事だが,それによって失っているものも多くあるのではないだろうか。
管理人はゴーイングマイウェイの生き方をしている。一般人とは完全に線を引いた生活をしている。
管理人と接したのは今日一日だけだが,管理人のブログのファンとして,何年も前から毎日訪問している。
一方通行だということはわかっているが,決して他人とは思えない仲だと僕は思っている。
このままでいいのだろうか,何か僕にできることはないのだろうか。
何かを言うとしたら今しかない。僕は管理人の部屋に戻ろうとした。
しかし,もう遅い時間だ。明日はお互い仕事があるし。今からでは迷惑になるだろう。そう考え,ノックしようとしていた手を止め,自分の部屋に戻ることにした。
自分の部屋でPCを立ち上げ,メールをチェックする。
すると管理人からのメールが届いていた。送られたのは少し前である。今回の取材のために前から 管理人とはメールのやりとりをしている。
メールには「俺がJunk Headだ」とだけ書かれていた。
僕は混乱した。これはどういうことだろう。
Junk Head,Junk Head どこかで聞いたような気がする。頭がジャンクになっている人のことだろうか。黒い羽の人形によってジャンクにされてしまったのか。
…………思い出した。お昼に管理人が巡回していたブログの一つだった。
管理人は新米サイトだと言っていた,まだまだ坊やだからなと。そんなサイトが管理人だとはどういう意味だろうか。
僕にはさっぱりわからなかった。まあいい,明日の朝に管理人に尋ねてみればいい。恐らくメールの送り先を間違えたりでもしたのだろう。僕とJunk Headとは全く接点がないし。
僕は眠りにつくことにした。
翌朝,携帯のアラームで目を覚ます。
外を見ると朝日が昇ろうとしていた。
辺りを見回すと知らない場所だ。そうだ,取材に付き合って関西のホテルにいるんだった。しかしよく見ると,昨晩いたホテルの部屋ではない。そうだ,ここは管理人の家のリビングだ。寝ていたのもホテルのベッドではなくリビングのソファーで,自分は寝袋に包まれている。
なぜここにいるのだろう。なにかがおかしい。頭は混乱しているが,とりあえず落ち着かなくては。管理人は隣の部屋にいるのだろうか。ドアを開けるかどうか迷っていると,目覚まし用に録音されているメッセージが流れてきた。
「朝~朝だよ~朝ご飯食べて学校へ行くよ~」
なぜ僕はこのメッセージのことを覚えているのだろうか。
目覚ましを止め,起きようとする管理人の声が聞こえてくる。管理人は隣の部屋にいるようだ。
とあるブログ管理人の一日が始まろうとしていた。
ブログ管理人の朝は早い。
~冒頭に戻る。
うちのブログらしさをということで,開設1周年記念はテキストを書くことにしました。
もちろん内容はフィクションです。管理人はわたしのことではないので誤解なさらないように。書いていることはネタなので。
ほとんどリライトをいれていないので,誤字脱字,つじつまの合わない点もあると思いますがそれは大目に見ていただければ。
好評なら2周年記念にもテキストを書きたいと思います。
今度は目覚めたら女の子になっていて,ぬいぐるみから戦士に選ばれたというストーリーにしようかな。
それってなんていうけんぷファーと突っ込まれそうですが。
長文でしたがここまで読んでくださった方には感謝です。
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